1985-04-02 第102回国会 参議院 予算委員会 第19号
日本の陸上自衛隊は、要するに三日間の野戦訓練で部隊についていけないお孫さん持ちの熟年兵士が大勢いると書いてあるんです。そして見出しが、何と「グレイ・ヘアズ・イン・ザ・ランクス」ですからね。しらがまじりの下士官たちと、こういう意味ですね。こういうのが出ている。果たしてこれ事実かどうか。
日本の陸上自衛隊は、要するに三日間の野戦訓練で部隊についていけないお孫さん持ちの熟年兵士が大勢いると書いてあるんです。そして見出しが、何と「グレイ・ヘアズ・イン・ザ・ランクス」ですからね。しらがまじりの下士官たちと、こういう意味ですね。こういうのが出ている。果たしてこれ事実かどうか。
保安隊は高射砲やバズーカ砲をひつさげて野戦訓練をやつておる。海上警備隊は三インチ砲の実弾射撃をやつておる、もしこれが軍でないというなら地球の上に軍というものはありません。そういうあいまいな言葉をもつて警備隊も保安隊も軍ではない、戦力でもないと言わらる、そこにどうしても割切れないところがある。 保安隊の性格についてはさらにあとで申し述べることにして、私は次の質問に移ります。
現在の予備隊がどんな訓練を受けておるか、これはここであらためて申しませんが、ともかくも、はつきり外敵を予想したところの大規模な野戦訓練をやつておることは事実である。これは警察としての行動を逸脱いたしております。国家の統制に基いた、整然たる組織による殺傷行為の訓練をやつておるのである。これは警察ではない。明らかに、まさしくこれは軍隊であります。