1971-12-24 第67回国会 衆議院 本会議 第27号
(拍手) 総理、あなたは、この歴史の必然を洞察することができず、いわゆる国府擁護のため、知能犯よろしく、逆重要事項指定決議案なるものを考え出し、なりふりかまわず中国の国連における合法的権利回復の妨害工作に狂奔しましたが、その結果は、国際世論からきびしい審判を受け、むざんな敗北に終わったのであります。
(拍手) 総理、あなたは、この歴史の必然を洞察することができず、いわゆる国府擁護のため、知能犯よろしく、逆重要事項指定決議案なるものを考え出し、なりふりかまわず中国の国連における合法的権利回復の妨害工作に狂奔しましたが、その結果は、国際世論からきびしい審判を受け、むざんな敗北に終わったのであります。
わが国において、日華条約の関係から、また世界大戦の終末の関係から、逆重要事項指定決議案に賛成、一方アルバニア案に反対という立場に立たざるを得ない、戦後の経済援助と友好関係を結んできたアメリカと同調的の立場をとった外交手段は、私は理解できるものであります。
(拍手) 政府がアメリカに同調して提案した逆重要事項指定決議案は否決、引き続いて、中華人民共和国の国連復帰と台湾追放を是とするアルバニア決議案が、日米両国の執拗な多数派工作にもかかわらず、七十六対三十五の圧倒的多数で可決されました。
しかして、逆重要事項指定決議案と複合二重代表制決議案の共同提案国になった問題でありますが、これはもちろん国民政府の議席を擁護しようとの計らいであります。 NHKが、いま開かれておる国連総会での中国代表権問題について関心を持っておるという人々について調査を行ないましたところ、中国を招き国民政府を追放すべしというものは一六%であります。
○向井長年君 私は、民社党を代表いたしまして、昨日の国連総会において逆重要事項指定決議案が否決されまして、アルバニア決議案が可決に伴い、政府の今後の進路とその責任について総理に質問をいたしたいと存ずる次第でございます。 本論に入る前に、私は総理にお願いをいたしたいと思います。それは、昨日衆議院の緊急質問の答弁を、私も傍聴席で拝聴をいたしたのであります。
が、これと同時に、中華民国政府の存在という事実を国連に反映させるために、二十数カ国の友邦諸国とともに、いわゆる逆重要事項指定決議案並びに二重代表決議案の二つの共同提案国になった次第であります。
日本社会党は、野党各党とともに、日本政府が逆重要事項指定決議案、複合二重代表制決議案の共同提案国にならないこと、また、なったあとにおいても、共同提案国からおりることを、一致して要求してまいりましたが、このことに応じませんでした。
(拍手) 国連での中国代表権問題の表決は今月末にも行なわれる予定で、勢力伯仲と伝えられておりますが、逆重要事項指定決議案が否決され、総理の見込みがはずれたときは、いかなる政治責任をとる覚悟でありますか。
しかるに佐藤総理は、この大勢にさからい、世論にそむいて、アメリカの要求に応じ、逆重要事項指定決議案及び複合二重代表制決議案の提案者の役割りを引き受けました。もはや何をか言わんやであります。 当面、最大の外交課題は、国連における中国代表権問題であります。
いわゆる逆重要事項指定決議案が、これが手続案件であるだけに先議になる可能性を包蔵しておるというのは、まあ従来の重要事項がそうであったということから来る可能性を包蔵しておると、こういう考え方でございます。しかし、これとて、本会議において先議すべきでないという一方の考え方のもとに、そういうふうにいかない場合が一応予測の中では考え得ることであると思います。
たとえば、二十二日に佐藤総理は、アルバニア案が先議されることはない、いままでの経過から見て逆重要事項指定決議案が手続案件だから先議されると思う、こう言っていますね。これはあなた方の知恵でしょう。もしこれがならなかった場合の政治的責任というのはとりますか。あなた自身もおやめになりますか。
言ってみれば、二十二日の佐藤総理の発言 アルバニア決議案が先議されることがないよう、いままでの経過から見て逆重要事項指定決議案が決議案件だから先議されると思う、これがそうならなかった場合の政治責任をどういうふうにおとりになりますか。
私も、国連総会で逆重要事項指定決議案が通る可能性があるかどうかという問題をお聞きしようと思っておったのでありますが、森議員からも質問がございまして、大臣は、きわどいところだと、こういうふうにおっしゃった。まあ、負けるだろうとは言えないだろうと思いますが、この逆重要事項指定決議案が敗れる公算は私も大きいと思います。敗れたとしてもアメリカにとってはどうということはないのではないかと私は思います。
特に近く国連が開かれるわけでございますが、国連で逆重要事項指定決議案、複合二重代表制決議案というようなものが提出されるということがすでに報道されておりますけれども、そういうものに賛成するというよりも、もし提案国になる——賛成してもそうですけれども、提案国になるとするならば、これは一つの中国という立場に立ってそういうことがなし得るかどうかということは、私はどう考えてもわからないんですけれども、この点はどういうふうにお
したがって、国連憲章第十八条三項によって、国府を国連から追放するには三分の二以上の得票を必要とするという新重要事項指定決議案を提出しようとしている。これが国連局の考え方だというのですが、どうですか。
中華人民共和国政府の国連加盟の問題は、御承知のとおり昨年秋の総会では重要事項指定決議案の票差がかなり縮まる一方、いわゆるアルバニア型決議案がついに過半数を獲得するという事態となりました。さらに、その後におけるカナダ、イタリア、チリをはじめ、各国の動向を見てまいりますと、この問題の帰趨はおのずから明らかであると思うのであります。
それから国連のアルバニア決議案あるいは重要事項指定決議案、これらに対しても従来とは違った動きが出てきておるということも、これはもう客観的な事実としてこれを承認し、また評価いたしておるわけであります。
○愛知国務大臣 微妙で複雑でありますだけに、クリアカットなお答えができないと思いますけれども、先ほど申しましたように、たとえば国連における扱い方の問題にしても、従来何年かやってまいりましたようなアルバニア決議案あるいは重要事項指定決議案とかいうような固定した考え方で、国連としてもいつまでもやることが、はたしていいのだろうかというようなことも、考えるに値するのではないかというような程度に考えておるだけであって
○羽生三七君 そこで、先ほど外相が触れられた重要事項指定方式の再検討の問題ですが、これは私が言うまでもないことなんですけれども、カナダはこの問題の表決において中国招請に賛成しながらも重要事項指定決議案にも賛成しました。これは、先ほど外相がそういう国もあるということを言われたことに当てはまるわけです。
共存の意思を具体的に裏づけるために、日本政府は、最小限度、中国の国連代表権問題について、アメリカとともに重要事項指定決議案の提案国になることをやめて、国連の世界的普遍性を取り戻すことに努力をすべきであります。(拍手)政府はまた、輸出信用について中国に対する差別待遇をやめなければなりません。
また、政府は、去る十月下旬の安保理事会のモンゴル加盟問題をめぐって、国民政府が拒否権を行使することによって中国代表権問題討議の際に不利な立場に追い込まれないように、国民政府説得に動いたばかりか、重要事項指定決議案については、アメリカ側と、事前に案文の作成から作戦の打ち合わせまで、大いに忠勤をぬきんでた事実は、もはや隠しおおせないことであります。毒を食らわば皿までの勢いで突っ走られるのか。
○穗積委員 外交的に重要な影響を与えることは当然でありますけれども、今度の国連総会における取り扱いの戦術として、重要事項指定決議案というのは、これは非常に――この前私もあらかじめ指摘して、外務大臣のあやまちなきを期待をしたわけですけれども、これは中国の代表権を認めない、妨害をする、そういう意図を持った重要事項指定方式の戦術であるわけですね。そのことは明瞭なんです。