1985-04-03 第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
五十七年八月に農政審議会が農林水産大臣に提出した「「八〇年代の農政の基本方向」の推進について」と題する報告の中で、農業構造の展望として、北海道では稲作主業十ヘクタール程度、酪農搾乳牛三十五頭、耕地三十五ヘクタール程度とし、さらに中核農家の作付規模拡大として、水田十から二十ヘクタール、畑作三十から四十ヘクタール、酪農三十五頭、耕地面積三十五ヘクタールと想定しています。
五十七年八月に農政審議会が農林水産大臣に提出した「「八〇年代の農政の基本方向」の推進について」と題する報告の中で、農業構造の展望として、北海道では稲作主業十ヘクタール程度、酪農搾乳牛三十五頭、耕地三十五ヘクタール程度とし、さらに中核農家の作付規模拡大として、水田十から二十ヘクタール、畑作三十から四十ヘクタール、酪農三十五頭、耕地面積三十五ヘクタールと想定しています。
去る二月二十日、農林大臣が閣議で報告された総合農政の内容を見ますと、 第一に、農業近代化のために水田四あるいは五ヘクタール、酪農搾乳牛二十頭以上の自立経営農家を育成して中核のにない手とし、補完的に中小農の共同経営を進める。そのために零細農の切り捨て政策、借地による農地の流動化を進め、農業の構造を改善する。そのために個々の農家の規模は拡大するが、日本農業の総体は縮小してもやむを得ない。