1996-02-22 第136回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
私どもで手がけました静岡の金指造船所というところの更生事件におきましても、いわば親会社でございました来島どっくの債権、約二百億ございましたが、これは九九%切り捨てました。それに対して、何百社とございました下請関係の債権は全部で六億しかございません。この下請関係は全部救済する必要があるというので、半年間で全額を弁済いたしました。
私どもで手がけました静岡の金指造船所というところの更生事件におきましても、いわば親会社でございました来島どっくの債権、約二百億ございましたが、これは九九%切り捨てました。それに対して、何百社とございました下請関係の債権は全部で六億しかございません。この下請関係は全部救済する必要があるというので、半年間で全額を弁済いたしました。
そこで、具体的な問題でちょっとお聞きしたいんですが、昨年の九月に倒産しました来島グループの中堅といわれる金指造船所、会社更生手続開始決定を受けてからも既に三カ月半がたっています。一応落ち着きを取り戻しつつあるというふうに私たちも現地から聞いているんですが、長期的にこれを見ますとなかなか再建の道は険しい。特に、大型船の受注を受ける場合には、銀行の前受け金保証が必要であります。
それからもう一つは、やっぱり来島グループに入っておる会社が、例えば金指造船といったような大型の造船所がある、ここは非常に活況を呈している。もちろんここは愛知県豊橋等の工場を持っているけれども、それらの関係もある。
現在まで親企業と下請業との話し合いを進めさせておりまして、まず北から言いますと、函館ドックの室蘭と函館それから東海地区で金指造船それから中国地区で呉、相生それから九州地区で長崎というようなところがいま現在話を進めております。
現在函館ドック、金指造船、石川島播磨の呉と相生、三菱重工の尼崎でそれぞれこれに取り組もうという動きがあるわけでございますが、この四カ所の現状それから見通し、確かに取りかかれるのかどうか、この辺の見通しについて伺っておきたいと思います。 また、このことに関連をして予想される問題点が幾つかあるわけでございますが、まとめてお伺いしておきます。
○加藤説明員 現在まで金指造船につきましての調査で、一応問題がございましたのは、下請企業の従業員について、親会社のほうの指揮命令下にあるものが一部ございました。
現にいまお話のございました金指造船につきましても、現在告発をされておりまして、その関係での調査を進めておるわけでございます。
○紺野委員 そうすると、金指造船でも明らかにこれは不法であるというふうにいって、労働者は告発しているわけですけれども、あなた方はこれについてどう思っていますか。こういうやり方を好ましいと思っておりますか、どうですか。
〔田邊委員、資料を示す〕 この金指造船所内でもって働いている関連会社を見ますと、たとえば金和船舶というのでしょうか、これは金指造船が五万四千株持っている。室田という人が、これは近親者でありますが、五千六百、金指利明という人が四百、これは長男であります。それからこの金寿船舶工業株式会社でありますが、この株は二万六千のうち二万二千三百が金指造船である。
○遠藤(政)政府委員 先生御指摘の金指造船の貸し工問題につきましては、先般来も御指摘ございまして実地調査をいたしまして、これは確かに労働者供給事業としても疑いがあるということで改善命令を発しまして、すでにこの貸し工制度は解消したように承知いたしております。
昭和四十七年十一月金指造船、これは静岡ですね、清水だと思います。これは豊橋に大ドックを建設するという予定でいま準備が進められております。そうして函館ドック、これはすでに御承知のとおり三十万トン造船ドック、三十万トン修理ドック、合わせて六十万トン。同じ室蘭には間もなく十五万トンの修理ドックが完成する。いずれも将来に大計画を持っておる。
また、清水の金指造船の何がしという人と一緒に、二人で競落をするというようなことがございまして、そういうような事実もございまして、まことに学校の経営者としては不適当な措置であろうというようなことが事実の上に明らかになっているわけでございますので、そのような事情を考慮いたしますと、四十四年の四月のこの仮処分の決定にあたっては、私は、われわれしろうとの立場から考えますと、あるいは学校の創立者の立場で主張していることを
そして金指造船に三億円で売却をした。その後において今度は錦田農協の六千万円の債権を四千万円で買い取り、静岡相互銀行一億三千万円の債権を六千万円で買い取り、東洋棉花九千万円の債権を七千万円で買い取り、政岡自身の債権はそのまま四千八百万円、計二億一千万円とし、その間でも一億円のさやをかせいでいるのではないかという疑いを持っています。
しかし、昭和四十二年十二月、学園の財産一切を金指造船に金三億円で売却し、この金で債権を買い集め、財産に対して競売をかけようとしておるということだけはこの新聞報道をもってしても明らかなことであります。 そこで、私はこれを具体的に調査してみました。
その某代議士のもとに小林法務大臣が、金指造船への売買についてどうか小野正美を説得してくれというあっせんを依頼されたといたしましたならば、あなたはこうした学園の財産その他には一切関知していないということはうそをついたことになりますね。
結局、金指造船の船主——社長かね、それが代表に出ているから、あとは専門委員があるから、言うことをよく聞いてやれば間違いない。先ほどからずっと聞いていると、結局中小型の木船関係の人々が心配していることが大体重点になっておりますよ。そうなると、その問題についてどういうふうにするのかということが大体のいまの質問の要旨だと思うのです。
それを静岡の金指造船が落札をして建造に取りかかったところ、突如これがキャンセルがあって、金指造船は非常に困っておる。少なくとも現職の農林大臣が今日までずっとすわっておって、しかも公開入札をして引き受けたものを突如としてキャンセルする。それから、パイナップルのかん詰めなどで入った金の五千六百万円は、業者一人頭配った金額から見ると、非常に多くの金額が残るわけです。
○今澄委員 答弁のなかった金指造船に発注した四百五十トンの漁船二隻がキャンセルされたのは一体どういうわけであるか。それから、いま承ったように、そういう政府間の正式交換公文による決定であれば、今後もこれは実行されなくちゃならぬ。そのときの気分次第であれをやり、これをやらぬというようなことではどうにもならぬと思うのですが、その点はどうなっておりますか。
先般の当委員会にありました金指造船所の調査も私の方で聴収しております。私の方は厳重に、この問題はいかなることがあろうとも労働基準ですから、労働行政の一番の問題点ですから、これをもし労働省がいろいろな曲がった行政なんかをやっては、労働行政は成り立ちません。
一つは静岡の金指造船所の問題、これは職安法の四十四条の問題と基準法の六条の問題なのです。総括して申し上げます。ここの造船所の概要を言いますと、常雇いが四百人、それから社外工が六百三十八人、こういう状態でございます。
○政府委員(澁谷直藏君) ただいま御指摘がございました金指造船所における社外工の問題でございますが、ただいま御指摘のように、安定法四十四条と、基準法の六条の中間搾取排除の条項違反の問題がございましてこれは先生も御承知のように、二月六日に社会党の調査団が現地に参りまして現地の状況も調査になられたのでございます。
それから、先ほどの金指造船の職安法と基準法との関係、その点についてもこれは金指造船ばかりじゃないと思うのです、社外工の問題は。もう少し厳正な立場で常時監督行政を強めてもらうということだけは、ここで私は意見、希望として申し述べておきます。