1952-12-17 第15回国会 参議院 予算委員会 第12号
○国務大臣(向井忠晴君) 附帯決議の内容を読上げますが、あとから印刷を持つて参りますから…… 附帯決議 政府は現下諸情勢に鑑み、公務員の 給与改善、地方財政の堅実化、中小 企業の金融改善等に対して速かに適 切なる措置を講ずると共に、昭和二 十八年度以降において予想される巨 額なる新財政需要と国家の財政力を 厳密に検討して将来の財政方針を確 立すること。 右決議する。
○国務大臣(向井忠晴君) 附帯決議の内容を読上げますが、あとから印刷を持つて参りますから…… 附帯決議 政府は現下諸情勢に鑑み、公務員の 給与改善、地方財政の堅実化、中小 企業の金融改善等に対して速かに適 切なる措置を講ずると共に、昭和二 十八年度以降において予想される巨 額なる新財政需要と国家の財政力を 厳密に検討して将来の財政方針を確 立すること。 右決議する。
つまり公務員の給与につきましては給与改善をいたす、地方財政の堅実化をはかる、中小企業の金融改善等に対して、すみやかに適切なる措置を講ずる、こういうことを附帯決議に出そうといたしておるわけであります。(「出したのだよ」と呼ぶ者あり)附帯決議に出す以上は、なぜわれわれの修正案に賛成をいたさないのか。
附帯決議 政府は現下諸情勢に鑑み、公務員の給与改善、地方財政の健実化、中小企業の金融改善等に対して速かに適切なる措置を講ずると共に、昭和二十八年度以降において予想される巨額なる新財政需要と国家の財政力とを厳密に検討して将来の財政方針を確立すること。 右決議する。
その附帯決議、すなわち、現下の諸情勢にかんがみまして、公務員の給与改善、地方財政の堅実化、中小企業の金融改善等に対して、すみやかに適切な措置をとるとともに、昭和二十八年度以降の巨額に上るであろうと思われる新しい財政需要と国家の財政力とを厳密に検討して、将来の財政方針を確立すべし、というのであります。かようにして、政府案に対する討論は終りました。 採決に入りました。原案は可決されました。
但し、公務員の給与改善、地方財政の窮迫に対する措置並びに中小企業の金融改善等については、本補正予算に計上されているものの上に、なおすみやかに解決を必要とするものがありますので、われわれは本予算案に委員長報告のごとき決議を付して政府の考慮を求めるとともに、一日も早く本補正予算案の成立を期するために、多少の不満はこれを忍んで賛成いたすものであります。
政府は現下諸情勢に鑑み、公務員の給与改善、地方財政の健実化、中小企業の金融改善等に対して速かに適切なる措置を講ずると共に、昭和二十八年度以降において予想される巨額なる新財政需要と国家の財政力とを厳密に検討して将来の財政方針を確立するごと。 右決議する。