1968-10-17 第59回国会 衆議院 商工委員会 第3号
そういう形で、全般的に鉄鋼価格水準が、現在アメリカやヨーロッパで見られますように上昇してくるわけですが、そうなりますと、鉄鋼のユーザーの中で、たとえば鉄鋼値段が上がっても、その値段をさらに自分の製品に転嫁する、つまり、ある大きな産業の企業がありまして、鉄鋼業界から買う鋼材価格が高くなった、しかし、その分は、今度は自分が売る製品に転嫁できる力を持っている、そういう企業は、合併から受ける圧迫といいますか
そういう形で、全般的に鉄鋼価格水準が、現在アメリカやヨーロッパで見られますように上昇してくるわけですが、そうなりますと、鉄鋼のユーザーの中で、たとえば鉄鋼値段が上がっても、その値段をさらに自分の製品に転嫁する、つまり、ある大きな産業の企業がありまして、鉄鋼業界から買う鋼材価格が高くなった、しかし、その分は、今度は自分が売る製品に転嫁できる力を持っている、そういう企業は、合併から受ける圧迫といいますか
わずかに一割程度の公開販売制度に加入しておらない中小メーカーの製品が著しく高いのでありまして、それが鉄鋼値段を非常につり上げられておるような格好になっておりましたが、公開販売制度に加入しておる業者の品物は依然として動かなかったのであります。それでこれに対処いたしましてこの約三、四十社のいわゆる大メーカーに対して形鋼、線材、板等に関して増産の勧告をいたしました。たちまち値段が鎮静をいたしました。
われわれの場合におきましても、それじゃ鉄鋼の価格が高いからもう輸出ができないかというと、国際価格の鉄鋼値段は幾らだというようなことを検討してみますと、必ずしもそれが高いのではない、そういう場合もあるのです。非常に複雑で、これはもう商売のいろいろなかけ引き、あるいはまたいろいろな政策もありまして、私もはっきりそれは申し上げることができないのです。
これでイギリスあたりの造船吊鉄鋼値段に一万円の差があるということが大体埋合せできるということになりましたので、注文を引受けられるような現状にありまするが、これが別口外貨貸の制度がやめになることになつておるのでありますが、これがやめになつて全部元の通りになれば、僅か半年ぐらいしかやらないで、消えてなくなることは日本のプラント輸出の大宗を占めておる船の輸出に大きな影響を及ぼす問題であるというので、それがやめになるのが
これは単なる鉄鋼値段の引下げじやないということを申上げております。そんなことをお話してみたり、或いは先ほど申上げましたように西ドイツが到底我が国では立ち打ちできないところの有効適切なる輸出振興対策をやつておりますので、そのうちの二、三でも実現して頂きたい。二%でも三%でもコストを下げるようにして頂きたい。こう申上げておるのであります。大体そんなのが現状であります。
そういう意味において鉄鋼値段に吸收する範囲において、もし内地の鉄鉱石の値段を上げたならば、なおよけいに増産ができるのではあるまいか、こういう問題について今検討いたしております。かりにこれを何パーセントか値段を上げるということになつて、それがために内地の鉄鉱石がよけい出る。こういうことになつたならば、これも一つの方法であろうと考えているのであります。