1949-05-21 第5回国会 衆議院 本会議 第35号
一例を申し上げますと、内務省において鉄鋼類、非鉄金属類、皮革類及び繊維類の賣拂いにあたりまして、相手方は鉄鋼販賣株式会社、日本金属株式会社、皮革統制組合、日本織物統制株式会社等の資本家團体に拂い下げておりますが、その拂下げ價格の点を見ますに、たとえば電氣銅、上工形鋼――終戰時マル公一千八百円見当のところを、拂い下げましたときの價格は幾らであつたかと申しますと、すでにその時分にはマル公が騰貴いたしまして
一例を申し上げますと、内務省において鉄鋼類、非鉄金属類、皮革類及び繊維類の賣拂いにあたりまして、相手方は鉄鋼販賣株式会社、日本金属株式会社、皮革統制組合、日本織物統制株式会社等の資本家團体に拂い下げておりますが、その拂下げ價格の点を見ますに、たとえば電氣銅、上工形鋼――終戰時マル公一千八百円見当のところを、拂い下げましたときの價格は幾らであつたかと申しますと、すでにその時分にはマル公が騰貴いたしまして
これに対しまして資材関係の仕事といたしましては、先ず鉄鋼関係、これは終戰前に鉄鋼販賣株式会社という統制会社があつたのでございまするが、その資材の一部を産業復興公團が引受けまして、それを処置いたしておるのでございますが、これは扱い量は約三万七千トン、四万トン近くの数字でありまして、金額的には一億三千万円ばかりでございますが、このうち約二万トンをすでに処理いたしておるのでございます。
尚、先程政府委員から御説明がありましたが、鉄鋼類とか、繊維類、こういつたようなものは特別に扱われまして、鉄鋼類とか非鉄金属類或いは皮革類、繊維類は、鉄鋼販賣株式会社とか或いは日本金属、皮革統制組合というようなものに賣拂つておらるるのでありまするが、この賣拂いが、すべてこれ終戰当時のマル公によつて、特に非時常に安い價格で賣拂われたということになつておりまして、他の物とは非常に取扱いが違うのであります。