2014-06-11 第186回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
二枚貝の減少は、ノリの酸処理剤を使用することによって、それにかかわってプランクトンに対する異変、あるいはプランクトンが酸素を消費することによって、海底の腐泥に関する化学的な極端な変化が起きて、毒素が発生したりして貝類が死滅する、立ち枯れするというふうな経過が出ているという研究成果があります。
二枚貝の減少は、ノリの酸処理剤を使用することによって、それにかかわってプランクトンに対する異変、あるいはプランクトンが酸素を消費することによって、海底の腐泥に関する化学的な極端な変化が起きて、毒素が発生したりして貝類が死滅する、立ち枯れするというふうな経過が出ているという研究成果があります。
熊本新港、筑後大堰やノリの酸処理などの、ほかの多くの要因があるにもかかわらず、諫早湾干拓事業だけに罪をかぶせるのは、まさしく冤罪と断ぜざるを得ません。 そもそも、国に協力して諫早湾干拓事業を進めてきた地元が開門差しとめ仮処分を申し立てざるを得なかったのは、地元を無視した、間違った判断による開門を正すためであります。
潮流、潮位、水質など、さまざまな要因があることは御承知のとおりで、いまだに影響が調べられていないノリの酸処理、筑後大堰、あるいは熊本新港などの事業の完成による影響がある、それらが大きな要因であると言われてきています。それは政府も認めている。 開門の影響を抽出するための科学的な分析手法が確立しているのかいないのか、はっきりとここで答えていただきたい。
ノリの酸処理の問題もあります。有明海で、ノリを消毒するために、昭和五十九年ごろから酸処理が福岡、熊本で開始、佐賀も平成五年から始めました。漁業不振の原因の一つに赤潮発生が指摘されております。多くの学者は、この赤潮が酸処理によってもたらされていると指摘しているんです。貝類等が大きく落ち込む時期とも一致しているんです。 大臣にお聞きします。
酸処理についてはどう思っているんですか。それから、筑後大堰の問題については徹底的に調べたんですか。 そういうことを言っているので、時間の無駄だとか言わないで、やはり環境アセス、僕が今文句を言っているのは環境アセスのことよ、環境アセスをやってしまってからでいいんですよ。きちっと、科学的にやろうと言っているんだから。それを、時間の無駄だ、そんな話じゃないでしょう。何でそうなるんですか。
国立公文書館におきましては、酸性劣化を保存上の大きな問題であると認識しておりまして、試行的に脱酸処理を修復業務に取り入れているところでございます。また、修復技法につきましては、様々な情報収集でありますとか調査などを随時行いまして、修復の質の向上に努めております。
それは、CDI法ではなくて、燐タングステン酸処理をしたというところは共通しているということでございまして、実際にはCDI法で発見されたわけではないと、これは日本語版の方のところに注釈がついておりました。
ただいま委員御指摘の塩酸の問題につきましては、私どもといたしましては、現時点においては具体的な事実を承知いたしておりませんけれども、いずれにいたしましても、ノリ養殖の際にいわゆる酸処理剤が使われる、これが廃棄物として海に排出されるケース、この場合、一般論的に申し上げれば、今、水産庁さんの方からも御答弁がございましたけれども、いわゆる廃棄物処理法、また船から捨てられるようなケースにつきましては、いわゆる
ノリ養殖につきましては、海藻類の駆除、病害の防除等に酸処理剤が使用されているわけであります。ワカメ、昆布の養殖におきましては、薬剤が使用される例は承知をしておりません。
私ども、従来からノリ養殖につきましては、酸処理剤でございますけれども、酸処理剤検討委員会で認められた適格品を使用するように指導いたしているところでございます。 現在、昨年十月から始まりましたノリ作における使用実態について、関係県を通じまして、また私ども水産庁といたしましても職員を現地に派遣いたしまして、その実態の調査を行い、現在その取りまとめを行っている段階でございます。
ノリの養殖業におきまして、ノリの網についた雑藻類等の除去に使用した酸処理剤、御指摘のものにつきまして、廃棄物としてこれを海中に排出するような行為につきましては、一般論として申し上げれば、これが陸上から行われる場合、これは廃棄物の処理及び清掃に関する法律の違反に、これが船舶から行われるというふうな場合には、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律にそれぞれ該当し、違反行為だと考えております。
○亀井国務大臣 今委員御指摘の、農林水産省として、ノリの酸処理剤については、食品添加物であって、天然の食品に含まれ、ノリに残留しない有機酸を用いること。残液は海中に投棄することなく、中和処理等の上、下水等を通じて排出させる等、適正な処理処分を行うこと。使用に際しましては、県の試験研究機関に事前に相談し、その指導に従うこと等の指導を行っているところであります。
○山田(正)委員 大臣にお聞きしたいんですが、有明法案の関連ですけれども、いわゆるノリの酸処理ということについてはレクを受けていると思いますが、ノリの酸処理の液を、箱舟、いわゆるノリ養殖の箱舟からそのまま海洋に放棄している。
そしてまた、有明海等で若干議論があったわけでありますが、酸処理剤、これは食品衛生法において対策がなされておるわけでありますが、そのほかに海洋汚染防止法、廃棄物処理法、こういう法律に従って規制をされておるということでありますが、役所間の縦割り行政というものが食の安全において大変そういう面では問題になりましたが、やはり規制をされておる法律が非常に多岐にわたるということでありますから、農林水産省が中心になって
また、一方で、その他の薬剤というところでございますけれども、定義は薬事法にはありませんけれども、私ども、例えば水産用医薬品以外の薬剤といたしましては、ノリ養殖業にアオノリなどの雑海藻駆除の目的で使用されております酸処理剤などがあるというふうに承知をいたしております。
厳密に言うと余り善くないことかもしれませんけれども、もっと悪いのは、その漬けた漬け汁という酸処理の液体を、海はすべて水に流してくれるという哲学に基づいて海に流してしまわれた方がたくさんいたと、これが一番悪いんですけれども、まずそのことをなくすということと、せめて許可されているものを使おうというのがこの法律の趣旨であります。 海洋環境、このことが今非常に重要な時期に来ております。
そしてここに、酸処理のことを国会に来まして水産庁の方を呼んで酸処理をし出した時期を聞きましたら、私が質問をした時代とちょうど、大体一致します。 そうしまして、この酸処理というのは、先般、公明党の日笠先生が質問をされました。
それゆえに、このたび本院で御審議賜る有明海等再生特別措置法案は、地球温暖化などの大きな環境の変化や大都市における水需要の増加にこたえる筑後大堰建設、熊本新港、三池海底炭鉱の陥没、また、ノリ養殖に用いられてきた不適切な酸処理剤や肥料の海洋投棄、生活雑排水の流入や漁網、廃船、空き缶、ビニール袋の置き捨て等々、様々な複合的な要因が折り重なってもたらされた有明海の疲弊を救い、豊かな海を再生させようとする画期的
そして、これは地元に住む人々の間では本当にささやかれているんですけれども、あるいは自らそれを告白した方もいらっしゃるわけでございますけれども、やはり酸処理を使ったんだと、これが決定的な原因だということは地元の人の間では知る人ぞ知る話でございます。 そしてまた、最近、去年ぐらいの報道であったかと思いますけれども、鹿島の方で大量にアゲマキが発生したという記事が紹介されております。
○大臣政務官(渡辺孝男君) 酸処理剤の適正な使用に関しましては、有明ノリ不作等対策関係調査検討委員会において、酸処理剤は、海水自体が高い緩衝能力を持つことから適正に使用すれば環境に特段の影響を及ぼさないと考えられる、また他方、海にやさしい漁業・養殖業を進める観点からはその使い方について再点検する必要があると、そのような提言を受けたところであります。
第四に、県計画に基づく事業に関連して地方債についての配慮、資金の確保、下水道の整備、漂流物の除去、河川の流況の調整、森林の保全及び整備、水産動物の種苗の放流について規定を設けるとともに、国及び関係県による総合的な調査研究体制の整備を定め、あわせて酸処理剤の適正な使用、自然災害の発生の防止、赤潮等による漁業被害等に係る支援及び漁業被害者の救済、知識の普及等についての規定を設けております。
○山田(正)委員 それでは、実は先般、有明法の審議のときに、大臣に酸処理の話をお聞きいたしました。いわゆる酸処理、一月になってノリ棚を入れるときに、酢酸とかいった酸の中にそれをつけてもう一回海の中に入れるということは、そのノリにいろいろな雑草というかいろいろなコケ類、そういったものがつかないように、除草剤としての役割としてやっている。
○山田(正)委員 きのうの質問通告で、大臣に酸処理の実態を必ずレクしておくように、大臣から酸処理の中身を御答弁いただきたい、そう言っておったので、今のような回答では困る。
○大島国務大臣 山田委員、酸処理剤のことでございますね。このことにつきましては、ノリの養殖をする過程の中で、酸処理剤を使って網をつけて、そしていわば他の雑藻類を排除していく、そういうふうなものに酸処理剤を使っておるということはしかと承って勉強してまいりましたし、まだしゃべろといえば、ここにたくさんございますが、山田委員からの宿題はしてきました。
○山田(正)委員 これまでそういう酸処理が野方図になされてきて、県とかそういう指導も、このところ二、三年前から随分厳しくなったようですが、それに対して罰則とかそういった厳しい側面、そういったことで取り締まっているというような話を聞いたことはありますか。
○山田(正)委員 その酸処理なんですが、船の中に、そういう塩水と酸ですね。その酸の種類なんですが、食用になるような酢酸とか、害のないようなそういったものならいいんだけれども、非常に安い塩酸とかそういったものを使って、そして網をつけますよね。
○山田(正)委員 私は、諫早の隣の大村に今住んでおりまして、状況はかなりわかっているつもりではいるんですが、ひとつ、森参考人に先にお聞きしたいんですが、いわゆるノリの酸処理ですね。この酸処理の実態なんですが、これをどうやって行っていますか。手短に。
特に、酸処理の導入によってノリの生産は拡大を続けてまいりました。酸処理は、ノリ生産には欠かせない手段になっております。しかし一方、その酸処理は貝類には、ノリ生産と反比例するように減少しております。過去二十五年間のデータを、第三者委員会で検討された中で提出された資料を見ましても、その数字は歴然とデータにあらわれております。ノリの生産は酸処理が始まってからぐんぐん伸びております、上昇しております。
第四に、県計画に基づく事業に関連して地方債についての配慮、資金の確保、下水道の整備、漂流物の除去、河川の流況の調整、森林の保全及び整備、水産動物の種苗の放流について規定を設けるとともに、国及び関係県による総合的な調査研究体制の整備を定め、あわせて酸処理剤の適正な使用、自然災害の発生の防止、赤潮等による漁業被害等に係る支援及び漁業被害者の救済、知識の普及等について規定を設けております。
○政府参考人(木下寛之君) 酸処理剤の使用でございますけれども、クエン酸あるいはリンゴ酸等のいわゆる有機酸にノリ葉体の付いたノリ網を浸すことによりまして、ノリと競合いたします、あるいは存在しているノリの商品価値を落とす付着珪藻あるいはアオノリを除去すると、その目的で使っている技術でございます。