1977-11-10 第82回国会 参議院 予算委員会 第8号
また、アメリカ自体においても、たとえば長期の契約については、これは金の最でその価値を保証する金価値保証というような問題、俗に言われている金約款、こうしたものが上下両院で通った。
また、アメリカ自体においても、たとえば長期の契約については、これは金の最でその価値を保証する金価値保証というような問題、俗に言われている金約款、こうしたものが上下両院で通った。
ゴールドトランシュが、これはIMFに対する一種の貸し金でございまして金価値保証がついております。SDRも金価値保証がついております。これが六億四百万ドルでございます。それから外貨が百七十億六千万ドルでございます。この外貨のほとんど全部がドルであるというふうにお考えおきいただいてけっこうでございます。
もっと平たく言えば、金価値保証がある、そういう準備資産でございます。SDRというものがこれから順調に伸びるのも伸びないのも、各国の協力いかんにかかるわけであります。そういうふうに伸びてまいりますと、SDRは全体の各国の準備資産の中で量がふえてまいるわけであります。ふえてまいりますと、むしろ比率においては、ドルとか金とかよりもSDRの比率のほうがふえるという可能性があるわけです。
それから木村委員のお話でございますが、これは確かにフローとして毎年二十億ドル、合計五年間で百億ドルの増加になるわけでございますが、これがストックとして機能するかどうかということでございますが、金価値保証がこのSDRに付されておるということからいたしまして、遠からずこの運用よろしきを得れば金に等しい地位を得るということが考えられるわけでございますが、そういたしますと、SDRを保有すること自体ストックにも
それからIMF四条というものをいま指摘されたわけでございますが、そういった意味におきましてSDRは私たちは絶対的金価値保証というふうに呼んでおります。
それからもう一つ、特別引き出し権に金価値保証が付されているが、金兌換はできない。いわゆるゴールドペーパーですね。ところが、米ドルには金価値保証は付せられていないですね。その間の調整をどういうふうにするのかですね。だから、米ドルとSDRとの関係ですよね。引き出し権の金保証と米ドルとの関係をどういうふうに調整するのか、この点がどうもさっぱり明らかじゃない。この点をもっと明らかにしてもらいたい。
○伊藤(惣)委員 このSDRは金価値保証を付せられているわけでありますけれども、その効果を否定的に見た場合には、直接には金や通貨の裏づけを持たない帳簿上の資産であるわけですね。また肯定的な見方をした場合には、信用手段であり、また国際協力のいかんによっては世界通貨としての機能を保有するまでに成長するかもしれない、こう思うわけです。
SDRは、御承知のように、金価値保証というものがついておりまして、金にこそかわりませんが、価値保証は絶対的な金価値というものがついておるわけでございまして、そういった意味におきまして、ドルその他の通貨よりも一つの長所といいますか、利点があるかと思います。しかもまた、金と比べますと利子を生む。一・五%でございますけれども、利子を生むという経済的な長所もあろうかと思います。
SDRには金価値保証がつけられますが、それは金や米ドルに取ってかわるといったものではなく、金・米ドル等の在来の準備資産を補充するというのが主たる目的であります。
なお、特別引き出し権は金価値保証が付せられているきわめて優良な資産であります。 このように、特別引き出し権制度は、金や米ドルを補充する新しい準備資産を各国の共同の責任のもとに計画的につくり出していこうという制度であり、国際通貨制度における画期的な前進を意味するとともに、今後の世界の貿易及び経済の発展に大きく寄与するものと考えられます。
○広瀬(秀)委員 このSDRはこういう金価値保証ということなんですけれども、ドルの場合には現実に一オンス三十五ドルで、これは政府間の決済をする場合には完全に金と交換されるという最後の保証があるわけです。ところが、このSDRを担保するものは一応理論的に一ドル当たりの金の〇・八八八六七一グラムという数字と合わしておるわけですけれども、しかし、一体その価値を保証するものはどこなんですか。
かりにこの金価格が一オンス三十五ドルからたとえば四十ドルになったという場合に、この金価値保証というものはどういう変動を受けるわけですか、理論的に。