1994-06-10 第129回国会 参議院 予算委員会 第12号
そして、金外相が八日に米朝高官会議と査察受け入れを結びつけるような発言をなされた。一方では制裁に進む、一方ではこういう感じがある。これらのことを我々にわかりやすく、どういうように状況がなっているのか説明をしていただきたい。
そして、金外相が八日に米朝高官会議と査察受け入れを結びつけるような発言をなされた。一方では制裁に進む、一方ではこういう感じがある。これらのことを我々にわかりやすく、どういうように状況がなっているのか説明をしていただきたい。
そこで、大臣に思い出してほしいのは、例の公表された国務省に対するスナイダー報告ですね、この中では、明らかにこの事件は金大中拉致に責任のある在日韓国CIA要員の金東雲が云々ということで、韓国CIAから解任されたことになっている旨を当時の金外相がアメリカ大使に述べ、このことがアメリカに打電をされておる、このことが問題になりました。
そして申し上げたいのは、「後宮大使と金外相との間の外交折衝を重ねまして、金東雲に対する処理、金大中氏に対する処理、そういう点で合意点が記録されておるわけでございまして、私どもはそれを踏まえた上で今回の処理に踏み切ったわけでございます。」とはっきり答弁でお述べになっているのですが、そういう合意点を記録した記録があるわけでございますね。確認をさせていただきます。
そこで、きょうの質問の中で大平総理にもこのことに対しての御確認を求めたわけでありますが、「後宮大使と金外相との間の外交折衝を重ねまして、金東雲に対する処理、金大中氏に対する処理、そういう点で合意点が記録されておるわけでございまして」とございますその記録を、ひとつ改めて提出をしていただくように私は要求をしたいと思います。これはよろしょうございますか。
○楢崎委員 先ほどの総理の答弁の中で、金大中問題の政治決着見直しの条件として、韓国政府の方で公権力が介入したと判定されるに足る証拠があれば見直しの可能性があるという向きの答弁がありましたけれども、その韓国政府の公権力介入の可能性について、たとえば韓国政府というのは、当時の金外相の発言でもよろしいわけですね。
そして、スナイダーという被告人以外の人が、金東作外相という被告人以外の人の内容を報告しておるということになりますから、明らかに伝聞でありますが、金外相が、日本から見ますと国外にいるために、日本において証言していただくことができないという可能性は、きわめて大きいわけであります。
いろいろございますが、たとえば一九七五年一月十日、在韓国大使館発国務長官あてのスナイダー大使の公電によりますと「日韓関係」という件名の中で 金(外相)は金大中拉致に責任のある在日韓国CIA要員の金東雲は韓国CIAから静かに解任されることになっている旨述べた。
スナイダー公電の七五年一月十日付によりますと、韓国の「金(外相)は金大中拉致に責任のある在日韓国CIA要員の金東雲は韓国CIAから静かに解任されることになっている旨述べた。」こう書いてありますが、この時期は、まさしく公務員としての身分を失うというこの時期と非常に時期的には一致しているのです。
○志苫裕君 おいおいとまた後ほども伺いますが、やがて、こののっぴきならぬ証拠を突きとめたという公電後しばらくたちますと、一九七五年に入ると、金外相から、拉致事件に責任のあるKCIA要員の金東雲はKCIAから解任をされることになったと、こういう公電に——これは大使がかわっていましてスナイダー公電になるわけであり、それから出てくる幾つかの公電の中には、たとえば一月二十七日の公電には、金大中が七三年日本で
一九七五年一月十日、これが問題の文書でありますが、在韓国アメリカ大使館から国務長官あてに、金東作氏が一月九日、本使つまり大使と会った際に言った内容でありますが、 三木新政権がとった最初の姿勢に極めて満足しており、 さらに 金(外相)は金大中拉致に責任のある在日韓国CIA要員の金東雲は韓国CIAから静かに解任されることになっている旨述べた。
もう一つは、金大中事件をめぐって、最近、アメリカ政府側から、スナイダー駐韓米国大使が一九七五年一月十日付でキッシンジャー国務長官に送った公電で、その前日に行われた金東作韓国外相との会談に触れ、金外相は、日本における韓国中央情報部KCIA要員で金大中誘拐に責任ある金東雲はKCIAからひそかに解任されることになったと述べたと報告。
その秘密会には大平外務大臣、中曽根通産大臣、それから韓国側から金外相が御出席であります。」、こういうことについて中曽根国務大臣が御答弁なさっていらっしゃいます。
そして大平外務大臣、中曽根通産大臣、それから韓国側からは金外相が出席していると、こういう問いに対してお答えになっていらっしゃるんです。その中身なんです。それでいまおっしゃったのは、膠着状態を打開しようと、それは確かです。「そういうことでわれわれも強く要請をし、先方も共同開発でいくことがいいだろう、」先方がとは書いてないんですよ。
○正森委員 それでは外務省に伺いますが、去年の十月十六日にも、ソウル発として、金外相は金大中事件について八月十四日、事件の捜査を中断したことを日本側に通告しており、根本的には金鍾泌首相が訪日した際一段落したもので、この問題で非協力と言うのは理解できない、こういうように言うております。
外務大臣と金外相との間の話し合いが、特に金大中氏なるがゆえに早めるということでもない、また金大中氏なるがゆえにおそくするということでもない、こういう言い方をされたということであっても、リチャード・ハロラン氏のこの記事のような、つまり韓国側は、繰り返して申し上げるまでもないが、「韓国政府が金大中氏の出国を許す見通しは暗く、金氏が申請した旅券が発給される可能性はほとんどない」と言い切っている。
それで、私どもも不審に思いまして、韓国側に照会をいたしたのでございますが、私と金外相との間の話し合いに変わりはないということでございました。
そうしてさらに十八日には外務省が韓国側の回答を受けたところによると、金氏の出国は依然として検討中だ、あるいはまた金外相が後宮大使に対して、金氏から出された出国申請はなお調査中である、こういう話です。もうここまで来ますと、一ぱい食ったと国民がみんな考えている。それは何も国民ばかりじゃありません。与党の中にも一ぱい食ったと考えている人がかなり多い。
○大平国務大臣 金大中氏の問題でございますが、ニューヨークタイムズに記事が出まして、松本先生がいま指摘されたようなニュアンスの記事が出ましたので、先方の外務省に照会をいたしましたところ、日韓閣僚会議後、金外相と私とがお目にかかった際に申し上げたとおりでございますということで、そしてその考えに変わりがないという答えでございました。
それならば、一応、大臣及び田中総理がこれまで金鍾泌国務総理なり金外相なりと金大中問題についてお話になりました内容を、この際ひとつ具体的にここでお述べをいただきたいと思います。
○西村関一君 私ども伺っているのは、大平外務大臣あるいは田中首相なりがお会いになったときに、金鍾泌国務総理なり金外相にお会いになったときに、金大中問題に対してどのようなお話し合いをなさったかという内容について、この機会にここにおいてお述べをいただきたいということであります。
○国務大臣(大平正芳君) 先ほど御答弁申し上げたとおり、金外相からは、金大中氏は市民としての自由を享受されておりますと、金大中氏なるがゆえに特に出国問題について早く取り計らうとか、金大中氏なるがゆえに特におそくするとか、そういうことは考えておりませんと、そういうことが、その際、日韓閣僚会議の翌日、私と会見いたしました金外相のお話しでございました。
しかし、金外相が五日の日にソウルで発表しているのを見ると、まだ旅券の申請もないというようなことですけれども、いずれにしても、自由になれば日本に来ようがアメリカに行こうがこれはかってでしょう。ですから、そうなれば日本のほうにも来やすい条件になるわけですから、金大中氏の来日を求めて捜査に協力していただく。
○大平国務大臣 後宮大使と金外相との間の外交折衝を重ねまして、金東雲に対する処理、金大中氏に対する処理、そういう点で合意点が記録されておるわけでございまして、私どもはそれを踏まえた上で今回の処置に踏み切ったわけでございます。
○大平国務大臣 私と金外相との会談を、そう創作されては困るのです。私が申しましたように、国際的なクライテリアというものを踏まえて公正に解決いたしましょうということを申したことは間違いございませんけれども、いまあなたがあげましたように、一々のアイテムにつきましてこちらが解決策を提示するというようなことはいたしませんでした。
金外相と会われる点については、先日の委員会では否定をされたというふうに思いますが、日米韓同時なりあるいは個別なり公式、非公式を問わず、ニューヨークでそういう行動に出られる計画はおありになりますか。
もちろん外務省としては、先ほどアジア局長が申し上げましたように、これまでのそういった事実も踏まえて捜査協力という形で、あるいは金大中氏の原状回復という形で、在日大使館あるいはソウルにおける後宮大使から金外相を通じての捜査協力要請ということをやっておりますけれども、主権が即侵された、さらば次の手段はどうかというところまで踏み切るにもう少し時間をかしていただきたい、こう思っておるわけでございます。
そして六日に金外相とソウルで後宮大使が会っておるわけですね。そのときのいろいろの会見の模様について、もちろんこれは報告が来ておると思うのでありますが、できるだけ詳しく御答弁を願いたいと思います。
○水野政府委員 韓国の金外相が、国連総会出席のために、これは航空機の都合で羽田に立ち寄るということは聞いておりますが、外務省としてこれと接触するあるいは交渉するということは、現在全く考えておりません。
○沖本委員 正森さんも先ほど触れられましたけれども、きょうの新聞なんかによりますと韓国の金外相も国連総会あたりを目がけて出ていく、大平外務大臣も出かけられる。そうすると一番外交折衝をおやりにならなければならない当事者が国外に出てしまわれて、そして国連総会が終わり何らかの時期を経なければまたこの事件というものはもとへ戻ってこない。