1980-09-25 第92回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
これは当時の金東祚韓国外相が明確に、金大中を拉致したKCIAの要員である金東雲、これをひそかに解任したということが公電の形で金東祚外相がスナイダー氏に述べたことがアメリカに報告されている。
これは当時の金東祚韓国外相が明確に、金大中を拉致したKCIAの要員である金東雲、これをひそかに解任したということが公電の形で金東祚外相がスナイダー氏に述べたことがアメリカに報告されている。
この間のスナイダーの秘密公電に述べられた内容についても、金東祚当時の韓国外相自身が金東雲の犯罪であったということを事実上認める、そして彼がKCIAであったということを認めると、当時の外務大臣ですよ、これが明確にアメリカのスナイダーに話しているんですよ。これは日本に対して認めてもらわないと困るという言い方をされるのは、私はいかがなものであろうか。
さらに追加的に説明を求めたのに対しまして、念のため金東祚当時の外相に直接照会してみたけれども、金東祚氏はそういう記憶はないということで、したがって、韓国政府としては、いかなることでこのような電報が出たのか想像ができないことであるという返事がございました。
これに対しまして韓国側は、当時の金東祚外務大臣に聞いてみたけれども、記憶はない、それから当時の韓国の外務部の記録を当たってみたけれども、記録がない、したがってそれ以上のことは言えない、また実際問題としてこのようなことはあり得ないと思うというとりあえずのコメント、返事が参っております。
まあ、お尋ねでございますからあえて申し上げれば、スナイダー氏が金東祚氏からこういうことを聞いたということが電文で知らされる。
○政府委員(伊藤榮樹君) ですから、私もその当該公電が三百二十一条一項三号の書面として証拠能力を持ち得る場合はあると申し上げておるわけで、ただし、その公電の中に書いてある金東祚氏が語った内容は証拠能力がないということを申し上げておるわけで、その公電に書いてあるものの信用性が高いとかいうようなことでございますとか、社会的政治的に重みがあるものであるとかいうことを私は否定するつもりは全くありません。
しかしながら、内容を拝見いたしますと、金東祚氏からスナイダー氏が聞いたということがまた内容になっております。したがいまして、金東祚氏語るという部分は伝聞証拠の中における伝聞でございます。したがいまして、その部分は証拠能力を持ち得ないということでございます。
○正森委員 一方には公電があって、一方には何もないというのは、非常におかしな話でありますが、二十八日に衆議院の外務委員会で同僚委員である楢崎弥之助氏が、この当日にスナイダー氏と金東祚氏はソウル郊外の在韓米陸軍第八軍専用ゴルフ場でゴルフをしながら非公式に話し合ったのではないかという質問があり、それについては至急照会するという約束をされたようでありますが、その結果はいかがですか。
○正森委員 三百二十四条はそうですが、三百二十一条が準用されるわけですから、三百二十一条は、その方の供述書面さえ取れば、結局、金東祚外相の内容は証拠にすることができるということになるのではないですか。
他方、韓国側は、スナイダー大使の電報にいう金東祚・スナイダー会談の記録は存在しないし、また金元外相に聞いてみたが記憶にないと述べたとしておるというのが、いま私が報告を受けておる経緯でございます。したがって、この問題について、まだ関係者がそういう状態にございまするので、この評価を断定的に決めるというのはまだ無理ではないかと考えております。
特に一月十日のスナイダー大使発国務長官あて電報に述べられておりますところの一月九日の金東祚・スナイダー会談というものについてとりあえず問い合わせたわけでございますが、先方の説明は、韓国においてはこのような大使と大臣の間の会談というものは必ず記録が作成され、保持されているものであるけれども、早速調べたところによればそのような記録が見当たらない、作成されていない。
新聞報道によりますと、今回明らかにされました金東祚・スナイダー会談の秘密報告につきまして公電があった、こういうふうに書いてありますが、この公電内容が政治決着を見直す新事実に当たるのではないかといったような報道がなされておりますが、この点に関しまして、どのように御見解をお持ちでしょうか、お尋ねいたします。
また他方、韓国からは、スナイダー大使電報に言う金東祚元外務大臣とスナイダー元大使との会談の記録は存在しない、また金元外相に聞いてみたが、記憶はないという回答がありました。しかしながら、議員の方の情報によりますと、この記録がないのは米軍のゴルフ場で話したのだ、したがって記録がない、こういうことであるから、さらに当事者に照会しろという御意見もあります。
もう一つ伺いたいのは、いま非常に問題になっているスナイダー・金東祚会談、一九七五年の一月九日、これもけさの衆議院の委員会で楢崎議員から出ているはずでありますが、これはソウル郊外の在韓米軍の陸軍第八軍専用のゴルフ場でこの会談が行われたという有力な情報を私どもは得ておりますけれども、これは外務省はつかんでおられるでしょうか。
○田英夫君 大変お役所式なお答えをいただいたんですけれども、排除するわけではございませんということは、民間の言葉で言えばやりますということなのか、あるいは非常に積極的にも聞こえるんですけれども、私は、実は、前回の委員会で、もし政府、行政府がおやりにならないならば、私どもが国民の皆さんの代表として参議院外務委員会の調査団を派遣して、スナイダー、金東祚両氏にお会いをして、その事実を確認をする必要があるのではないか
記憶がない、これは先ほどもちょっと話が出ましたが、わが日本の経験では、証人喚問等で証人がよく事実を隠蔽する際に使われる言葉でありますが、私は金東祚さんがそういう意向であるかというような失礼なことは申しません。しかし感じとしてはそう思います、否定はしていないけれども。 二番目に、韓国側の外務省に記録がない。これを聞いたときに私はすぐあることを思い出しました。
○中川(嘉)委員 一九七五年一月十日のこの国務長官あて電文ですけれども、これは金東祚外務部長が駐韓米大使に対して、金大中氏拉致に責任ある在日韓国CIA要員の金東雲は韓国CIAから静かに解任された、このように述べたことを報告しておりますが、このことは韓国政府が金大中氏拉致事件にKCIAが介入をしたことを認めたことであって、その責任者である金東雲を隠密裏に首にしたものと解せざるを得ないわけですけれども、
その確かめる努力の中には、状況によりましてはこの当事者たるスナイダー氏とか金東祚氏に、それぞれの政府を通ずるなり、あるいは必要と認められれば直接の方法なりで、接触を試みる努力も含み得ると考えておる次第でございます。
このうち、「日韓関係」と題して、一九七五年一月十日、スナイダー氏名で米国務長官あてに打電された電文によりますと、当時の金東祚外相はスナイダー氏に、金大中氏拉致に責任のある在日韓国CIA要員の金東雲は韓国CIAから静かに解任をされることになっていると述べたことになっておりますが、さらに、本件情報はくれぐれも内密に願いたい旨をつけ加えられております。
それを明確にしなければならないと思いますけれども、そのために、七五年の一月九日、当時のスナイダー駐韓米大使とそれから金東祚韓国外相との会談記録を、米政府とかあるいはスナイダー氏より提供されるように、捜査上の措置も含めまして要請すべきだと、こういうふうに思いますけれども、いかがでございましょうか。
また、当の金東祚が「記憶がない」と言っておるのは、これは日本のロッキード事件でもしかるがごとく、否定ではなく、事実上の肯定を意味するのではありませんか。それとも、総理はスナイダー大使がうそをついていると言うのか、認識を伺いたい。
「同協定がソウルの韓国外務部で後宮虎郎大使と金東祚外務部長官の間で署名されたのは、七四年一月三十日午後三時のことだった。それは全く突然だった。報道機関でも、事前にこのことを嗅ぎつけていたところはなかったし、閣僚、自民党幹部でさえ知らされていたのは数人だけだった。
しかし、アメリカの下院では、アメリカ政界の買収工作事件の中心と見られております金東祚元駐米大使、現在は大統領補佐官です、この宣誓証言に応じなければ、六千万ドルに上る対韓経済援助を削減もしくは打ち切る、こう決議をしているではありませんか。領土を侵略されながら、私は、なぜこういう毅然とした態度を日本政府も打ち出しになれないのか、大変不思議に思います。外務大臣いかがでしょうか。
したがって金東祚外務部長官が見えたときも私はこの問題を話し、六月十六日、佐藤元総理の国民葬のときに金国務総理が児えたときもこの問題を話した。そうして、日本人の気持ちの中に釈然としないものがある。そうしたところが、選挙違反事件というものがあって、この事件は、やはり韓国は司法が独立しておる、三権分立ですから、私どもからどうこうこの問題を批判するわけにはいかない、内政干渉になります。
次に、韓国の金東祚作外相が来日をされ、あすから外務大臣との会談が始まるようでありますけれども、この会談の内容はどういうことにわたるのか、この点をまず伺いたいと思います。
○田英夫君 金東祚外相には、どの程度の随員が来ておられるのか、来られるのか。その随員の規模によっては、この機会に日韓の実務者会議というようなことが開かれる可能性があるのかどうか、この点はいかがですか。
○政府委員(高島益郎君) ただいま大臣がおっしゃったとおり、金東祚外務大臣は、アメリカに行った帰りに日本にお寄りになるということでございまして、随行の人は、北米課長と秘書官と二人だけでございます。
そこで、椎名メモの性質が実は非常に問題になると思うのでありますけれども、最近、金東祚外務部長官が韓国の国会の外務委員会において、椎名メモについて発言をしておられますけれども、それによれば、これは法的な拘束力はあるんだ、こういうようなことなんでございます。
それは昨年の秋、実は木村前外務大臣がアメリカのワシントンで、韓国の金東祚外務大臣との会談の結果、これまでの日韓定期閣僚会議を廃止をして、そうしてそれにかわる新しい外務大臣定期会議を開くということを確認されているわけであります。両者の間で了承されているわけであります。
もう一つは、より重要な点なんですが、文書による陳謝がまだ来てないということを申したんですけれども、事務当局でただいま確認いたしましたら、九月六日付で金東祚外務部長官名の、口上書ではなくて文書で、つまり手紙をもって正式に陳謝と責任者の処分、補償の問題、将来こういうことを再び起こさないようにするということに言及した文書が参っておりますので、この点訂正させていただきます。
○中江説明員 本件につきましては日本と韓国の間の外交上の問題ということでございますので、その最高の責任者である金東祚外務部長官が韓国において、またソウルにおいて、また先般はアメリカで木村外務大臣と会った場面でも、正式に陳謝の意を表しておる、こういうことでございます。