1961-03-01 第38回国会 参議院 本会議 第10号
第二のお尋ねでありますが、重要生産物の米について、何か生産を減らすようなことが新聞に出ているが——というお話ですが、この御心配ごもっともです。そういうことは考えていません。十年後における米の需要量というものも今日よりさらに伸びていくわけであります。
第二のお尋ねでありますが、重要生産物の米について、何か生産を減らすようなことが新聞に出ているが——というお話ですが、この御心配ごもっともです。そういうことは考えていません。十年後における米の需要量というものも今日よりさらに伸びていくわけであります。
でありますから、私たちといたしましては、この重要な農民生活に影響を及ぼすような農作物に対しましては、これを安定した価格で置きたいという考えから、重要生産物の価格安定の立法をいたしたいと思いまして、ただいま検討中でございます。
しかし現在の政府のいうわく内で考えてみますれば、問題はそういう形ではなしに、私は常にこのことを主張し続けて参つておるのでありますけれども、現在の政府が唱える自由主義経済の原則から申しまするならば、やはり問題の中心は農家の生産いたしますところの米麦並びにかんしよ、ばれいしよという重要生産物に対し、あるいはその他に対するところの価格政策でなければならないと思うのであります。
統制撤廃後どうなるかと申しますと、これは生産者の重要生産物である米麦の、商品としての等級を定める一層重要な仕事になるように思うのでありまして、これによつて生産者の利益が増したり減つたりすることもあるのであります。
先ほどから皆さんおつしやる通り、すべての重要生産物に対しては、国家は財源が許すならばすべて奨励金というものは出さなければならなかつた。それが国家の財政上の見地から、おそらくはそういうものが必要であるとわかりつつも、今まで認められなかつたのだ。それを価格の中に認めたということは、あなたは大豆増産奨励のために必要だから認めた。
私どもは四千二百万トンの生産を既定しておるような次第でございまして、以上申し上げたような意味で、この重要生産物については、價格を引上げないということに決定をいたしておる次第であります。 〔國務大臣稻垣平太郎君登壇〕
それから六十五倍という線は、これは先程も申上げましたように、石炭のような重要生産物の値段を六十五倍以上に上げますと、又他の物資も非常に高くなつて來るというような関係もありますものを六十五倍の線に停めて、それ以上超したものは國家の價格差補給金を支出する。