1957-03-30 第26回国会 参議院 本会議 第21号
汚職汚職の連続であり、本国会においても問題になっている高架下又貸し事件を初め、鉄友会問題その他多数の外郭団体の不当利得、固定資産売却等にからむ不正事件等々、幾多の醜事実は、あげて国民の国鉄に対する怒りとなり、国鉄の信用は、もはや地を払っていると申すも過言ではないのであります。
汚職汚職の連続であり、本国会においても問題になっている高架下又貸し事件を初め、鉄友会問題その他多数の外郭団体の不当利得、固定資産売却等にからむ不正事件等々、幾多の醜事実は、あげて国民の国鉄に対する怒りとなり、国鉄の信用は、もはや地を払っていると申すも過言ではないのであります。
この間衆議院の決算委員会で問題になりました新橋のガード下の京浜デパートでありますか、あそこは国鉄の関係者の方々で組織しております鉄友会というのが安く借りて、そうしてそれを京浜デパートにまた貸ししておいでになっている。新聞によりますと、月ですか一年ですかわかりませんが、京浜デパートから百八十万円取って、そうして国鉄の方へは四十五万円入れる。
外郭団体の人たちといえども、年をとってやはり生活の安穏を望むときに、何らかの形で収入の安定を得る手段を見つけるのは人情ですから、一概にそれをとやかく言いたくないのですけれども、そういう問題にしても、やはり鉄友会に現われたごとく、そういうときはほんとうに一刀両断やらなければいかぬのです。やはりここに現われた意見というものは国民は世論としております。
実例を申し上げますと、先般の鉄友会、あれは何と申しますか、一応私どもが見知った仲でして、話せばわかる間柄ではございますが、しかしそれにしましても鉄友会は一つの生きた会社でございまして、これを排除するということにつきましては、いろいろな会社の存立の問題その他でむずかしかったのでございまして、これは御指摘を受けましたから、私が直接当りまして、大体三、四ヵ月もかかりました。
しかも、高架下また貸し事件を初め、鉄友会の問題、これは労働組合の問題ではありませんことは、決算委員会において明らかになっておるところであります。(拍手)このような、多数の外郭団体の不当利得、固定資産売却等にからむ不正事件等々、幾多の醜事実は、あげて、国民の国鉄に対する怒りとなって、国鉄の信用はもはや地を払っていると申すも過言ではありません。
たとえば一つこういうことを石井さんにお話しておくのですが、決算委員会でも問題になったのですけれども、鉄友会が新橋のあすこを五十万円で借りていた。ところが今度失敗したから京浜デパートに貸したときには、家賃は二百五十万円、権利金は三千万円取ったとか四千万円取った、こういうような話であります。
また鉄友会の例がございましたが、鉄友会につきましては、私ども承知いたしております限りでは、百八十万円の家賃でございますが、これを今度国鉄が直接契約する場合に百万円というようなお話がございます。直接契約は四月からということで、まだその点ははっきりきまってはおらないのでございます。
いや、鉄友会と切りかえのときです。鉄友会が直営しましたね。あのときまでです。
○吉田(賢)委員 そうしますと、あなたの方は、東京デパートの立場からすれば、鉄友会に四千万円返してもらわなければならぬ権利がある。もう一つは、あなたの方は、何ぼかあった財産を鉄友会に譲り渡したが、財産が百万円か一億か知りませんが、これも東京デパートの立場からすれば、鉄友会に対して債権ですね。
問題は、新橋駅の高架下の鉄友会使用の土地、従って鉄友会と東京デパート、鉄友会と京浜百貨店との関係をめぐりましてあなたに伺うのであります。 国鉄提出の資料によりますと、昭和三十年十一月二日付で、あなたは東鉄管理局長として、鉄友会の代表相良取締役、それから京浜百貨店の代表取締役保前精一両君に対しまして、構内営業の使用承認書というものを発行しておられるのであります。
保管協会であるとか、やれ共栄商事であるとか、輸入食糧協会とか、そういうあなたのおかかえの、今鉄道の方でいう鉄友会のようなものがあるから、それにあなたの意思が入らないようにする。この段階まで来れば、それをやらなければならないと思うのです。あなたにそういうことを言ってもどうかと思いますけれども……。
そこで委員長にお計らい願いたいと思いますが、この京浜デパート、東京デパート、それから鉄友会の問題にもかんがみまして、やはり外郭団体の立場の重要性を強調することは、当委員会の審議の上におきまして一そう必要であると思います。
○坂本委員 これは要望になるかわからぬですが、全国的に高架下の使用の問題がありまして、われわれはテストケースとして鉄友会の問題をここで調査しているのですが、大体それに似たり寄ったりのものが全国的にあると思うのです。ですから調査されるに当っては、そういう一つの観点をもって十分な調査をすると同時に、その調査によって確たる方針をきわめて国鉄自身がやるべきものだと思う。
○吉田(賢)委員 あなたが鉄友会の社長に三月でなったということでは、なおさらこれは一心同体なんです。もしこれが不当な行為であるとすれば、あなたも鉄友会の前の代表者、次の代表者あるいは最終の代表者と同じことなんです。鉄友会のやり方というものは万民の指弾すべき性格のことでありますよ。
○保前参考人 鉄友会の社長になりましたが、鉄友会は残務だけをやるので、あすこの施設を買い取る方法として株を買いましたので、先ほど申しましたように、京浜百貨店に鉄友会は吸収合併するか、解散するか、そんなふうに考えておりますし、道路の問題につきましては、やはり国鉄の指図に従うよりほかにないと思います。
あなたは転貸でないというのだが、使用者は依然として鉄友会であることは、これはお認めになる。よろしゅうございますね。鉄友会ですね。使用権者、使用名義人は鉄友会です。そして営業の実際は東京デパートであり、ついでは京浜デパートになった。そして東京デパートからは家賃を鉄友会が受け取り、続いてまた京浜デパートから家賃を鉄友会が受け取った。
この君は鉄友会の初代からの法律上の監査役でありまして、最近、委員会の関係か、これを辞任して、これは明らかにしておきますが、衆議院のあなたの方の国会議員と入れかわっておる。ただし、その衆議院の君は株主ではないのであります。(「はっきりせよ」「明らかにしたらいい」と呼ぶ者あり)速記録を見せてやる、速記録があるから。
あなたはそういうこまかいことは知らないかしりませんけれども、今の新橋の百貨店でも、毎月百三十万円も鉄友会がふところに入れておったのです、中間搾取、中間利益を一つの小さな場所で。そのくらい利用価値があるのです。でありまするから私は言うのです。上野・新橋間を調査した先般の国鉄の調査結果を見ましても、ほんとうにりつ然とするのであります。ようもこんなにひどい状態がほったらかしてあった。
ただいまの理事会におきまして御協議願ったのでありますが、政府関係機関の収支(日本国有鉄道の経理)に関する件につきまして、現在委員会において問題となっておりまする鉄友会と国鉄との関係等調査のため、参考人として来たる三月五日に、元株式会社鉄友会取締役社長益子梓君、株式会社鉄友会代表取締役大石与市郎君、同じく相良千明君、以上三名の諸君の出頭を求めたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
○十河説明員 鉄友会自体は誤ったとか誤らないとかいうことは私は言えません。しかし鉄友会が国鉄から借り受けたものを契約に違反して又貸しをしたということは、誤った事実であるということは申し上げられると思います。
○淡谷委員 総裁は、この京浜百貨店が鉄友会に未収入金として七百五十七万円あり、また鉄友会が京浜からの預かり金として四千五百五十万円あることをおわかりでございますか。
○小倉説明員 ただいまの鉄友会につきましては、昨年の九、十月ころから鋭意折衝させまして——させましてと申しますのは、国鉄としてはまた貸しはいかぬ、鉄友会は排除するという申し渡しをいたしまして、現実に京浜と鉄友会の問題をいかにするかということは、一応当事者にまかせまして、私どもの方では鉄友会を排除するという強い決心のもとに進んで参りまして、結論を申し上げますと、今月に両者の調印ができまして、鉄友会は排除
○吉田(賢)委員 ちょっとはっきりしないのですが、そうしますと鉄友会の百円払い込みの株式を一株四百五十円に見積って、そして株式の総額、つまり一千二百万円ですか、四倍半の代金を鉄友会に支払うのですか。それともそうではなしに、合併その他の方法で京浜百貨店の株式を鉄友会の株主に賦与するというのか、代金は支払うのですか。
私どもの方では、これは公益的な財産だと考えておりまするが、貸借の問題になりますと一般私法の関係にもなるという説もありまして、それで借地借家法の適用があるとかないとか、これはまだ定説がございませんようで、もし借地借家法の適用がございますと、これは排除を命じましても、訴訟の上で勝つか負けるかわからないような問題でございますが、それは理屈でございまして、実際上は説得いたして、この中間的な存在でありました鉄友会
鉄友会とかいう団体ですが、一年間に八千万くらいの純利益を上げているという話である。こういうものはやりにくい、ボスが介在してピストルが飛んだり、あいくちが光ったりする場合もありましょうが、やはり十河さんが総裁になった以上は、手をつけなければならぬ問題だ。国電の下なんかでも、高級な局長級の国鉄に勤められた人がおやりになって、東京では二十何人かが権利を持たれている。
今お話の鉄友会といったような名称の団体が新橋の下に事実上デパートを経営しておる。ところがお客さんは、あそこはデパートの通る道のように考えて、表から裏に抜けておるが実際はあそこに通路を設けて交通の便益をはかるというような名目で、デパートを作り、いわゆる国鉄の敷地を利用してああいったような営業をしておることは、助成金、補助金は出さなくても、やはり一個の利権を与えたことには間違いないのです。
、鉄道の営業活動に必要なものといたしまして鉄道貨物協会、それから観光事業上特に必要だと考えられます国際観光協会並びに日本観光連盟、それからさらに鉄道の技術並びに事務的な経営研究上必要なものと考えまして鉄道技術協会と運輸調査局、これらの大体六つくらいのものを残しまして、そのほかに助成的な意味で出ているものはやめたい、こういうふうに考えているのでございまして、ただいま御例示がございました中に、たとえば鉄友会
○天野委員 この鉄友会に対する使用承認は二十六年の四月であります。使用料を現実に徴収したのは二十八年の一月十二日でありまして、使用承認後一年九箇月もほつてある。使用料を一年も二年もあとからとるというのは、鉄道会館のときも国会で問題になつて、あわてて使用料金をきめて徴収するというような間の抜けたやり方をやつている。
それは株式会社鉄友会、これについてお伺いします。これは御承知のように昭和二十五年十一月、資本金一千万円をもつて設立された会社でありますが、もちろん幹部は国鉄出身者であります。そしてこの会社は子会社に東京デパートというものを持つておる。