2017-06-08 第193回国会 衆議院 憲法審査会 第8号
まさに、鈴木貫太郎総理が陛下に御聖断を仰いだ。 陛下は、とにかく、このまま日本民族が滅びてしまえば、日本という伝統ある国を将来につなぐことができない、ここは、戦争をやめて、将来の新しい日本の建設にみんなで取り組もうというような趣旨のお話をされ、それが世界の人類の幸せにもつながるとまで言われる。
まさに、鈴木貫太郎総理が陛下に御聖断を仰いだ。 陛下は、とにかく、このまま日本民族が滅びてしまえば、日本という伝統ある国を将来につなぐことができない、ここは、戦争をやめて、将来の新しい日本の建設にみんなで取り組もうというような趣旨のお話をされ、それが世界の人類の幸せにもつながるとまで言われる。
太平洋戦争の終結を迎えた際の鈴木貫太郎総理が、かつて昭和二十年六月の議会で、太平洋は貿易と人々の往来のために天が創造してくれたものであり、これを軍隊の輸送や戦争の場にしてはならないとの趣旨の演説をいたしていることは御承知のとおりであります。これは、太平洋をその名のとおり平和の海、友好の海にしていかなければならないとの決意を示し、我が国の和平の意志を世界に明らかにしたものと理解されております。
言うべき日本の危機に立ち向かってリーダーシップを発揮しなければならない総理の御苦衷は大変なものだと存じますが、それにつけても思い起こしますのは、かつて太平洋戦争の末期に、一方では一億総玉砕、本土を焦土と化しても戦い続けようとする軍部、つまり一億国民全部が死ぬまで戦い、日本全土が焼け野原になっても戦い続けようとする軍部と、食べ物も住む家もなく心の中で平和を求め続ける国民、このはざまにあって当時の鈴木貫太郎総理
過去において、これは外務省も私は大いに責任があったと思うんだけれども、時の鈴木貫太郎総理大臣のポツダム宣言を黙殺するという、大変懐の深い言葉、黙殺というもう本当に苦心の策だったと思うんですが、という言葉を実にあっさりとイクノアあるいはリジェクトというふうに訳してしまった。