1982-02-17 第96回国会 参議院 本会議 第6号
市場の実勢を無視した低金利発行によって、ついに昨年七月、八月と続いて発生した休債という異常事態は、何よりも明確にそのことを物語っております。 しかるに、これまで政府のとってきた措置は、非市場性公債の発行という金利自由化の流れに全く逆行するものでありました。
市場の実勢を無視した低金利発行によって、ついに昨年七月、八月と続いて発生した休債という異常事態は、何よりも明確にそのことを物語っております。 しかるに、これまで政府のとってきた措置は、非市場性公債の発行という金利自由化の流れに全く逆行するものでありました。
そこで、銀行としては引き受けシ団をつくって相当部分をお引き受けしておるという形でございますので、国債の発行条件が適正かどうかということがその場合には一番大きな問題になってくるわけでしょうが、これも国債金利発行条件だけがひとり歩きするわけにまいりませんものですから、実勢どおり頻々と変えるわけにも必ずしもいかないというふうなことで先ほど御指摘のようなことが起こっているわけで、銀行が大量に国債を持っていいのかという
十月以後に縁故地方債を発行いたしました団体はまだ少数でございますが、都道府県のうちの市場公募の団体の場合には、表面金利、発行者価格ともに市場公募地方債と同一でございまして、市場公募団体以外の団体の場合におきましても、市場公募地方債に準拠してほぼ適正な発行条件が定められているというように存じております。
第二の、公社債市場の育成策はどうかということでございますが、これは申し上げるまでもなく、金融の正常化をはかっていき、税制、金融等の問題で対処しながら、特に具体的には金利、発行条件の弾力化というようなものに踏み切っていかなければならぬと思います。なお、証券に対する金融に対しては特に確立をする必要があると思います。
それだけでなく、信託銀行その他との金利の問題とか、国債、政府保証債、民間の社債の金利、発行条件の弾力化の問題とか、いろいろなむずかしい問題があることは、木村さんも御承知のとおりでございます。