2007-04-24 第166回国会 参議院 国土交通委員会 第12号
どこが違うかといいますと、例えば柱とかはりの鉄筋量が十分にございまして大きく変形することが可能な措置を講じた建築物でございますと、限界耐力計算でやりますと、変形能力が多いことを精緻に計算するということになりますので、安全率が非常に言わば高く評価できると、こういうふうになります。
どこが違うかといいますと、例えば柱とかはりの鉄筋量が十分にございまして大きく変形することが可能な措置を講じた建築物でございますと、限界耐力計算でやりますと、変形能力が多いことを精緻に計算するということになりますので、安全率が非常に言わば高く評価できると、こういうふうになります。
例えば、平米当たりの鉄筋量がどのくらいとか、地盤の地質調査図がどういうふうになっていて、それに対して基礎がどうなっているとか、そういうような基本的な構造を重要事項説明の中に入れていくとかなり分かりやすいと思います。とんでもなく違っているものについては分かると思います。 以上でございます。
四ケ所氏が「鉄筋量切り詰め明言」をされた、サンホテル奈良で、ということが報道に供されました。 傍線部、該当部分でありますが、 サンホテル奈良の着工から四カ月ほど前の〇四年十二月中旬、建設計画を検討する打ち合わせが木村建設の子会社「平成設計」で行われた。平成設計社長や四ケ所氏、オーナー側関係者らが出席。関係者によると四ケ所氏はこう言った。
限界耐力計算を行った場合に、保有水平耐力計算を行った場合と比べて、まず第一に、柱とかはりの鉄筋量が十分あって、大きく変形することが可能な措置を講じた建築物につきましては、変形能力が大きいことを精緻に計算して、地震時の安全性を高く評価することができます。
建築確認申請のための構造計算書の数字あるいは審査用の略図からは見抜けなかったとしても、多くの建築士を抱える建設会社の中にあっては、実施設計図面の段階ではおかしいと気づいたり、あるいは、施工現場においては、職人や監督者が鉄筋量の不足等についていわば直観的に気づき得るものではないかと思うわけでありますけれども、これが何ゆえに指摘をされずに施工されるに至ってしまったのかということについてどうお考えかをお尋
施工途中での工事状況等を検査して、建築確認図書との照合を厳格に行い、鉄筋量の配筋不足などの不審な事項を見つけた場合に構造計算書の点検を義務づけるなど、検査を厳正に行わせるため検査基準に法令上における明確な位置づけを与えるとする点です。 建築分科会からの中間報告に対しまして、提出されております政府の案では、第一番目の点としては、建築物の設計段階での審査の厳格化が挙げられております。
もちろんやってはならないことを行ってしまったが、この姉歯元建築士の行ったことについて言えば、コストダウンの要求やさまざまな要求の中で、鉄筋量を減らす、あるいは設計断面を減らしてコンクリートボリュームを落とすというような要求をなされてくる。
そして、国土交通委員会での証人喚問では、総研が平成設計に対して具体的に鉄筋量やくい本数を指示したメモを示し、総研内河所長に対して「指示じゃないですか。」と迫りました。総研内河所長は、自分は知らない、はっきりとわからないと答弁をされました。 確かに、指示性を明らかにするのは困難かもしれません。
それよりも、同等の力を持った専門家が、例えば大きな机に図面を広げて建築全体の構成をじっくり頭に入れ、その後にポイントになる部分について、例えば壁厚とか柱の太さ、鉄筋量をチェックする、不審な部分があれば設計者と議論するという、いわゆる仲間、ピアによるチェック、ピアチェックの方がはるかに第三者審査の機能を果たすと言われております。この場合、同じコンピューター計算を二度繰り返すわけではありません。
その結果、では、どうなるかというと、しかし、その結果として、今お話あったように認めましたけれども、要するに鉄筋量なんかを大幅に減らせるし、そのことは可能だということは事実なんですよね。そうやっているんです。したがって、そういう問題点もある。だから、利点もあるけれどもそういう問題点もある方法についてなぜ認めたのか、その問題点をクリアしてからでも遅くなかったと私は思っているんです。
設計者が条件をかなり自由に決められるため、例えば十階から二十階建てのマンションなどでは鉄筋量を大幅に減らせる、使われ方次第ではコストダウンの都合のいい道具になる、こういう指摘があるけれども、これは事実でしょうか、山本局長。
一方で、例えば今回のような極端に鉄筋量の少ない配筋図を見たときに、これがおかしいということは必ずわかると聞きます。不審に思ったときは再計算をするとか、あるいは構造設計者にフィードバックをして疑問を呈することもできるはずであります。厳格かつ効率的に検査を行うべく、具体的なチェックポイントに基づく検査マニュアルを構築することが望まれると思いますが、いかがでありましょうか。
そこで、この場合の問題も、鉄筋量を減らさないと、業者はもうけなきゃならぬ、こっちは安く出すように、どこかで何かやろうとすると見えないところの鉄筋減らせとか、あれやれとか、こういう過当競争の弊害があったんでないかなと、これは想像ですけどね。 建物の構造計算は、一級建築士であっても専門に構造計算・設計に携わってなければ、これは難しいんですよ。
その際に、姉歯物件が鉄筋量が少ないことはわかりましたけれども、その墨塗りをされた、他のいわば非姉歯物件といいましょうか、こちらの方も鉄筋量の方は少なかったということで、大臣の方も、これは早急に最優先で調査すべしというふうに言われたと聞いております。
そして、姉歯建築士は、鉄筋量をもっと減らせ、坪単価を安くしろ、コストを下げろと圧力をかけられたと証言しているじゃありませんか。 だが、問題はこの人たちだけなのかと思うんです。雑誌を持ってきました。日経アーキテクチュアという本です。これは建築士を対象にしたアンケートを行っていまして、五百六十七人が回答しています。これを見て、私、驚きました。
今回の偽装事件で総研や木村建設などが鉄筋量を減らせというふうにして推し進めていたこととぴったり符合するじゃありませんか。 二つ目の問題に行きましょう。安全をチェックすべき建築検査機関を民間に丸投げした問題についてです。 今回の事件ではっきりしたのが、建築確認検査が、早く、甘いという点なんです。姉歯建築士の偽装は、民間検査機関ができた九九年以降に本格化しています。自治体の見逃しもあります。
ですから、上の鉄筋量を半分にしたからってそんなものは全体の工事費から見たらもう微々たるものなんで、あれが経済設計だとは我々の認識はちょっと言えないんですけどね。 一応そういうことで。
その際に、例えば施工現場の方から、この鉄筋量が少ないんではないかというような疑念なり心配、あるいはそうした声がその会議において上がったことはあるのかどうか。もしあったとしても、いや、それはもう強度は出ていると、しっかりもう強度は出ていると。すなわち、建築確認も取っているんだから心配しなくていいんだというような、そんなやり取りもあったのかどうか。
○山口参考人 多分、鉄筋量の件なんですが、それには、篠塚さんが出していた対比表ですね、それをベースにしてやられていたと思います。
四ケ所さんがいろいろと鉄筋量の指示をしたと、こういうように言われているわけですね。で、四ケ所さん、ホームページ等々でいろいろな弁明もされている。 実際問題、平成設計側として、具体的にそういう鉄筋量の指示または構造的な問題での指示、こういうのをなされたかどうか、そういうのを聞いた覚えがあるかどうか、それを聞きたいと思います。
○高木(陽)委員 では、そのグランドステージ池上の物件のときに初めて、木村支店長から具体的にその鉄筋量の話というのが出たんでしょうか。
この点、ヒューザー、小嶋社長または担当者等々から、このコスト削減の部分で具体的な話、例えば鉄筋量を減らせ、もう少し、具体的なその鉄筋量の話は出ないけれども、コストダウン、ここをやってくれ、またはこの金額でおさめてくれ、そういった指示はありましたでしょうか。
○笠井委員 あなた方が資料を示して、姉歯とほかの事務所、積算対比表ということで、鉄筋量が変わらないということを出されて、言いたいんでしょうけれども、私、この資料をすぐ専門家にも見てもらいました。そうしましたら、これ、地盤のかたさとか、それから基礎や建物の形状によって鉄筋量というのは異なる、だからこんなものを出されたって何の証明にもならないということであります。
そして、内河さんの発言は、これまでたくさんの仕事を手がけましたが、それぞれセメントの量、鉄筋の量、鉄骨の量など平米当たりでどのような構造がなぜ安く上がるのかということを計算し、今でも場合によっては、私が、この建物は延べ床面積平米当たり鉄筋量幾ら、型枠量幾ら、コンクリートが幾らというところまで計算し、設計の指示をします、このようにおっしゃっているんですね。
ただ、この中に決められただけの鉄筋量がないのか、強度が一に対して〇・二六とか、どうにもならない、建っているだけがやっと。こんな建物だとは、だれもが想像でき得ませんよ。そして、このホテルなどはかわいそうに営業をやめた。こうした状況がリストに書き切れないほどある、全国。これはすべて皆さんのかかわりなんですよ。
我々コンクリートを通常の構造物に使っている人間からいたしますと、無筋コンクリートとして位置づけているのは重力式ダムのようなものだけでございまして、それ以外のものはすべて最小鉄筋量というものを入れることになっております。
コンクリートの専門家としての魚本先生は、先ほど、やはりコンクリート構造物としては最小鉄筋量があるのが普通だ、こういうお話でございました。
○藤川政府委員 阪神高速道路の橋脚の耐震性向上対策ということで、昭和五十五年に新しい耐震性向上のための対策ということで、それまで、段落としと言っているのですが、橋脚の途中から鉄筋量を減らすような、そういう設計になっていたところでございますけれども、その辺の段落としをやめようということにしたのが昭和五十五年の新しい耐震設計基準でございまして、そういう考え方に基づきまして、昭和六十一年、平成三年と阪神高速道路
それからもう一つは、福井大震災以前に建てられた構造物は、鉄筋の横のフープ筋といいますか、補強するフープ筋だとか中の鉄筋量の数だとか太さだとか、そういう応力的なものが非常に弱くできておりまして、福井大震災以後建築基準法がこれらの構造的なものを全部見直しして、それにこたえられるような形のものに、柱を鉄骨鉄筋にするとか、さらに鉄筋量をふやすとか、フープの横の鉄筋のピッチを縮めて構造的に地震に対応ができるようにするとか
そういうことで、鉄筋量が少ないというふうにおっしゃっておりますが、それは、この工法はのり面をコンクリートのブロックで張る工法でございまして、その部分には鉄筋は普通は使用いたしません。