1980-11-19 第93回国会 衆議院 建設委員会 第7号
その結果、やはり恒久処理施設、新しいタイプの鉄バクテリアでございますか、ちょっとむずかしい学問的なあれは詳しくは存じませんが、それを利用した恒久処理施設、これをつくることが一番よろしい。そのほか何件かの恒久対策、これが指摘されたわけでございます。
その結果、やはり恒久処理施設、新しいタイプの鉄バクテリアでございますか、ちょっとむずかしい学問的なあれは詳しくは存じませんが、それを利用した恒久処理施設、これをつくることが一番よろしい。そのほか何件かの恒久対策、これが指摘されたわけでございます。
この原因は、早瀬野ダム築堤材料の岩石等に含まれている黄鉄鉱を中心にいたしました硫化鉱物の酸化による水素イオン濃度の低下と、硫化鉱物、マンガン等の河川水への溶解浸出であるのでありますけれども、それがそれぞれ相乗的に関連し合いまして、さらに鉄バクテリアがこれに働きまして予想外の水質悪化を来したというふうに考えられております。
その酸化をバクテリアで行おうというのが御指摘の鉄バクテリア方式ということでございまして、現在同和鉱業の棚原という鉱山におきまして実用化されておりますが、こういう実用化された内容を踏まえまして、前処理の一方法ということで進めたい、このように考えておるわけでございます。
それを見ますと、いわゆる中和処理の問題について触れられているわけですが、「昭和四十八年、四十九年度に実施された鉄バクテリア利用による中和処理方式に関する調査研究の成果から、これの実用性に確信が得られた。」こう述べられております。渋民の北上をあのように真っ黄色にしている原因が現在の炭カル投入による中和方式であるということは、決算委員会も調査に参りましてよくわかりました。
○蓼沼説明員 この鉄バクテリア方式につきましては、内容につきましてはいろいろ検討は現に行われているわけでございますけれども、その実施時期あるいは具体的な最終的の詰めた内容につきましては、ただいま検討中でございます。
その結果わかりましたのは、これはシデロカプサという鉄バクテリアでございまして、たとえば鉄管の中とかボイラーの中とか、鉄分によくつくバクテリアで、全然無害なものでございます。ただ量が比較的多かったことは事実でございますので、その事情が判明すると同時にスクリーンを設けさせまして、そのシデロカプサはそれ以後完全に全部排水溝の中からは抽出しております。
鉄バクテリアが鉄を蓄積して行くというようなこともありまするから、石炭酸やシアンに適する微生物が繁殖してそれを分解することがおわかりでしよう。併しそれは限度がありまして、余り多量の石炭酸やシアン、青化物は酸化できないので、その限度がありますが、その限度も大体わかつております。大体シアンが百万分の二百五十、石炭酸が百万分の三百くらいまででしたら処理できます。