1992-05-19 第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
それともう一つは金融緩和期待感、こういうもので上昇に転じまして、五月四日にはニューヨークでダウでもピークをつけるというぐらいに堅調に推移しておるということが言えると思っております。また、ロンドン市場も景気がやや回復しつつあるということで、堅調な展開となっておろうというふうに思っております。
それともう一つは金融緩和期待感、こういうもので上昇に転じまして、五月四日にはニューヨークでダウでもピークをつけるというぐらいに堅調に推移しておるということが言えると思っております。また、ロンドン市場も景気がやや回復しつつあるということで、堅調な展開となっておろうというふうに思っております。
当初の予想では〇・五%ぐらいの上昇で済むのじゃないかというふうなことでございましたけれども、これが〇・九というようなことでございましたから、アメリカの金融緩和期待が急速に後退した。
アメリカの金利の動向の御質問でございますが、ごく最近の状態におきましては、金融緩和期待の広がりというようなものを背景に幾分低下をしているというような状況でございます。
さらに引き締め政策については今や効果が上り、総仕上げの段階に近づきつつあると思うが、ここらで中途半端な金融緩和期待が起ると、かえってその時期が延びるおそれがある。また公定歩合については、経済の実態的な均衡回復が実現すれば引き下げてもよいが、その時期をあらかじめ言うことは、かえって経済の平常化を妨げることになるとの答弁がありました。
ただ御承知のように、最近金融緩和期待とか、あるいは底入れ観とかいういろいろな観測が行われておりまして、もしこれがために、この生産調整の努力が多少ともゆるむとか、あるいは金融機関の貸し出し態度が多少とも放漫になるとかいうことがございまするならば、遺憾ながらこの第一・四半期で終るだろうと思う調整も、あるいは一月あるいは二月延びんとも限らぬ情勢になろうと思います。
ただ、特に懸念いたしておりまするのは、企業家の過剰生産の整理の熱意であるとか、あるいは銀行の貸し出し態度とかいうものが、たまたま昨今一部にちらほらいたしておりまするような金融緩和期待、あるいは底入れ感といったようなものによりまして鈍るようなことがございますと、おそらくは、第一四半期中にその完了を見ずして、あるいは一カ月二カ月のおくれをとるかもしれないということを懸念いたされるのでありまして、この間の