1986-03-12 第104回国会 参議院 予算委員会 第8号
○柄谷道一君 もう一点、運輸大臣に伺っておきますが、世界に誇る我が国の鉄道車両技術、これは鉄道技術研究所、さらには設計事務所、各社協同といういわゆる技術集団によって分担設計されてやってきたという経過がございます。民営化、分割された場合、各社ごとにこの設計を行おうとすれば、そのスタッフもおりませんし、大体一車両開発のためには十万時間、約五億円の開発費用を要する。
○柄谷道一君 もう一点、運輸大臣に伺っておきますが、世界に誇る我が国の鉄道車両技術、これは鉄道技術研究所、さらには設計事務所、各社協同といういわゆる技術集団によって分担設計されてやってきたという経過がございます。民営化、分割された場合、各社ごとにこの設計を行おうとすれば、そのスタッフもおりませんし、大体一車両開発のためには十万時間、約五億円の開発費用を要する。
鉄道車両で東南アジア、あるいは中近東方面へ調査団を派遣をするとか、あるいは中近東から造船使節団を呼ぶとかいうようないろいろなことをやりまして、ことにわが国の鉄道車両技術の優秀性をそういった輸出国の代表者に見ていただいてよく認識をしていただくというようなことに対します助成をここで考えておるのでございます。
その次に、海外鉄道技術者招聘費補助でございまして、これはわが国の鉄道車両技術の優秀性を認識きせまするために、主要輸出国の鉄道車両関係の技術者をわが国に招聘いたしまして、わが国鉄道車両工業の現状並びに国鉄、私鉄の運転、検査、修繕状況を視察せしめますために、これに要します経費の約半分を補助いたしたい、かように考えておる次第でございます。