1974-04-25 第72回国会 参議院 農林水産委員会 第18号
実際に、鉄道防雪林という例があるわけでございますけれども、雪のために——雪のためと申しましても特に雪を交えた風のために運転が非常に危険であるとかいうふうなこと、そういったことを防ぐのがこの防雪林の目的だと思います。でございますが、防風とか飛砂防止とか、あるいはまた防霧、そういったものは大体兼種のために、特に防雪保安林というものを国では指定しなかったのでございます。
実際に、鉄道防雪林という例があるわけでございますけれども、雪のために——雪のためと申しましても特に雪を交えた風のために運転が非常に危険であるとかいうふうなこと、そういったことを防ぐのがこの防雪林の目的だと思います。でございますが、防風とか飛砂防止とか、あるいはまた防霧、そういったものは大体兼種のために、特に防雪保安林というものを国では指定しなかったのでございます。
鉄道防雪林が膨大な地域にわたってある。自動車の練習場まである。さっき言ったように、もうすでに改良が終わった地区がたくさんある。こういうところはどうしてくれる。そうしたならば、その分をみな農民が背負わなければならない。どこで背負ってくれるかということになる。それからダムを勝手に四・三メートル上げたけれども、農民は承知していません。勝手に上げておいて、あとで了解して下さい。
その他に大学演習林あるいは道有林、鉄道防雪林、民有林等を合計いたしますると、十五号台風によりまして北海道全道における森林被害は、風倒木として五千八百五十余万石という膨大な被害があった次第でございます。
御承知の通り北海道は国有林が半分以上でございまして、従いまして被害もほとんど国有林に集中しておると申し上げ得るのでございますが、これを所有別に申しますと、国有林におきまして四千九百三十六万石程度、大学演習林におきまして百二十一万石、鉄道防雪林約十六万石、道有林におきまして三百八万六千石、それから民有林が百四十二万三千石程度というのが、ただいままで報告の参つております概査でございます。