でないと、これはなかなか金融機能そのものが私は戻らないんじゃないかと思うんです。 ところが、実は今やっていることは借り手に対して、僕らの今議論している法律もそうかもしれませんが、保証制度をつくってそれを手厚くやって、さっきの保険収支の話ですよね、手厚くやって、とにかく何とか今のそれを維持させようと、こういうことを政府がやっているわけですね。そうすると、これは一体先どうなるのかなと。
それからもう一つは、IMFへの出資は、国際通貨制度上金融機能そのものでございます。七五%、これは先ほど申し上げたわけでありますが、他国に対する貸し出しに用いられる場合には、これはかなり多いわけでありますが、それを一般財源で処理するということは、どちらかといえば不適当で、これはむしろ通貨代用証券を日銀に売ってファイナンスしたほうがいい、こういう考え方でございます。