1960-10-12 第35回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
たとえばこの重化学工業で、ことに金属、機械類の戦前の輸入依存度を見ますと一六%になっておると思いますが、最近では六%というふうに下がっております。そうしたことから申しますと、今後の日本経済の構造変化がますます重化学工業というふうな高度の産構造になっていくことを考えますと、その面からは下がるということも言えるかと思うのであります。また食糧の輸入なども戦前に比べて非常に減っております。
たとえばこの重化学工業で、ことに金属、機械類の戦前の輸入依存度を見ますと一六%になっておると思いますが、最近では六%というふうに下がっております。そうしたことから申しますと、今後の日本経済の構造変化がますます重化学工業というふうな高度の産構造になっていくことを考えますと、その面からは下がるということも言えるかと思うのであります。また食糧の輸入なども戦前に比べて非常に減っております。
大体卸売物価もある程度の上昇が見られまするが、これはその率が主として鉄鋼、金属、機械類の異常な値上りがありましたために、率に響いておるものでありまして、総体の動きといたしましては、大体徐々な高騰といいましょうか、鉄鋼も一時九万円台を維持しておりましたものが、輸入その他で六万円台に下って参りましたので、私は今のところ卸売物価は横ばいがあるにしましても、ほとんど微々たるものだと思います。
輸入計画はまず十億四千万ドル、それの大体の内訳を一々申し上げますとかえつて煩雜になりますので、この六億の輸出を構成しておる主要の分類を申し上げますと、まず纖維類におきまして五一%、金属機械類におきまして一四・二%、金属は約九・六%、かんじんな陶磁器は三%、ガラス及び同製品一・八%、雜貨は四%、それから農産物、水産物を合わせまして三・二%、最近木材の合板なども出ますのでこれを調べて見ますと一・二%くらいになります
この金属機械類の予定輸出額は一億四千百万ドルに達しておりまして、輸出総額のこれが二三・二%、非常に大きな割合を占めております。しかしこれは今日本の再建、日本の各重要部門特に交通部門、石炭電力こういうようなものの再建のために、非常に必要な資材でありますが、それらが今後ますますその國外市場に重点が置かれて行くということは、はなはだこれは逆ではなかろうか。