2006-03-30 第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
二〇〇二年九月十七日の平壌宣言でありますが、小泉総理と金正日朝鮮民主主義人民共和国国防委員長、双方によって、日朝間の不幸な過去を清算し、あらゆる努力を傾注することとし、日朝国交正常化交渉を再開する、また双方は日朝間に存在する諸問題に誠意を持って取り組む強い決意が表明されました。
二〇〇二年九月十七日の平壌宣言でありますが、小泉総理と金正日朝鮮民主主義人民共和国国防委員長、双方によって、日朝間の不幸な過去を清算し、あらゆる努力を傾注することとし、日朝国交正常化交渉を再開する、また双方は日朝間に存在する諸問題に誠意を持って取り組む強い決意が表明されました。
ちょうど昨年の六月十三日の金大中韓国大統領と金正日朝鮮民主主義人民共和国総書記の会談は、世界を驚かせたといいますか、ようやくまたそこに到達できたなとアジアの平和のためにみんな喜んだわけですけれども、残念ながら以後大きな目に見える進展がないままに若干雰囲気がよくなったという程度で終わっているということで、このことを外務大臣、どういうふうに今感じておられますか。
しかし、本年六月、金大中大韓民国大統領と金正日朝鮮民主主義人民共和国総書記によって史上初の首脳会談が行われて以降、日朝国交正常化交渉の再開、欧州各国との国交樹立に向けた動き、さらにはオルブライト米国務長官が訪朝し、米国、北朝鮮双方が関係改善の動きを模索するなど、これまでに考えられなかった事態が進行しております。