1948-04-02 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 第17号
すでに關係方面等とも相當に接觸を保つておるわけでございますが、そういうような關係から、現在私といたしまして、はつきりとした政府當局或いは事務當局の意見を申上げるのは早計かと思うのでありますが、今日のところ、私といたしましては、金融業法等におきまして、信託業者が銀行業務の兼営をやりたいという希望がありまするときは、これをむしろ認めて行くのが適當ではなかろうかと考えております。
すでに關係方面等とも相當に接觸を保つておるわけでございますが、そういうような關係から、現在私といたしまして、はつきりとした政府當局或いは事務當局の意見を申上げるのは早計かと思うのでありますが、今日のところ、私といたしましては、金融業法等におきまして、信託業者が銀行業務の兼営をやりたいという希望がありまするときは、これをむしろ認めて行くのが適當ではなかろうかと考えております。
今後新らたに金融業法等ができると聞いておりますが、その後において信託曾社が銀行業務を兼営することを希望するような場合においては、それが認められるかどうかということを一つ伺つて置きたいと思います。
今後新たに金融業法というようなものを制定されるように聞くのでありますが、その場合に信託会社が銀行業務を経営することを希望する場合には、その経営を認められるかどうか、この点について銀行局長の意向を質しておきたいと思うのであります。
それから金融業法の問題でございまするが、これは政府におきまして、事務的に廣汎にわたり現在立案中でありまして、一部その草案のできたもの等につきましては、関係方面との折衝も開かれつつあるような状況であります。
この点につきましては大体の基本的な考え方は、政府出資ということは、金融機関については原則的にとるべきでないというのが大体の考え方でございまして、これらの点につきましては、追つて金融業法というようなものによりまして、基本的な構想を明らかにいたしたいと考えておるわけでありますが、大体において今申しましたように、金融機関について政府の出資というようなことは考えたくないというのが、基本的な考え方でございます
只今金融機関全般に亘りまして一應の再檢討をいたしまして、或いは近く金融業法というようなものが國会に御審議を願う手筈になるかと思うのでありますが、さような点においても、尚金融には相当注意を拂うようにいたしておるのであります。
そこで政府は、銀行法その他の金融業法に反するものであるならば、これを所在にとらえて制裁を加えるということはもちろん考えておるのでございます。
尚附言いたしまするが、現在金融行政の法案はいろいろ研究中でございまして、大体この第二回國会中には御審議を頂くことに是非いたしたいと考えておりますが、その金融業法の中に、できるならば融資規正の少くとも根本は法的根拠を置いて頂くような規定を入れて頂きたいものであるというふうに考えております。