1996-12-16 第139回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
野上局長のお話の中で、経済のグローバリゼーション、これが非常に大きな問題だというふうに言われました。私も、APECというのは経済のグローバリゼーション、特にソ連崩壊後一層強くなっていると思うんですけれども、それに対してアジア諸国がどういう対処をしていくかということがAPECにとっての中心問題だと思うんです。
野上局長のお話の中で、経済のグローバリゼーション、これが非常に大きな問題だというふうに言われました。私も、APECというのは経済のグローバリゼーション、特にソ連崩壊後一層強くなっていると思うんですけれども、それに対してアジア諸国がどういう対処をしていくかということがAPECにとっての中心問題だと思うんです。
去る十月、野上局長がたしか経団連にお話をなさったときに、途上国は投資の受け入れの是非というのは自国の主権問題にかかわるという立場をとっている、WTOにおいて投資問題を取り上げることについては懐疑的だというような趣旨のことをお話しされたというふうに私伺っているわけですけれども、そういう中で、まさにアジアの中の日本の役割というのが厳しく問われた会議じゃなかったかというふうに思うんです。
しかも、今度のAPECの中ではラモス大統領が音頭をとってビジネスフォーラムをやられたというふうに聞いておりますが、先ほど野上局長のお話では、日本から五十数人の経済人が参加をした。大変評価をされていたようなんですが、新聞などの報道によりますと別な意味での批判もあるようでして、例えば日本の経済規模、経済的な実力から見て、あのビジネスフォーラムに参加をした数というのは必ずしも大きくなかったんじゃないか。