1987-06-16 第108回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号
ということは、鉄鋼四万人減らすだとか高炉の火が消えると言うけれども、じゃ鉄鋼そのものはどういうことをやっているか。国内ではそうやってつぶしていわゆる問題の産業の空洞化ですよ。どんどん海外に、新日鉄にしたって資産を入れて開発しているでしょう。
ということは、鉄鋼四万人減らすだとか高炉の火が消えると言うけれども、じゃ鉄鋼そのものはどういうことをやっているか。国内ではそうやってつぶしていわゆる問題の産業の空洞化ですよ。どんどん海外に、新日鉄にしたって資産を入れて開発しているでしょう。
あるいは鉄鋼の助剤であるフェロアロイにしても、電力多消費ですから、大変な高いものにつくから輸入物でいまどんどんやられておるということになると、鉄鋼は強い、こう言っておっても、助剤がやられると、鉄鋼そのものが揺らいでくるということになる危険性があります。あるいは紙パルプというのは、国際的な問題もありますけれども、国内的な問題でしょう。
そこで、鉄鋼そのものについては、まずその時点においては非常に稼働率が一般に低かった。高炉メーカーも、これは七〇%前後、せいぜい七〇%程度であって相当な設備余力があって、そうしてほんとうの意味の不況からは脱却しておらない。その後の鉄鋼会社の営業の伸び率は非常に高いのです。
○加藤(六)委員 私は、大型船の海難事故の問題は、時間ももうだいぶきましたので、この程度でやめさせていただこうと思うのですが、実は、いわゆる材料であるところの鉄鋼そのもの、また、それを溶接する技術、方法、そして、造船所とオーナーと海事協会との関係、オーナーと荷主との関係、こういった問題から入っていって、抜本的にいろいろなものを出していかなくちゃならぬのじゃないか、こう思っておったわけなんでございますが
それから国際的な輸出産業としても鉄鋼そのものが日本の最大の輸出の品目となっておりますし、それから鉄鋼を素材とする機械工業等が非常に大きな日本の輸出のウェートを占めつつある今日、やはり自由競争によって国内市場を中心としまして鉄鋼産業がますます国際競争にうちかつような力を整えていくことが日本経済を発展さすゆえんじゃなかろうか、こういうふうに思うわけでございます。
それから輸出入銀行につきましては、鉄鋼そのものに対して輸出入銀行から融資をいたしておるという例は原則としてないと存じます。
そのために鉄鋼そのものの輸出が盛んにできるのでございますが、これはまた原材料として使う機械とかその他が安く生産ができる、こういう一面もあることです。そういう場合に、先ほども言われましたような不況カルテルの問題、不況カルテルで原材料の価格維持、こういうことだけでなくして、価格の引き上げが行なわれるようになると、それを今度は原材料とする関連輸出産業、これが非常に困るような場合があるわけなんです。
しかし鉄鋼そのものとして輸出炭はされない。これが船舶になりあるいは車両になりその他の二次製品として出ていくということを、これは御指摘ができるように思います。問題は、設備投資の場合でございますが、設備投資が非常にふえるという場合に、一体現在の操業度というものがどうなっておるか。その操業度によりまして新しい設備の増加というものの情勢が出てくる。こういうのが各産業別で均衡がとれることが必要だろう。
○堀委員 私は、たまたま鉄鋼を例にとりましただけで、鉄鋼そのものについてどうということではございませんが、大体日本の設備投資の最近の現状は、ちょっと資料が古いのですが、大体蓄積、資金が四三%から四五%程度で、ほとんどが借り入れでまかなわれておるというのが最近の姿だと思います。戦前の日本の産業資金の状態を見ると、株式に六八%くらい依存をしていて、金融機関からは三〇%くらいしか借りていない。
さらにまた鉄鋼等におきましては、鉄鉱石は輸入しておりますけれども、鉄鋼そのものは、これまた日本の国が世界有数の輸出国であることも間違いないわけです。こういう点を考えてみると、道路に対する必要なものはすべてととのっておると思うわけです。
これ以上大きな値上げをするということにつきましては、できるだけ行政指導をいたしまして押えていきたい、こう存じておりますが、消費の面から申しますと、昨年鉄鋼の値段が安くなったために、鉄鋼そのものの輸出も予想外に増加いたしました。
従って鉄鋼そのもので輸出しますと、国内の機械その他の産業に供給する鉄鋼に不足を来たす、その方の価格の高騰を来たすということが起って参りますので、これもまた非常に困る、この際機械その他の工業も大いに発達させ、海外の市場も確保しなければならぬので、そこで鉄産業そのものを助長しようとすれば、むろん輸出はとめてはならないが、同時に国内のその他の鉄を使うところの工業の問題を考えると、無制限に鉄を輸出するわけにはいかない
○南委員 結論においては、私は政府当局と同じような考えを持つておりますが、最近のこの輸出状況から考えてみまして、大体鉄鋼そのもの、鋼材そのものが輸出されて、それを原料とする機械メーカーなり、あるいは造船メーカがむしろ工場を遊ばしておるというような状況をしばしば聞きますと、鉄鋼材そのものの将来を考えまして、まことに憂慮すべき状況ではないかと思うのであります。
あるいは鉄鋼そのものにはありませんでも、機械等の二次製品の方に吸収力があるという場合には、これらもある程度輸入の價格と考え合せまして、補給金の減額に努めるということはしたいと思つております。また魚價についてただいますぐ上げるということは考えておりません。
こういうような状況でないかと考えられておりますが、鉄鋼そのものの生産がそういうように当初よりか減つているという状況に鑑みまして、農機具というものは、それじやその通りに減るかというわけには参らないと、どうしても最低需要量だけは確保すべきだと思います。