1980-05-06 第91回国会 参議院 大蔵委員会 第15号
ただ、代替勘定の設置に伴って、一部保有金を売却したらどうか、いや売るべきものでない、こういうような議論があったことは事実でございますが、全体的に見まして、金復位の方向について国際的な合意が得られる状態には私は今日のところないという考え方に変わりはありません。
ただ、代替勘定の設置に伴って、一部保有金を売却したらどうか、いや売るべきものでない、こういうような議論があったことは事実でございますが、全体的に見まして、金復位の方向について国際的な合意が得られる状態には私は今日のところないという考え方に変わりはありません。
そうした中において、私たちも、果たして金復位を考えての行動なのかどうかについては大変な関心を持っているわけです。
それから、最近は御存じのように、ECとか、あるいはフランス等におきましては、SDR本位から金復位ということを考えているような節が見られるわけでございます。特に七九年三月にスタートした欧州通貨制度——EMSでは、御存じのように加盟各国が保有する金ドル準備の一部を供出するというようなことで、金にリンクするような傾向がございます。
ただそこで、金復位の可能性をどう考えるか、極言すればそういう御質問になるわけでございますが、まず価値基準としての金の役割りは完全に廃止された、これはIMF協定のもとででございますが、そうしてまた、増資払い込みその他、IMFとの取引において加盟国が金による支払いを義務づけられることもなくなりました。
○渡辺(美)委員 まあ金復位が合意される見込みはないというお話でありますから、そう理解しましょう。 次に、経済計画、財政の話をちょっと触れさせてもらいますが、先ほども財政試算というものは新経済社会七カ年計画の姿を投影したものだ。
ところが、フランスが最近提唱して、欧州では域外に対して金の再評価をした価格で支払い手段に充てようじゃないか、完全な金復位ではありませんが、そういう動きが出てきておる。フランスの大統領等がベニスのサミットなんかで言い出すのではないかといううわさも流れておる。アメリカあたりでも、議員の間で提唱されていることが、いまのドルのデノミネーションをやったらどうだ。
そこで、金復位の可能性でありますが、サミットにおいて持ち出されやしないかという御懸念の御発言もございましたが、金価格の急上昇に伴いまして、金復位の可能性が強まったのではないかという意見が全くないわけではもちろんありません。
そこで、これは金復位の方向だと私は見て間違いないと思う。 そこで大蔵大臣、総理大臣でもいい。七五年のランブイエの会議の際に、アメリカとフランスだけで金の復位への秘密の合意が行われている。その内容を御存じでしょうか。しかも、ちょっと皆さんあれかもしれないが、その前の年、フランスとアメリカがマルチニク島において会談をやった。
総理がまだ来ないので、それでは金復位の問題に触れたいのですけれども、その前にちょっと一つ触れておきましょう。御存じのLNGですね、石油エネルギー関係です。これを初めとして一部の産品でいわゆるバスケット方式を実施している、そういうのがあるはずです。そのバスケット方式を使っている産品はどういう産品とどういう産品か、またLNGのインドネシアのバスケットは何カ国によっていますか、橋本エネルギー庁長官。
金廃貨の方向に進んでいるのではなくて、金復位の方向に進んでいる。その証拠に、一月、フランスの中央銀行の年報では「IMFの発効によって金はいよいよ対外決済に有効に使用することができるようになる」こう書いてある。しかも、一月十二日、フランスの通貨当局は公式に金の買い付けを声明している。どうですか、金復位が始まっているじゃないですか。 そればかりじゃありませんよ。