1961-02-22 第38回国会 参議院 決算委員会 第7号
この三月の下旬に、国宝重要文化財関係の文化財専門審議会が開かれる予定になっておりまするので、それまでに専門的な私どもの調査の結果をありのままに報告、諮問いたしまして、そこで審議をいたされましたその結果に基づきまして御答申あると思いますが、その御答申に基づきましてできるだけ早い機会に善処いたしたい、かように思っておるような次第でございます。
この三月の下旬に、国宝重要文化財関係の文化財専門審議会が開かれる予定になっておりまするので、それまでに専門的な私どもの調査の結果をありのままに報告、諮問いたしまして、そこで審議をいたされましたその結果に基づきまして御答申あると思いますが、その御答申に基づきましてできるだけ早い機会に善処いたしたい、かように思っておるような次第でございます。
私は一番弱いと思うております、見ておりますこの重要文化財関係の災害復旧につきさまして、一応ここで御報告といいますか、していただきたいと思うのでありまして、あるいは文部大臣がなんでございましたら、委員長がおいでになっておりますので、委員長から一つお話をいただきたいと思います。
災害復旧につきましては重要文化財関係というものは、あまり何と申しますか、後援団体があるとか、あるいは組織されておる団体があるというようなことがないので、非常に重要文化財の災害につきましては手薄になりがちなんであります。
重要文化財関係の法律の規定ともよくつき合せてみますると、齟齬する面があるわけであります。その辺のところを検討いたしまして、今回は国が直接公共の用に供しておる財産を公共用財産という分類といたしまして、従来の公共福祉用財産という観念をやめることにいたしまして、そういうふうにまあ分類を変えることによりまして、国有財産の整備が適正に行われるというふうに考えました次第であります。