2008-03-18 第169回国会 参議院 議院運営委員会 第7号
○参考人(田波耕治君) まさに金融監督庁発足のときに在任していたわけでありますけれども、やはりあの財金の分離でもっていろんな意味の整理がある程度一段落した、同時に金融についてのいろいろな手法も、事前統制型の金融から事後の言わば検査を主体とした行政にはっきり移ったというふうに思っております。
○参考人(田波耕治君) まさに金融監督庁発足のときに在任していたわけでありますけれども、やはりあの財金の分離でもっていろんな意味の整理がある程度一段落した、同時に金融についてのいろいろな手法も、事前統制型の金融から事後の言わば検査を主体とした行政にはっきり移ったというふうに思っております。
それから、平成十年六月に金融監督庁発足して以来の歴代の監督局長は四名おりまして、このうち、既に国家公務員を退職している者が二名、残る二名は現在も国家公務員として在職をしております。
ところが、この委員会の方は金融監督庁発足のときは大体百名だった。それが今二百名ちょっとになった。金融庁の方は三倍ぐらいに人員が増えているんですね。ところが、こちらの監視委員会の方は倍だと。これは逆なんですね、本来は。検査行政はある程度大事ですけれども、それ以上のことをやってまいりますと、がんじがらめで、もう手取り足取りのことで、しかも行政が入って、介入をして何をやっているのか。
これは、金融行政の組織は、金融庁の前身であります金融監督庁発足のときに、従来の業態別の組織を企画、検査、監督、監視の機能別に再編しているところでありますので、業態、業界横断的、そして商品横断的な基本法制が構築されたものとして金融庁の現体制は既に対応し得る体制になっているのではないかというふうに私どもは考えているところでございます。
ただいまのお話で、金融監督庁発足当時と比べて約三倍に検査官の方がふえているというお話がありますが、当時、私の記憶では、十年六月から約一年間をかけて、主要行から順番に一斉検査ということで、金融庁と日銀が連携して非常にスピーディーに、約一年ほどはかかったと思いますけれども、金融一斉検査を行ったという事実があると思います。
これは、我々も、金融監督庁の行政処分の方につきましては、金融監督庁発足後、厳格な事後監視行政を徹底いたしたということもありますし、それから証券会社の方でも不適切な事例が見えた、こういうことでございまして、処分の件数がふえた、こういうことでございます。
ここへ来まして、殊に金融監督庁発足以来銀行の検査は極めて厳しくなりました。今までならばCPAがやっていることで済んだ話がそうはいかなくなって、いいかげんな監査をすれば大変だというようなことは監査法人の方あるいは会計士の方がかなり強く感じていらっしゃる。今までやった監査をちょっとやり直すなんという、これは初めてのことでございますが、そういうふうになってまいりました。
○政府委員(乾文男君) 私ども、法律に基づきましてそれを執行する立場から申しますと、法律に書いていないことあるいは私どもに権限のないことにつきまして業界を指導することはできないというのは、この問題に限らず金融監督庁発足のときからの一つのプリンシプルでございます。
○説明員(窪野鎮治君) 金融監督庁発足後におきましては、大蔵大臣といたしましては、損害保険制度を含む金融制度の企画立案を所掌しております。
○野中国務大臣 御指摘ございましたように、現在の金融監督庁、発足間もございませんし、膨大な事務量も持っておりますので、その組織、人員において、委員が御指摘のように十分な機能を果たすに至っておらないことをよく承知をいたしております。今後とも、金融監督庁として、金融行政に責任を担っていくための機構の充実、人員の重点配備等には十分な体制を整えてまいらなくてはならないと考えておるところでございます。
また、長銀に対する検査につきましては、従前、大蔵省あるいは日銀においても行われておりますが、やはり危機状態というのは緊急にやってくる場合が、起こることが十分に考えられるわけでございまして、そういった場合に、従来から金融監督庁発足の趣旨と言われております事後チェック型の行政のみで果たして足りるかどうか。
○政府委員(日野正晴君) 金融監督庁発足前のことでございますが、ちょっと正確に申し上げられませんが、たしかあのときはそういう意味での検査はしていなかったのではないかというふうに理解しております。
したがって、その行政のあり方として、今までのような通達行政じゃなくして、必要なことは必ず政令または省令で行って天下に明らかにする、そしてその法律、政令、省令に基づいた事業活動をしているかどうかというのを事後的にチェックするという形での行政に大部分は変更したわけでありまして、まだ未達成の部分は金融監督庁発足前にきちっとしたそういう政令、省令等を整備して、そして指導行政から事後監視型の行政に変えるということを
いずれにせよ、検査・監視機能の充実強化は今後とも重要な課題でございまして、金融監督庁発足後におきましても、厳しい定員事情をも踏まえつつ検査・監視体制の計画的な整備に最大限努めていく必要があるというふうに考えております。
報道された内容は、こういうことはおよそ私どもには考えられないことなのでありますが、正確に申し上げておきますと、同庁、つまり金融監督庁発足の理念や考え方を聞く機会を設けることを条件に日野氏の起用を了承したと。こういうことは行政の中における監督庁長官の地位に任ぜられようとする者に対して不当な圧力や介入をすることになるのであって、私は非常にゆゆしき問題だと考えております。
金融監督庁発足後の大蔵省との人事交流のことだろうと考えておりますが、今回の総理府に設置されます金融監督庁の大事につきましては、先ほど大蔵大臣からも御答弁ございましたように、任命権者たる長官の人事権が厳正に確保されることが何よりも重要でございまして、長官がその判断によりまして業務を的確に遂行できるよう、適切に人事権を行使して望ましい人材を確保していくことが必要でございます。
十一年度以降の規模等につきましては、今、具体的には金融監督庁発足後、新たな長官の指導のもとに検討されるものとなるというふうに考えております。 〔委員長退席、山口(俊)委員長代理着席〕
先生御指摘のとおり、金融監督庁発足に当たりまして職員のモラルを高める措置を講ずることは極めて重要な問題と考えております。同庁設立の事務的な準備を担当する当準備室といたしましても、例えば倫理規程の制定あるいは服務監察制度の整備等も含め、諸方策について事務的な検討を進めているところでございます。
私どもということですので、金融監督庁発足後ということになろうかと存じますが、先ほども御説明いたしましたとおり、金融監督庁の大事につきましては、金融監督庁長官の判断によりまして、業務を的確に遂行できるように適切に人事を行いまして、望ましい人材の確保育成を図っていくものと考えておりますが、特に金融監督庁におきましては検査監督を専門的に行う機関ということでございますので、職員に対する検査の充実あるいは人材
したがいまして、当然これまで大蔵省の方で公開性等につきましていろいろ御努力をなさってきておられると思いますけれども、金融監督庁発足後におきましては、特に検査監督の専門機関ということで、これらの業務につきまして、国民の御理解を得るための方策につきましていろいろ工夫を重ねていくことになろうかというふうに考えております。
金融監督庁発足後の規模についてのお尋ねでございますが、十年度発足ということでございますので、この前も申し上げましたとおり、十年度の予算編成過程で具体的に決めるべき問題でございます。ただ、その後の人員をどうするかということにつきましては、年々の予算要求の中で具体的に考えていく問題であるというふうに考えております。