1965-02-05 第48回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
これは全国の重要河川上流地帯におきまして、しかもその受益が二府県以上にまたがる、こういうような仕事を現実にやっておるわけでございます。
これは全国の重要河川上流地帯におきまして、しかもその受益が二府県以上にまたがる、こういうような仕事を現実にやっておるわけでございます。
さような観点から重要河川上流の民有林の中で保安林に指定されるもの或いは又治山治水事業を施行する必要のあるものにつきましては、これを国有林野事業特別会計が買取りましてこれに荒廃地復旧事業であるとか或いは水源林造成等の事業を行う、これによりまして治山治水を幾らかでも徹底する、さような考え方をいたしておる次第でございます。
国有林野特別会計は従来利益金を一般会計に納付しておつたのでありますが、今回の予算におきましては利益金の納付をとりやめまして、その利益金を国有林野特別会計におきまして、重要河川上流の民有林につきまして、それを必要があるものは買い上げて治山事業を施行する。
これを再検討いたしまして、現在の保安林というもの自体が、一応改廃もいたしておりまするが、このままではなかなか目的達成のためにたらないということで、緊急、重要河川上流水城を主体といたしまして、保安林の整備、再配分を考えると同時に、その内容に対しましては、施業の計画実施まで国が強力な手を差延べるという法律的な措置を講じ、さらにこれに対する財政的な裏づけをもつて、たとえば補償問題、あるいは森林所有者の希望
対策の第四としては、現在建設省所管の砂防工事も、重要河川上流部に重点を置かねばならぬことをうたつたのであります。特に砂防工事の計画は、その上流山地がいかに管理経営され、いかに保全され、また森林の奥地開発がどうなるか等の山林の状況に即する計画でなければならないことを述べたのであります。