1957-11-13 第27回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
ブルセラ病に対する処置等に関する問題でありますが、これに対し畜産局長より家畜導入資金及び牛の種類については検討中であること、山林の牧地化は近く試験的に実施したる上、制度化する予定であること、飼料対策は原則として草資源等の自給飼料を強化しなければならぬが、補足としてふすまを主とした糟粕類も加えねばならぬので、ふすまの輸入、低質小麦の飼料化の実施を検討中であること、また近来尿素の混用、アルコール廃液の酵母化
ブルセラ病に対する処置等に関する問題でありますが、これに対し畜産局長より家畜導入資金及び牛の種類については検討中であること、山林の牧地化は近く試験的に実施したる上、制度化する予定であること、飼料対策は原則として草資源等の自給飼料を強化しなければならぬが、補足としてふすまを主とした糟粕類も加えねばならぬので、ふすまの輸入、低質小麦の飼料化の実施を検討中であること、また近来尿素の混用、アルコール廃液の酵母化
それから、これもすでに試験工場の段階から進んで参っておりますが、アルコール廃液を酵母化いたしまして蛋白を作ってふすまの代用にする、さらに東洋紡その他で大きく始めましたが、パルプ廃液を利用いたしましてやって参る、これは汚水の防止にもなるわけであります。
第二に酵母でありまするが、酵母は三十年度に工業化補助金八百万円を受けまして、月十トンのテスト・プラントを作っておるわけでございまするが、これは東洋紡の一社でございまするが、さらに全廃液の酵母化工事も実施中でございまして、本年末ごろ完成予定でございまするが、全廃液利用の新規産業でございまするから、税制面その他での助成措置が望ましいとされておるわけでございます。