1978-06-16 第84回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号
先日は野毛平に行きました。大変な騒音で、昨日のように曇った日には雷が落ちてくるような音です。滑走路から六、七キロ離れたところで。住民が連日そういう被害の中にさらされているわけです。そういう状態の調査をそれこそ総理の言うようにてきぱき行うならば、あしたからでもこの環境基準に基づく騒音調査をやる、こういう考え方を総裁自身がお持ちにならなければならないと思うのですが、この点、いかがですか。
先日は野毛平に行きました。大変な騒音で、昨日のように曇った日には雷が落ちてくるような音です。滑走路から六、七キロ離れたところで。住民が連日そういう被害の中にさらされているわけです。そういう状態の調査をそれこそ総理の言うようにてきぱき行うならば、あしたからでもこの環境基準に基づく騒音調査をやる、こういう考え方を総裁自身がお持ちにならなければならないと思うのですが、この点、いかがですか。
○小川(国)委員 次に、いままでの調査の中で一番ひどかった野毛平、ここは大丈夫だというので引っ越しをした。ところが爆音の直下になって、そして今度の調査では、すれすれ八十ということですけれども、ここへの対策、それから本三里塚、三里塚、大清水、この辺についての対策はいままで漏れに漏れてきているわけです。
したがいまして、こういうもの等を勘案いたしますと、実際の騒音値と申しますのは、いま御説明いたしました軽減されるファクター等もございますので、そういう面から考えますと、必ずしも先生が先ほど御指摘になりました新野毛平あるいは三里塚等においては、おととしの予測コンターから大きく外れるというようなことは考えられないとわれわれはいまのところ考えているわけでございます。
そこで私の公明党でも現地で調査したんですが、たとえば野毛平にしてもこれは完全に一種ですよ。それで光ヶ丘だとか、これは百あるいは百超えると。そうなってきますと、いわゆる一種も当初公団で考えていた区分けをした三種、二種並みの対策を講じていかなければならないのじゃないか、当然でしょう。一々これを説明しなくたっていいのだけれども、何のために三種だ、二種だ、一種と分けたんだ。
○参考人(角坂仁忠君) 今度の場合は実際の測定でございますから、市でやったのと公団でやったのと大きく食い違っておりませんで、いま一つの例を御指摘でございましたが、野毛平で移転したいわゆる従来一種地域と言われているところでも、ある日によりますと一機百ホン出している飛行機も、公団ではかりましても実際あるわけでございます。
成田市の本三里塚、それから野毛平、この二カ所は、前回も今回も非常に高い数値を示しているわけでございます。これは私ども成田市の調査結果によるわけでございますが、成田市本三里塚の場合には、前回九十七ホン、今回九十一ホンということで非常に高い数値を示しております。これは六回にわたるデータによりましても、前回で九十七ホン、今回でいずれも九十ホンを超えております。
○町田参考人 先ほど私が申し上げました野毛平は、三種地域の方の野毛平でございまして、御承知のように三種地域の野毛平は、縦に七・一キロそれから横にはゼロ、真下でございます。それから一種地域の方の野毛平は御承知のように縦に七・六キロでございまして、横に〇・六キロずれておる場所でございます。そこに移転したわけでございますから。
たとえば野毛平地区あるいは三里塚地区、こういうところには移転したけれども移転の効果がなかった。効果は全然ないとは言えないでしょうけれども、余りなかった。依然として大変な騒音だという事実があるようでありますけれども、それらの事実はいかがでしょうか。
特に野毛平につきましては、私も当時県におりまして、あの移転につきましては非常に議論を交わした経験がございます。当時、私まだ公団におりませんが、公団といたしましては、もう少し離してほしいという要請もしたわけでございますが、やはり地元住民のいろいろ強い希望がございまして、現在の野毛平部落から西側に約五百メートル前後の地域が一番いいからということで、実は、県が代替地を造成して移転させた経緯もございます。
それから特にいままで行われた対策の中で、野毛平というところとそれからもう一つ長田という部落があるのですが、これは運輸省の指導の誤りで騒音の一番ひどいところから、移転区域から騒音区域に引っ越しをさせちゃったわけです。家が新しくなればいいだろうということで、住めないところの人に移転を命令した。
それから野毛平と長田部落の移転の問題でございますが、私が聞いておりますところでは、これは本人たちの非常に強い希望でそこでなければどうしてもいやだということで、当時その関係を担当してやっていただいておりました千葉県でもやむなくそれに賛成をした、こういういきさつであるというふうに聞いております。
それから騒音の問題については、いま総裁は一部しか騒音の影響がないようなお話をしておりますが、この間の騒音テストでもこの野毛平は最高値を記録している部落で、これはやはり全体として騒音の激甚地区に入っている、こういうふうに私は理解しております。
先ほど先生に御説明申し上げましたように、本件は実は野毛平地区の方々と非常に数多くのお話し合いを進めた結果、どうしてもそういう御希望があって、実は次善、三善であるかもしれませんが、そういう方向へいま話が進んできたという事情はございます。
先生ただいまの御指摘の件は、推察いたしますに成田空港の北側にございます野毛平という地区の件ではなかろうかと存じますが、まず一般論的に申し上げますと、新東京国際空港におきましては、空港敷地内の方々の移転にあたりまして、約二十三の地区につきまして四百六十ヘクタール程度の用地を準備いたしまして、それぞれ移転を進めさせていただいてまいってきたわけでございます。