1980-04-23 第91回国会 衆議院 農林水産委員会 第23号
それで、大正末期の農民運動でも、やはり耕作する者が土地を持たなくちゃいけないということと、やはり小作料というものは金納にしなければいけないのだということを叫び続けて、農地改革と同時に金納制度が採用されたわけなんです。こういうように、やっぱり小作料を品物で払うということになりますといろんなまた問題が起こってまいります。
それで、大正末期の農民運動でも、やはり耕作する者が土地を持たなくちゃいけないということと、やはり小作料というものは金納にしなければいけないのだということを叫び続けて、農地改革と同時に金納制度が採用されたわけなんです。こういうように、やっぱり小作料を品物で払うということになりますといろんなまた問題が起こってまいります。
につきましては、一般的に一定期間以上所有かつ耕作した農家については、流動化を促進する観点から制限の特例を設けたらどうかとか、それからただいまの標準小作料制度については、いっそこれを全廃したらどうかという意見も一部にはあったのでございますが、ただいま申し上げましたような観点から、それから経営の安定を図るという観点から、特に標準小作料の問題につきましては、今回同時に統制小作料自身がなくなる、それから定額金納制度
次に終戦以来農産物物価のやみ相場が横行いたしました当時は、小作人にとりましては、金納制度の小作料が便利であつたでありましようけれども、やみ相場が公定価格より下まわるがごとき現象を生じております今日におきましては、地方によつてはかえつて物納の方が便利であるのでありまして、物納と金納の両建を認める。これをその地方によつてあるいはその場所によつて自由に選択する必要があるのではないかと思うのであります。
しからば今までの地主が金納制度によつてどうして生活して行くのか、今までの地主が搾取しておつたから、滅びてもいいということは、國家からは考えられない。また從來の地主が自分の生活を維持する上において、今まで全部小作地にしておつたものを自作地にと考えることは当然であります。私はこれは決して惡いことではないと思う。
○細野委員 第二點といたしまして、金納の點につきまして、金納制度の違反をやはり昨日お尋ねしたのでありますが、今の御答辯によりますと、そういう件別についての御答辯がないようでありますから、金納の點も今の御答辯の中に含まれておるというふうに解釋してよいと思うのでありまして、この點については了承いたしました。