2012-08-03 第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
しかし、国際的な金利裁定がより働く、つまり、海外の投資家が保有する割合がより多くなることを通じて、海外の投資家の影響が日本国債の金利により大きく作用する、その可能性が高まっているという意味では、今までのような状況にはないということだと思います。 それからもう一つ、日本の財政構造について、利払い費の増加が懸念されます。
しかし、国際的な金利裁定がより働く、つまり、海外の投資家が保有する割合がより多くなることを通じて、海外の投資家の影響が日本国債の金利により大きく作用する、その可能性が高まっているという意味では、今までのような状況にはないということだと思います。 それからもう一つ、日本の財政構造について、利払い費の増加が懸念されます。
この要因は、目下の我が国の国債の増発要因よりも大きなマグニチュードで金融市場を席巻したというふうに私も思っておりますので、円高によって、その金利裁定の部分は、御承知のように、単純に金利の高い低いということだけではなくて、将来の為替レートの変動の期待というものも当然金利平価では起こってきますので、そこのどちらの動きの方が早い、ないしは大きなインパクトを持ち得るかということであります。
そうすると、ヘッジを掛けるということは、先物予約をするということは、金利裁定が働いて内外の金利差というのはそこでなくなるわけなんですけれども、それにもかかわらず、金利差を利用して海外資産に、海外通貨に替えるということは、これはヘッジをしていない、オープンのやり方でやっているというふうに理解するわけですけれども、これは非常に、為替の観点からいうと非常にリスクのある私は取引だというふうに思っているんですが
そういう意味では資金的にも国境を越えて円滑な金利裁定が行われ、資金の出入りという形で有効な資源の再配分機能が進められていくという形であれば、アジア諸国の経済の発展もグローバルな分業体制を自国に有利な形で進めていくことができるというふうになると思います。
そして、この翌日物の金利のコントロールを起点といたしまして、実は、市場間の金利裁定を通じ、他の短期金利、あるいは国債、社債等の長期金利、さらには預金、貸し出し、あるいはその他資産価格等、金利が波及するということをねらってございます。その結果、全体として経済に幅広く影響を及ぼす。こういうような枠組みでやっているわけでございます。
そうすると、これは今売却していくよりも、長期的にこれ持っていってレンタルをした方がこれは有利になるんじゃないかなというふうに、そういう金利裁定というんですか、そういう観点から見て、いわゆる今売却した方がいいのか、それともこの土地はもっと別の活用方法をもって国が保有しながらそういう形でレンタルした方がいいのか、こういう観点からこういう売却問題、国有財産の売却問題というのは議論されたことがあるんでしょうか
つまり、もうマーケットに入れば、お金に色はありません、金利裁定が働きます。御専門のところでしょう。二十年度からその出口もマーケットになる仕組みがある。三省合意で経過はある。入り口もマーケットの仕組みで金利が決まっている。では、何が官から民なんですか。民営化したときに、何が官から民に変わるんですか。そこがわからないんです。
金融危機がなくなったということは、もうそういった金利裁定の余地がなくなりますから、五兆か六兆ぐらいあったものが、もしかしたら今年の三月末、現時点ではかなり減っているんじゃないか、その分日銀の当座預金残高が下げ圧力になっているんじゃないか、ですからなかなか三十兆を維持しようとしましても技術的に難しいんじゃないかと、こういう考え方があります。
そういうふうなことが反映しているのに加えまして、資本移動の自由化の下に国際的な資本移動が非常に活発に行われて、そういう意味では、この国際的な金利裁定が働きやすくなっていると。これらの要因によって金利の動く方向性というものがかなり一致するようになってきていることは事実でございます。 ただし、ごらんのとおり、金利水準という点ではそれぞれかなり格差があるわけです。
それからさらに、三番目には、このゼロ金利政策の影響で一種の金利裁定が働いて、株価が、この報告書の中にもあるように、五割も上昇したわけですね、去年のボトムからはかって。これは当然資産効果を持ったはずであります。いかなるところでどういう資産効果が出たと思っておられるか。 そして、四番目には、ゼロ金利政策をとって金利全般を下げたことによって、海外との金利裁定関係からいえば、円高をある程度阻止した。
また一方、発行する側の立場としてみれば競合商品、しかも国の債券でございますから、そこで金利裁定がどういうふうに働くのか。国が一番信用があるわけですから、では金利が高くなるのか安くなるのか、あえてこの場では申し上げませんけれども、それによって買う側の人たちがどういう反応を起こすのかについては、これはまさにいろんな条件の中での総合的な判断になろうかと思います。
まだまだこれから厚みの問題等はございますけれども、金利裁定も円滑に機能する市場に成長してきているなという感じを持っておるわけでございます。
○榊原政府委員 これは先生御承知のところでございますけれども、市場ではいわゆる金利裁定という裁定取引が行われておりまして、為替リスクを勘案した上での金利水準というのは、例えば日米でほぼ同等のところにあるわけでございます。 ですから、今のドルの金利水準、円の金利水準で、ドルが高いからお金が外に流れるということではございませんで、裁定された形の金利がどうなっているか。
そうした中で、国内の各種市場の金利相互間、あるいはユーロ円などの海外の金利との間でも現状におきましては金利裁定は十分に働いておりまして、金融政策の有効性というものは、現状、十分確保されているように思うわけでございます。
○鈴木(淑)委員 国金局長が相手でございますからやや技術的なことを申しますが、金利裁定に二種類ありますね。直先スプレッドが金利裁定に等しい。これはヘッジをとったときの話。もう一つ、アービトラージのない金利裁定というのがあって、予想の為替変動の率が金利差に等しい。二つありますね。
先ほど総裁からもそういう趣旨の御答弁がございましたけれども、先生御承知のように、今金利裁定というのはほぼ完全にきいておりまして、為替のリスクを勘案すれば、日米の金利あるいは日欧の金利はほぼ同水準にあるということでございます。
○小島参考人 委員の御質問、大変難しい問題を含んでおりまして、十分お答えできるかどうかあれなんですが、デリバティブズ市場の発達といいますのは、金融市場の広範な技術革新の一環ということだというふうに私どもとらえておりまして、基本的には、リスクの配分の効率化であるとか金利裁定の活発化というようなことを通じて市場の効率性を高める、普通の場合には市場の安定性を高めるという方向に働いているというふうに考えております
したがいまして、その債券の価格が安くなると思われるときには高い時期に売っておいて、債券を手当てしてキャピタルゲインが稼げる、逆の場合もあるわけでありますが、そういうような金利裁定、裁定といいますかヘッジをしてやっていこうという趣旨だというふうに思います。
こうして新しい市場が生まれ、市場規模が拡大してまいりますと、自由競争を通じまして、金融システムの効率化と市場と市場との間、この市場と市場との間には国際的な側面も含まれておるわけでございますが、金利裁定等による市場間の調整が行われるわけでございます。そして、この調整を通じて金融システムの安定性が図られるということになるわけでございます。
それから、たまたまバンクディーリングというようなお話も出たわけでございますけれども、金融自由化の中で、銀行は金融市場の中でいろいろの金利裁定、CDの裁定でも金利裁定市場に参加しているわけでございまして、その中で短期金利の裁定を全体としてよく見ながら、TBのディーリングを行ってみたりCDを発行してみたりいろいろやっているわけでございます。そういう点は官業はなかなかやっていない。
しかし、御指摘のとおり、このいい面というのがございまして、短期金融市場が整備される、あるいは金利裁定が活発に行われてくるというような意味で早まる面も確かにある、あるいはやりやすい面も出てくるということがございます。
間接金融をやっている金融機関と直接金融をやっている証券会社とのその接点になるところが育ってくると、両方の体質を変えながらそこで自由な金利裁定が行われて、結果として最終的には全金融資産に対するあるバランスがとれた金利体系ができ上がってくるのではないか、それを期待しながらやっていくわけですけれども、とにかく両者に、とりわけ金融機関にある大きな影響を与えるわけですから、慎重に歩まなければいけないというのは
その中で、大口資金にかかわる金利裁定を一層活発化させることが予想をされるわけでございます。自由金利市場への資金シフトを防ぐ見地からも、大口の預金金利の自由化は喫緊の課題であろう、こう思います。CDの発行条件の弾力化、MMCの導入等の措置を現在推し進めておられるようではございますが、今後の具体的な方針を明らかにしていただきたいと思います。
したがって、短期金融市場とその他の金融との間に金利裁定が行われるというようなことが、自由化が進んでいくことによって促進される。
特に短期国債については、これも申し上げましたように、現在の短期金融市場でほかの商品、つまり現先とかあるいはCDとか政府の短期証券とか、あるいは今月から商品になって出ましたBAですね、銀行引受手形、こういったようなものと並んで、その間に金利裁定が盛んに活発に行われるといったような短期金融市場の中の一つとして短期国債が発行されますと、大変そういった機能が期待されるというふうに思います。