1949-05-25 第5回国会 参議院 本会議 第34号
たまたま新聞紙等を見まするならば、恰かもこの議院内におきまする野党勢力が議事の運営を妨害しておるがごとく傳え、(笑声)且つ(「おかしい」と呼ぶ者あり)又さように議院内におきましても噂をいたしておる向があるのでありますが、只今私が申上げましたように、この多くの議案を残しながら、議長みずからが生理的な要求等によりまして本会議に出られないといたしまするならば、副議長等もあるのであります。
たまたま新聞紙等を見まするならば、恰かもこの議院内におきまする野党勢力が議事の運営を妨害しておるがごとく傳え、(笑声)且つ(「おかしい」と呼ぶ者あり)又さように議院内におきましても噂をいたしておる向があるのでありますが、只今私が申上げましたように、この多くの議案を残しながら、議長みずからが生理的な要求等によりまして本会議に出られないといたしまするならば、副議長等もあるのであります。
本國会の末期におきまして、與党、野党互いに祕術を盡して攻防戰を展開いたしております。併しながら民主國会における野党攻勢或いは與党の防禦には、おのずからお互いの作つたルールという枠があります。多数派には多数派の作戰があり、少数派には少数派の作戰があるわけであります。併しその限界は、國会法なり或いは参議院規則という枠内でやらなければなりません。
「重要法案の審議を妨害する動きが野党の一部にみられる。」こういう途方もない放言をしておりまするが、まことに主客顛倒もはなはだしい、無礼千万な言い振りであります。 皆さん、この議会は、会期の末に至りまして非常に紛糾して参りました。また事実、本会期の議会の特徴は、いろいろな法案の審議に対して野党対與党の紛糾の非常にはげしかつたことが特徴であります。一体これは何がほんとうの原因でありましようか。
かくして、われわれの要求するところの意思とはまつたく相反し、共産党と民自党の委員からのみ賛成を得て、このたびの懲罰が決定いたしたのでありまするが、第三者たる社会党も、民主党野党も、わが新政治協議会も、共産党あるいは労農党も……。 〔発言する者多く、聽取不能〕
われわれ野党は、実際共産党は、吉田内閣がこの際ほんとうに総辞職をする意思ありやいなや、これこそ問題の解決点であると考えまして、吉田首相の明確なる答弁を要求する次第であります。(拍手) 以上をもつて終ります。 〔國務大臣林讓治君登壇〕
○増田政府委員 時事新報の記事が御質問の対象のようでございますが、当時参議院の野党のごく一部に、そういう印象づけられるものがあつたということを、新聞に申したことはございますけれども、必ずしもあの記事の全部が事実ではないのでございます。
先ほどそういうこと毅然とわけるべきであるということを民主党の野党の方が言われましたけれども、われわれは裁判官ではないけれど、事を議決する場合には、やはり情状酌量の資料として、あるいはまた前科がその資料になるがごとく、あるいは社会的批判がその資料になるがごとく、すべての問題を総合提案して結論をださなければならぬということは、これは決して誤つた行為ではない、そういうことから私は小西君にもはなはだお氣の毒
○成田知巳君 設定には、野党側の欠席のうちに、多数の力で強引に押し切るいう、運営委員会の運営方針違反の……。 〔発言する者多し〕
と申しますのは、本日の時事新聞に、「野党に重要法案妨害の動き」と、「増田長官談」として出ております。記事の眞僞を確めたいと思います。先程呼んで頂いたのでありまするが、今の上程されると言われました議案のために延びております。直ちに官房長官をお呼び願つて、この問題を質したいと思います。と申しますのは、戰時中政府が買收した鉄道の讓渡に関する法律案とも関連がありますので、是非そう願いたいと思います。
とに角官房長官の方は、野党側から議事妨害の印象を受けたかも知れませんが、私の印象を申上げます。政府の大臣並びに政務官が議事進行のできないような答弁をなさつたことは、これは印象ではない事実があるのです。それがために各委員会はごたごたしておる。
○原虎一君 官房長官にお尋ねいたしますが、本日の時事新聞が官房長官の談として、「野党に重要法案妨害の動き」という記事を掲載いたしております。念のために読んで見まするが、「増田官房長官は、二十二日國会における法案審議状況に関し、野党の一部に、重要法案の議事妨害により審議未了を工作している動きがあると、大要左の如き談話を発表した。
従つて神山君も御存じだと思いますが、他の内閣のときのように一日が二日前に、たくさんの法案を持込んで、そうして翌日までにこれを議決しろといつたようなことは、われわれ野党時代に非常に非民主的に思い、不愉快に感じましたから、ああいうことはいだいておらないことを御了解願います。
この承認の問題についていろいろ問題が起きて來て、大分質問も鋭くなつて來たために、野党の諸君が民自党の交渉員のところへ行つて一應政府はこれを撤回して、出し直したらどうかという交渉をしていたわけです。ところがそれが大分うるさくなつたために、民自党の席から何をしておるのか、そこはらるさいじやないかという声が出て來た。そこで私の方の神山君がうるさいとは何だ、場内交渉員が交渉をしておるのにうるさいとは何だ。
「與党運営委員の、議事運営の合理的な方式を見出そうという努力に対しまして、野党委員も満幅の賛意を表して、ただいままで協力して参つた云々という言葉があります。この言葉によりますと、われわれ民自党側が実に民主的な、しかも円満な議事の運営をはかろうとしたというこの事実をお認めなのでありますか。
○平川篤雄君 私も運営委員として、かようなことを申し上げるは少しどうかと思うのでございますが、與党委員並びに私を含めまして野党の運営委員は、そのことを直側に考えておつたということ、それについて努力を傾倒しておつたことは申し上げていいかと存じます。
○國務大臣(小澤佐重喜君) お話のように、前回の國会におきましては、衆議院から見まするというと、私共は少数の政府でありまして、從つてその考え方は、当時の野党の人もその案に賛成されてあの案は通過し、御審議を願つたのであります。それは御承知の通りであります。
ところが、今度の定員法の問題にいたしましても、民主党の野党派も反対なさつた、社会党も反対なさつた、けつこうなことです。しかしながら、今度の定員法の問題を檢討いたしますと、吉田内閣がやつたには違いございませんが、必ずしも吉田内閣がやつたからといつて、吉田内閣のみの責任ではないと私は思う。
その証拠には、民主自由党が昨年野党であつたときにまつ先に反対されました経済調査廳にいたしましても、この経済調査廳という役所は二千名の二級官を持つておる。二千名の二級官を持つた特殊な官廳を野党のときにあのように反対しておきながら、今度は強化しておる。こういつたことを平氣でやりながら、一方においては下級な官僚をどんどん首切つてしまう。 〔発言する者多し〕
それで内閣委員会の審議を見ておると少くとも野党側においては相当不満がありまして、委員長に対する不信任も出て、あれほどもまれたのでありますから、私どもの方としても討論の時間については制限してもらいたくない。但し常識がありまして、われわれはここへ来て引延ばし戦術をしてもどうにもならぬ。これは常識上わかること事であります。
そういう点から考えまして、われわれも野党側の反対討論を十分尊重いたしますことはやぶさかでありません。ただそこである程度の総体的な時間をきめておくことが議院運営の円満な今までの協議事項だと思います。
これはわれわれ野党もあらゆる機会を通じて、民主自由党及び第三次吉田内閣のこの陰謀ある勤労大衆の犠牲の上において、政権を樹立し、これを確保する態勢は、参政官等の問題におきましても、いろいろ本会議において討論せられておるごとく、まつたく遺憾千万であるのであります。
そうして與党側から説明がありましたので、いろいろ與党も野党もこれについて研究をいたした結果、まず四條件の審議をいたしまして、次に各省の特殊事情をそれぞれ研究いたしまして、それについては特に審議を簡便ならしめるために関係大臣をほんとうに一堂に集めていただきまして、眞劍な討議をなすというとりきめをやつて來たのであります。
○淺井政府委員 党利党略と仰せられますけれども、これは結局國会の多数の意思でおきめを願いますこと、ちようど野党三派の多数によつて、給與ベースが上つたと同じでございますから、これは國会の御意思できまる、こう存じておる次第でございます。
少くとも議案の性質によりまして、委員会及び本会議等はできるだけ與野党の熱心な審議を盡した上で法案の成立をみる段階に導くことが民主主義の議会の審議の方式であろうと思います。先ほど來から聞いておりますと、できるだけ質疑の時間を圧縮しようという方にのみ力が入つている。しかも熱心な委員の質疑を十分に盡させないというきらいがきわめて露骨に現われております。
それからもう一言申し上げたいことは、この法案は大体前内閣時代には非常に與党の方も御賛成でありまして、前回の國会にも一應出したこともあるのでありまして、そのときは社会党の議員の方も提案者に署名されましたし、民主党の方も提案者になつた方もある、そういういきさつもあるのでありまして、私どもはこの法案には野党の方も賛成の方方が幾らかあるのじやないかと実は見ておるのであります。
與党運営委員の、議事運営の合理的な方式を見出そうという努力に対しまして、野党委員も満幅の賛意を表して、ただいままで協力して参つたのであります。ために昨日は唯一の例外でありましたが、開会時刻の嚴守の習慣も確立せられまして、その他にも好もしき幾多の事例が二、三にとどまらないのであります。
この法律は、そもそも現在政府の與党たる民主自由党が、かつて野党時代から過ぐる総選挙を通しまして、供出後の米の自由販賣なるスローガンを掲げて、いかにも米の自由販賣が安易にできるがごとき印象を国民に與え、さらにまた生産農民に対して、供出後に米が自由に賣れる状態にあるという印象を中外に宣傳したことに、この改正案の裏づけになつておりますいわゆる司令部のメモランダムとなつて現われて來ておるのであります。
民主自由党の諸君は、野党の諸君がフアツシヨと言えば腹を立て、独占資本と言えば腹を立てるのでありまするが、実際こういう事柄を土台にして参政官設置等の問題をめぐり、さらにまた官僚政治と相提携して独占的政治の方向に諸君が動いているということを、明瞭に指摘いたしたいのであります。
統制事務が拡大されるか、縮小されるかということが安本の必要なる人員を決定するわけでありますが、民主自由党は特に野党時代に統制の大幅撤廃を主張されて來たわけですが、殊に青木さんは野党時代の政務調査会長として、統制大幅撤廃を唱えた民自党の政策に対しては当の責任者であると私考えておるのであります。
ことに本案についてはわが民主党在野党も提案者の一人でありまして、どうしてもこの法案を通過成立さしたいという念願から、退席した側と與党側との間に立つて、いろいろ連絡に努めてみたのですが、結論として両者に大体御了解を願つた点を申し上げて、そのように御決定を願いたい。
○土井委員 この際各野党を代表いたしまして、一言発言を求めたいのでありますが、從來議会運営の面にあたりまして、ややともいたしますると民自党側が数を頼んで、非常に強圧するようなきらいがあるのであります。ことに一、二の議員に至りましては、脅迫的言辞をもつて臨むような形勢もないではない。
私どもといたしましても今後運営の円滿をはかるために、そういうことに努力することはもとよりでありますが、野党の諸君におかれましても、会期切迫しておるときでもありますので、議事のすみやかなる進行の為に、発言の簡略に心がけられまして、議事の円滿な進行に協力せられんことを希望して、私ども今後協力をお互いにお約束したいと思います。
今の與党の諸君である自由党の方方が野党であつた場合に、多くの炭鉱業者から依頼されて、金銭の授受なんかもあつて、多くの犠牲を出し、並びに今委員長をしておられる神田氏なり政務次官の有田君なりが、からだを張つてまでに反対をされました当時のことを思い出さざるを得ない。