1977-05-17 第80回国会 参議院 大蔵委員会 第11号
ここに昭和四十六、七年と今回との金融緩慢化の度合いの違いというものを考えるわけでございますが、こうした金融事情のもとで低金利政策を遂行するということの意味は、先ほども申し述べましたように、大量の国債発行の環境づくりではないかというふうに見られないこともないと思います。
ここに昭和四十六、七年と今回との金融緩慢化の度合いの違いというものを考えるわけでございますが、こうした金融事情のもとで低金利政策を遂行するということの意味は、先ほども申し述べましたように、大量の国債発行の環境づくりではないかというふうに見られないこともないと思います。
それから、ちょうど並行しまして、政府としても、金利の引き下げ、景気刺激、金融緩慢化の施策をとりまして、一九七二年の七月一日、長期金利の引き下げに至るまで漸次金利を下げていったわけでございますが、その緩慢化の過程で、企業間信用の短縮によってどれだけ流動性がふえたか、これが第二の焦点でございまして、その結果五千二百億円という集計ができて、その二つを合わせました九千五百億円というのが手元流動性の増加ではないか
税制調査会が特別措置の整理に踏み切りましたのは、金融引き締まり政策採用以来、金融緩慢化並びに経済正常化の傾向が進展し、資本蓄積促進のために設けられました特別措置の任務は、一応終了したものと認めたことによることが多かったと考えられるのであります。
当金庫の貸出は、戦後中小企業の資金需要の増大に伴って逐年相当の伸張を示して参りましたが、二十九年度以降は、いわゆる経済安定政策の推進及びこれに引き続く金融緩慢化の浸透によりまして、貸出の増勢も若干低下して、貸出残の増加額も、二十九年度は七十一億円、三十年度は六十四億円余にとどまっておるのでございます。