1998-04-07 第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第12号
先般も長谷川先生からお話がありましたように、冬季オリンピックであの里谷選手が日の丸が上がったときにぼうっとしていたというようなことでちょっと批判がいろいろありましたけれども、しかしあれはまさしく今の世の中をあらわしているというか、学校の現場をあらわしている、教育の本来のこういったことを教えることのできなかったことをあらわしていることじゃないか。
先般も長谷川先生からお話がありましたように、冬季オリンピックであの里谷選手が日の丸が上がったときにぼうっとしていたというようなことでちょっと批判がいろいろありましたけれども、しかしあれはまさしく今の世の中をあらわしているというか、学校の現場をあらわしている、教育の本来のこういったことを教えることのできなかったことをあらわしていることじゃないか。
その中で、いわゆるスピードで清水選手、フリースタイルで里谷選手、それからショートトラックで西谷選手、ジャンプで船木選手の個人とそれから団体の金と、合計金五つ、銀一つ、銅四つのメダルをとったという中で、特にリレハンメル・オリンピック以来四年間の屈辱を見事にはね返した原田選手の劇的なジャンプ、これは今回のオリンピックの象徴であった、このように思うのです。
これは洋上慰霊祭だけでなく、オリンピックのときに清水選手と里谷選手が金メダルを獲得した、あの若い二十そこそこの方々が亡くなられたお父さんのことを言われて非常に感動させる場面があった。お父さんの写真を胸に抱いて滑って優勝、金メダルを獲得した。 ですから、まさに厚生省というのはそういう遺族に対する仕事もある、慰霊事業を担当しておるわけですから。
浅見先生から冒頭にもありましたように、清水選手、里谷選手の活躍を見るにつけ、総理ももちろんそうでしたが、我々見ておって非常に感謝をする気持ちをいただきました。感動や勇気、おれも頑張ればできるんだなというふうな観点で、スポーツに対しての感謝の気持ちを深く持ったということを私は正直に述べさせていただきたいと思います。