1955-05-10 第22回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
次に土壤対策につきましては、低位生産地解消のための調査費秋落水田及び酸性土壤並びに特殊土壤対策の経費として三億七百万円(前年度三億一千三百万円)を要求いたしております。
次に土壤対策につきましては、低位生産地解消のための調査費秋落水田及び酸性土壤並びに特殊土壤対策の経費として三億七百万円(前年度三億一千三百万円)を要求いたしております。
まず主要農作物種子対策費としては原採種圃の設置及び寒冷地帯の保温折衷苗代設置を助長するため八億三千六百万円を、耕土培養費対策及び特殊土壤対策費としては酸性土壤、秋落水田及びアカホヤ地帯不良土壤改良のために二億七千三百万円を、また北海道農業振興費については心土耕、混層耕用の機械整備のために一億八百万円を要求いたしております。
従つて現在の肥料問題におけるわれわれの事務的な考え方を申し上げますと、需要の面でございますが、これは相当多く使われておりまして、中には酸性土壤といつたような関係があつて、若干の地方におきましては過剰に投下されているというきらいもあり、むしろ節約しなければならぬといつたような面もございますが、広く申しますと、もつと合理的に肥料の消費を普及することによつて食糧の増産に寄与できるといつた部面もあるに違いない
それから酸性土壤は、これは取方によりまして非常にいろいろ数字が変つて参りますが、全体の面積は一応二百七十五万町歩というふうに出ておりますが、そのうちこちらで今度の計画で採用いたしたいというふうに考えておりますのは、Y、6以上のもの、この四十八万五千町歩といつたようなものを対象にいたしたいというふうに考えておるのであります。
○説明員(黒川計君) それでは今回の法律の対象になつております秋落田の問題と酸性土壤の問題について申上げたいと思います。秋落田の面積が全体を入れて約六十万町歩あるわけですが、そのうちの約四十万町歩が土の中の鉄分が不足している、或いは鉄分と硫黄分とのバランスが破れて硫黄分が勝つていると、こういうことによつて起るものであります。
今回の法案で取上げられておりますのは、ここで上げられておる秋落水田と酸性土壤と、こういうことに差当りなつておるようであります。
壤土というような土地はあまりに少い、ずいぶん荒れ切つた草原地帶でありますが、これに対していろいろと改良を施しておるようでありますが、先ほど申し上げました人造肥料が加味せられるので、あるいは将来酸性土壤になるようなことがないかという心配もありますが、しかし石灰も相当使つておりまして、これに中和をいたしてその心配のないようにいたしております。
然るに我が国は気候が温暖多雨でありまして、この気象的条件から地力は損耗しやすく、その上我が国は農地の利用度が高く、休閑して地力を養う余裕がなく、特に戰時、戰後に亘つて農地を酷使した結果、地力は消耗し盡されておるのでありまして、最近は酸性土壤及び秋落水田等の、いわゆる不良土壤の分布が甚だしく拡大いたしつつあるのでありまして、これが証拠というべきであり、又施肥量の急激な増加にもかかわらず、農作物の生産がこれに
○池田宇右衞門君 次に昭和二十五年度補正予算において、酸性土壤改良用石灰質肥料導入補助金として六千三百二十万円の予算が計上されているのでありますが、昭和二十六年度予算においてはかような予算が計上されていないのでありますが、これは補正予算において地方増進のため思い切つた経費を予算の上に計上されるの前提であるかどうか。
○政府委員(島村軍次君) 酸性土壤が増産に効果のあることは御指摘の通りでありまして、政府は関係各局でそれぞれその部門に応じて取上げていることも御指摘の通りでありまして、ただこの酸性土壤の改良につきましては、ひとり国家の力のみならず民間側においてもこれは有効適切な事業であり、且つ簡單になし得る石灰施用のごときは、これは民間或いは協同組合等において十分取上げて頂きたいことも希望いたし、且又現にさような施設
○藤野繁雄君 日本の土壤には酸性土壤が多いのであります。この際石灰を積極的に使用いたしまして酸性土壤を自然に解消するようにいたしましたならば、相当の増收ができるのであります。又これが最も早く且つ金がかからないところの増收方法であるのであります。
第三四四 号) 二四 普通水利組合の排水改良事業国営に関する 請願(山本猛夫君紹介)(第二八五号) 二五 農業者に対する特別金融機関設置等に関す る請願(圓谷光衞君紹介)(第三八六号) 二六 昭和二十六年度白河、矢吹国営開拓事業費 割当に関する請願(圓谷光衞君紹介)(第 四二一号) 二七 函館競馬場の復活に関する請願(冨永格五 郎君紹介)(第四五五号) 二八 酸性土壤改良
終戰後においては、逐年労力あるいは肥料等の事情が好転して参りまして、やや二千二百万石あるいは二千三百万石近い生産というものをあげ得るようになりましたけれども、二千六百万石を麦類だけにおいて増産をなしあとうということは、まことに容易ならざるところでありまして、農林省は農林省の中に食糧増産対策本部なるものを設けられて、それぞれあの手この手をやられておるようでございますが、ただいま御説明のように、單に酸性土壤
ございますならば各省所管の予算だけをもつていたしましては、先ほども御答弁の中にありました酸性土壤、特に九州の南端などに多いところの酸性土壤の改良等につきましては、とうてい月並のやり方によつていたしましてはその目的を達成することに困難なことが多いのでありますから、そういう実情にかんがみまして、国土総合開発の一環としてでも、特殊のやり方をもつて土地改良の積極的な努力をやつて行く、こういうことについての何
○島村政府委員 御承知の通り政府は主要食糧の一割増産を計画いたしまして、わが国食糧の自給態勢の確立をはかつておるのでありますが、今回の増産計画は、主として民主的に各農家の自覚に基く増産を主体に考えておるのでありまして、なおまた従来のごとく割当制は廃止し、同時に各農家に対する割当を行うことをやめましていわゆる低位農家の増産並びに病鼠害対策とか、あるいは技術の改善とか、あるいは土地改良とか、あるいは酸性土壤
耕地七十四万町歩はほとんど河川改修と土地改良によつて造成せられた土地でありまして、今後とも泥炭地、火山炭地、重粘土地、酸性土壤の改良等幾多の問題が残されています。河川改修計画とこれに伴う経済効果は道庁の調査によりますと、改修費四百十八債円により新規開発耕地十一万町歩が造成せられ、浸水除去面積は二十二万町歩に達すると称しています。
○佐藤説明員 北海道の酸性土壤の改良につきましては、本年度よりは相当増額をいたして要求をいたしておるのでありまして、削られておるということはないと思います。 —————————————
○河口委員 土地改良のことで農地局長にお尋ね申し上げたいのでございますが、酸性土壤の改良は、北方農業においてことに多いのであります。北海道における酸性土壤の改良予算が相当要求されておると思いますが、これが二十六年度予算の第一次査定において、全部除外されたというようなことを聞いておるのです。これはどういうわけでなされたのか、また復活要求の御意思があるか、この点を明らかにしてもらいたい。
それをやらぬために、耕地にならぬで荒廃地になつておるという現状、あるいはまた原木原野の見渡す限りの平野が、酸性土壤のために耕地化ができない。これを国費でもつて多少の改良をやつてやれば、りつばな耕地になるのです。そういうことによつて人口問題、食糧問題が解決する。今の自由党は積極政策をとつておるというのですが、実際にやられておることは消極的なことだけしかやつておられぬ。
それでどうしてもこのままで継続いたしますと、日本を殆んど酸性土壤に満たされるというようなことになりますので、化学肥料はできるだけこれを節約するということによつて、今お話の自給肥料によるということが、地力を回復する途と考えております。政府におきましてはこの目的を達するために、有畜農業の指導を一層強化して行きたいつもりであります。
五年も十年もやりますから酸性土壤になつて非常に荒廃している土質になつているのであります、できるだけ廃めてしまいたい。石灰窒素の方なれば石灰分を撤くようなものでありますが、硫安は硫酸を撤くようなものでありますから非常によくないのであります。むかしはこんなものは会社が奬励してもなかなか百姓は使わなかつた、それが怠けの百姓になつた。
そうして開墾して見たところが結局酸性土壤で失敗に終つて、元の林にいなければならんという実情を聞いているのであります。即ちこれは三十年前に祖先が一應やつて見て失敗したものでありまして、やはりその失敗を後の者が多額の金を使つて、労費を費して繰返しているということになり得るわけですから、私はこの未開墾地の開墾ということはもう済んだ、もう止めるんだ。
ところが耕地をつくつてみたところが、それは酸性土壤であつて、どうしても耕地としての利用ができない。やはりこれはもとの森林にした方がよい。こういうような土地もあるのでありますが、とにかくわれわれは、祖先だつて耕地は一坪でも多く耕地として要求いたしたのでありますから、あらゆる努力を傾けて行つて、その結果やはり林野として置くべきものは、平地であつても林野として置いたのであります。
必要がないどころでなく、專門家の調査したところによりますと、一〇%の水溶性マンガンにしたならば、これが非常に効果があるのは酸性土壤を中和するからですが、ところが硫酸処理をすると酸性度を増す。すなわち水溶性マンガンを連年続けてやつたならば土壤の酸性度が増しまして、作物ができなくなるという結果が出てくる。塩入博士がこれを知られないはずがない。
次には御承知の通りに、三方原は酸性土壤の土地でありまして、この土地は現在五千町歩の開拓が行われております。五千町歩の開拓と申しますと、日本の内地におきましては相当大規模な開拓なのであります。ところがこの土地は酸性土壤で、今麦をつくつておりますが、收穫量はごく少い。そこに六百有余の開拓者がはいつておるというようなことからいたしまして、まず肥料の観点におきまして、非常に困つておるのであります。