1993-11-12 第128回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号
ただその場合でも、インドネシアなり中国なりで出ております原油というのは非常に重油分の多い原油でございますので、これはやはり日本に輸出してくるだろうと思います。その分あと中東から輸入をする。それを差し引きすると準輸入国になる、こういう趣旨でございまして、少なくとも日本に関する限りは、中国、インドネシアからの供給はこれからも続くわけでございます。
ただその場合でも、インドネシアなり中国なりで出ております原油というのは非常に重油分の多い原油でございますので、これはやはり日本に輸出してくるだろうと思います。その分あと中東から輸入をする。それを差し引きすると準輸入国になる、こういう趣旨でございまして、少なくとも日本に関する限りは、中国、インドネシアからの供給はこれからも続くわけでございます。
そのためには、輸入されてくる原油は重油分が多いわけでございますので、いろいろな装置、製法を使いまして、これから灯油とか軽油とかいう中間留分といわれるものをよけいとれるような製法なり設備あるいはまた従来重油に軽質分を加えて中間留分、軽油、A重油等をつくっておりました。
かつてはアラビアンライトというようなものがかなりな割合あったわけでございますけれども、石油輸入源の多様化に伴いまして、中国原油であるとかメキシコ原油であるとか、あるいはインドネシア原油であるとか、これは非常に重油分の多い原油でございます。たとえば中国の大慶原油というのは重油分が七四%といわれております。
たとえばアラビアン・ライトというのは重油分が四九%ぐらいでございますが、最近輸入されております中国の大慶の原油であるとかあるいはメキシコのマヤの原油であるとか、こういうものは、重油分が七四%とかあるいは六〇%以上というように非常に重質化してきている。
しこうして今後の原油事情を見ますると、世界的に軽質原油の生産が伸び悩む一方、重質原油の生産がだんだん拡大をする傾向にあり、また原油生産設備面からは、軽質石油製品の得率を現在以上に高めることには限界がございまして、軽質の石油製品を今後とも安定的に供給するためには、まず短期的には石油製品規格の緩和などの措置をとる必要がある、それから中長期的には重油分から軽質石油製品をつくる、いわゆる重質油の分解技術の開発
しかしながら、二十四日の通産大臣談話にもありますように、五十四年度の料金も据え置き、設備投資、緊急輸入等いろいろなこともやって、なおかつこの差益が出てくるというような事態になってまいりましたので、その際還元する原資といたしましては、この重油分も含めて還元するということにしたらどうかというふうに現在は考えておるわけでございます。
○天谷説明員 還元するといたしまして、今度は還元する場合に余りに、何と申しますか、人をばかにしたような少ない金額では申しわけございませんので、還元する原資としては重油分も入れて考えるということにしたわけでございます。
日本はメジャーを通じてかなりの量も入れておりますが、石油については後進国でございますので、そういった面から必ずしも欧米諸国が入手しているような軽質油を十二分に確保し得ないといった二つの理由から重油分が多くなっておるんだろうというふうに考えております。
中国原油は重油分の多いいわゆる重質油で、特殊な精製設備を要し、また、ソ連原油の開発には多額の資金を要するというハンディがあるものの、これらの国は積極的にわが国に輸出したい気持ちを持っています。中国原油のように、せっかく大量の取引が実現しそうにあったものを、わが国が現在不況であるということだけで、取引量を縮小させたことは非常に残念なことと言わざるを得ません。
なお、中国、ソ連のお話がございましたが、中国の油は昨年約四百万トン、本年は約八百万トン輸入する予定でございますが、この油は非常に特殊な油でございまして、重油分が非常に多い、そういうことで一つの大きな問題点を生じております。
なお、それの関税額の割合でございますが、原油分と重油分の百分率で申しますと、九一%が原油の関税収入、それから九%は重油の関税収入からなっております。
それから輸入重油がフレームその他で非常に高くなっておりますので、輸入重油分については、輸入原油によって精製したものとは違って、いまかなり割り高なものについておりまして、こういうものについての考慮も払って話を進めてもらおう、こういうことである程度話が進行中というふうに聞いております。
たまたまこういう石油化学工業の進展とともに、第一に、石油を蒸留してガソリンから重油に至るまで分けていく工業、それからその軽い部分を原料にしまして石油化学工業に発展させ、重い重油分はこれをたいて発電をしていくという火力発電関係、この三者が柱となりまして、ここに石油コンビナートが形成される傾向になってまいりました。
また原子力がくればうんとそこで油が占める地位が変わってきやしないかというお説のようでございますが、これは私の了解しておりますところでは、四十五年になりましてもまだ二円−三円を若干切ったところで、原子力の値段は若干、まあ一キロワット・アワーでございますけれども、切ったところぐらいになっておりますが、現在のところでは重油でやりましても二円六十銭、これをもう少し重油の精製の仕方を旧来の方法でなくてもう少し重油分
従って、重油分の需要が多いわけでございます。そこで適度のバランスがとれるのではないかと思います。将来石油製品としての輸入、つまり重油が非常にふえていくという見通しは、実は、あまり立てていないわけでございます。 それから、石油製品の自由化は、これは先ほど御指摘がございましたように、当分の間見送ることにしております。
しかし比較的重油質でございまして、揮発分が二〇%ぐらいでございまして、重油分が六、七十%になっておりますので、日本の消費機構には非常に向いている油でございます。ただお買いになる方では、あそこの油は比較的いいとか安いということは、ことに商談前には絶対におっしゃらないものでございまして、高い高いという評判は非常に強いようでございます。
ところが、硫黄分が多いということもあるか知りませんが、これで現地でアラビア外貨ですか、アラビア・ドルか何か一をつけて——普通の外貨のほかにアラビア石油しか買えない外貨を割り当てるのですから、それを買って、日本へ持ってこなくて、ほかへ売ることもできる一さっきの協定からいうとできるということになるのですが、ただ性質からいうと、アラビア石油は非常に重質のものだから、重油分が非常に多い。