1954-07-21 第19回国会 衆議院 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第5号
それで私ども玉糸は、採算が合いませんために、釜数を整備しまして、この損害を最小限度に防ぐために縮小した結果が一つ。それから昭和二十七年度の輸出玉糸の一部に好ましからざる品物がありました、これがいくらかさわつた点もあります。
それで私ども玉糸は、採算が合いませんために、釜数を整備しまして、この損害を最小限度に防ぐために縮小した結果が一つ。それから昭和二十七年度の輸出玉糸の一部に好ましからざる品物がありました、これがいくらかさわつた点もあります。
併しさようなことはこれは大蔵当局に申上げるといたしまして、一体系価安定をしようという際に、今の蚕糸事情から見ますると、局長も御承知のように釜数が多くて、原料が少くて、この調節がとれないで安定計画というものが立つのでございますか。これを一つお伺いしたいのでございます。操糸能力は、原料以上相当あることは御承知だと思う。原料が少い。
○境野清雄君 纎維局のほうと、農林省の蚕糸局とお打合せするような場合に、一つ纎維局長さんの頭に入れておいて頂きたいことは、私どもが考える糸価の安定策というものは、今日本自体が許可されております製糸工場の釜数が約五万釜、それで一釜当り五万貫なければフル操業ができないのでありますから、日本の産繭高が二千五百万貫にならない限りは、いつも製糸工場は産繭高というものがアンバランスになつております。
○境野清雄君 今の繭の安定策でありますけれども、大体日本は現在釜数が五万釜ぐらい許可されておる。一年二千五百万貫なければ一年間の操業ができない。二千五百万貫にならなければならない。たまたま今局長からのお話では二十万俵というのは勿論二千万俵は突破しますが、その産繭高とこの設備とのアンバランスがあるのか。バランスのとれる二千五百万貫という最低基準のところは何年頃にそれへ行くお見通しですか。