1970-03-27 第63回国会 参議院 予算委員会 第9号
○国務大臣(福田赳夫君) 金融調整下におきまして非常に大事な基幹産業である電力資金をどういうふうに充足するか、特に電力はいま話がありましたように予備供給力が非常に少なくなっておる、そういう状態下の電力資金をどうするか、これは前から私も頭を痛めておる問題であります。電力業界から七千億円の金が要るんだというふうに聞いております。
○国務大臣(福田赳夫君) 金融調整下におきまして非常に大事な基幹産業である電力資金をどういうふうに充足するか、特に電力はいま話がありましたように予備供給力が非常に少なくなっておる、そういう状態下の電力資金をどうするか、これは前から私も頭を痛めておる問題であります。電力業界から七千億円の金が要るんだというふうに聞いております。
今度の金融調整下の経済情勢の特色とも申すべきことだと思います。しかし、実際いろいろな人に会って聞いてみますると、いま春日さんのおっしゃるような話を聞く。これは調査の日付のズレでもあるのかなという感じをいま持っておるのですがね。まあしかし、様相が前回の引き締めのときとかなり違っている様相であるということは、傾向的、数字的にかなりはっきり出てきております。
こういうことで金融調整下でありますけれども、特殊な性格を持つであろう、こういうふうに思いまして、私は資金自体ではそう問題はないと思います。
これは普通からいうと、銀行の動きに対してそういうことを言うのはどうも行き過ぎだというふうに言われるかもわかりませんが、これはもう暮れになって金融調整下にありますので、大蔵大臣としても、どうしてもこういう配慮を、必要とするという判断に基づいて、そういう要請をしております。その前も個々の問題に対していろいろやりました。ですから、まあその結果、なお出ておる。
また一面、中小企業の倒産等、また証券市場の不振等、いろいろなひずみの面もございますので、金融調整下にあってもきめこまかく配慮をし、弾力的に金融政策をとるということは常々申しておるわけでございます。そういう考えのもとに現段階を考えるとき、現在の調節というものは四つの方法でやっております。
ただその反面、国際的に見ましても、イギリス、アメリカ、カナダの引き続いての公定歩合の引き上げ問題がございましたし、また、安定的に横ばいを続けておるとはいいながら、輸入も高水準であるということ、また、当初七%の実質成長率を考えておったわけでございますが、実質今年度一〇%にもなるということでありまして、金融調整下においては異常に高い生産が続いておるということでございます。
○国務大臣(田中角榮君) 十二月の年末金融に対しましては、金融調整下ではございまするが、思い切って、というような措置をとっておりまするし、また、これからもとるつもりでおります。
日銀関係だけでも、二千二百億の買いオペレーションと合わせれば五千億、こういう金融調整下においては相当思い切った処置というように金融的には措置をいたしております。この日銀の行なう三〇%の限度額を、昨年の十二月に比べてどうかというと、昨年度は二〇%でございます。今年度は三〇%、このくらい思い切った処置をとろうというふうにいたしておるわけでございます。
いまあなたが御指摘になったように、基調としては変えませんけれども、弾力的に、まあ弾力的にということが弊害があれば、その部面に対してはきめこまかく配慮をするということでございまして、先ほどもちょっと申し上げておきましたが、簡単に申し上げますと、中小企業につきましては、特に中小三公庫の資金量を増したり、また下期年末に対する民間資金のワクをふやしたり、財政資金による買いオペレーションを五百億行なったり、金融調整下
しかし、今度中期経済見通しと金融調整下における現在の経済状態を比較しまして考えますと、どうも来年は、これはほんとうに年度の中期においてことしのような七%、八%というような勧告を受けたとしても、はたして実施できるかというくらいに歳入見通しは窮屈であります。実際四十年度の予算を組むのに対して、これは超均衡過ぎると思うくらいな状態でございますので、一体できるのかどうかという問題がございます。
そういった場合に、一体これからどうしたらいいんだろうかということは、これはだれしも聞きたいところなのでちりまして、そういった意味において、いま政府が述べているような、現在の比較的ゆるやかな金融調整下において大体今秋を見通す場合には、国際収支の均衡もやや回復に近くなるのではないか、そういった政府の経済見通しについては、われわれはどうもすなおに合点のいった形で受け取ることができないのでありまして、その辺