1993-12-01 第128回国会 衆議院 予算委員会 第5号
被告人金丸には、同人が内閣及び自由民主党の要職を歴任して強大な政治的影響力を有するに至り、山梨県はもとより各地における公共事業の実施に尽力するなどしていたことから、公共事業の受注や業界全体の利益確保等を期待する大手建設業者や地元山梨県内の各種業者等から、金丸個人に対して、毎年、盆暮れを中心に多額の政治活動に関する寄附等が行われるようになり、その金額は、昭和六十二年から平成元年にかけて、毎年十億円以上
被告人金丸には、同人が内閣及び自由民主党の要職を歴任して強大な政治的影響力を有するに至り、山梨県はもとより各地における公共事業の実施に尽力するなどしていたことから、公共事業の受注や業界全体の利益確保等を期待する大手建設業者や地元山梨県内の各種業者等から、金丸個人に対して、毎年、盆暮れを中心に多額の政治活動に関する寄附等が行われるようになり、その金額は、昭和六十二年から平成元年にかけて、毎年十億円以上
金丸個人とかあるいはそういうだれだれ個人の問題じゃなくて、ここは構造の問題がある。それが自民党だけの問題じゃなくて、野党までを含めた大きな構造の問題がある。ここを変えなければいけない。だからこういう政治改革をどうするかという話になったのだと思います。
私は、金丸さんの問題を金丸個人の問題だけと考えておりません。少なくとも国会には同僚という言葉があります。同僚という言葉を使うときには、自民党の先生であろうが、我が党であろうが、公明党であろうが、民社党であろうが、いずれにしても国会議員というものをとらえて同僚議員という言い方を私はしていると思っています。
であったということから、検察審査会への申し立てということにしまして、私も申立人の一人になったわけなんですけれども、審査会でのその中身を、審査の議決というものの通知を読んでみますと、まあここに書いてあることをずっと読み上げるというのも時間の制約がありますので要点だけ言いますと、ここでは、まず検察審査会が、五億円の寄附というもの自身については、どの証拠から見ても、金丸氏の指定団体である新国土開発研究会を経由せず、被疑者金丸個人
その通帳がやはり指定団体のものであるのか、金丸個人かそれとも生原個人の通帳やらわからぬ。そこらをちゃんと出さなきゃいかんがね。国民はそういうところを知りたいわけ。 いや、そうではなしに、いや保有金として持っていたんだけれども、それも記載していないとなると、それが政治資金になったんだ、裏金にしろ政治活動に使われたという証拠を出してみてください。
個人というのは、金丸個人に受け取ったお金だ、だけれどもそれは政治団体へ入れた、こういうふうに言っておられますが、それはあなたの判断でそういうふうな扱いをされたわけですか、あるいは金丸さんが、そうしておけと、おれが個人で受け取った金だが政治団体へ入れておけというふうに金丸さんが言われたのか、これはどうですか。
上申書提出前の段階での生原秘書の供述は、五億円の受領が金丸信代議士の政治団体である新国土開発研究会であった、そして上申書が提出された後、五億円の受け手を金丸個人とする供述調書をつくったと。安部弁護士は金丸前代議士の弁護人ではありますけれども、検察から当時出頭を求められていた生原秘書の法律顧問的な立場でもあったわけでありますから、それはもう紛れもない事実であります。
安部弁護士の話によりますと、事情聴取はしない、上申書を出してくれ、ただし五億円は金丸個人あてに入ったことにしてほしいという通告が五十嵐部長から安部弁護士になされたのが九月二十三日。安部弁護士の話によりますと、最高決定が出たんだと五十嵐部長は言ったという話でございます。そういう経過ですね。
しかも、それを取り調べもしないで、生原秘書はわざわざ新国土開発研究会に入れたと言っているのに、また渡邉の調書については答える立場にないとか言っているが、渡邉氏もそれに符合するようなことを言っていたのに、それをひっくり返して最終結論が出ました、金丸個人が受け取ったことにしてください、完全な証拠の捏造、事実に基づかない事件のでっち上げ、これそのものではないですか。