1975-02-25 第75回国会 参議院 商工委員会 第5号
この中で私は申し上げたいのは、いまの金沢紡織と類した例なんでありますが、産炭地振興のために通産省が企業誘致をいたしました。これは歌志内の例でありますが、これも縫製品工場が設置をされまして、結果的には加工賃の単価買いたたきによって、この誘致をした企業——産炭地振興のための企業が再び倒産の寸前にあるという状況にあるわけです。
この中で私は申し上げたいのは、いまの金沢紡織と類した例なんでありますが、産炭地振興のために通産省が企業誘致をいたしました。これは歌志内の例でありますが、これも縫製品工場が設置をされまして、結果的には加工賃の単価買いたたきによって、この誘致をした企業——産炭地振興のための企業が再び倒産の寸前にあるという状況にあるわけです。
それは二月二十日の衆議院予算委員会でもわが党の佐野議員が明らかにしておりますが、西陣撚糸等の倒産ばかりではないが、私が最近調べましたのでは金沢紡織の九十名の人員整理、それから事業合理化を行おうとしておるが、この原因は、明らかに下請工賃の大幅な切り下げで累績赤字が六億を超えたということが倒産の理由であります。 テトロンの五〇デニールでキロ当たりが三百四十円の加工賃が百二十円に低下をした。
これは金紡産業の倒産のみならず、関連業者といたしまして金沢紡織、金沢練染、理織工業、それから金紡ニット、系列四社の倒産を引き起こしております。