1961-03-15 第38回国会 衆議院 運輸委員会 第11号
また旅客、貨物を通じましても、全国画一運賃をとっておるのでありまして、まずAという客からは原価以上の運賃をとり、Bという客からは原価を割った運賃しかとらない、そして全体として収支が合えばよい、そうすることが鉄道経営自体にも、国民経済上からも合理的であるという制度でございます。
また旅客、貨物を通じましても、全国画一運賃をとっておるのでありまして、まずAという客からは原価以上の運賃をとり、Bという客からは原価を割った運賃しかとらない、そして全体として収支が合えばよい、そうすることが鉄道経営自体にも、国民経済上からも合理的であるという制度でございます。
而も経費の方をうんと節約しなければ、その辻褄は合わないというところから、経済九原則実行のための経済政策的乃至社会政策的の負担というものが、旅客の画と、利用者のうちの旅客だけ、それから鉄道経営自体即ち鉄道の從業員か多分にこれを負担するという立場になるのでありますが、そういう利用者とそれから利用者に対しては、旅客の運賃値上げ、それから経営者は從業員に対しましては、経営の合理化という名前の下に、強力な節約
なものなりと信じて提案をいたしたのでございましたが、國会において、國会に與えられました当然の権限において修正されますことでございますから、その点は從うより外ないと存じておりますが、從いまして、この独立採算制に響きます影響は、やはり赤字の増大ということによりまして、若干独立採算制堅持の線から遠ざかることになるのでございますが、將來の影響といたしまして、將來日本の生産経濟面が安定をいたしますことになり、又鉄道経営自体
例えば鉄道の会計の問題でありますが、これらの問題にしても鉄道経営自体の徹底的な合理化が果して行われたのかどうか、その上で徹底的な合理化を行なつた上で、正しい輸送原價というものが導き出されて、それによつて今度の値上げの率が決められたかどうか。