2016-12-13 第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
家族労働費につきましては、これまでも、補給金単価の算定に牛乳生産費統計の結果をそのまま用いていくというのではなくて、酪農労働の質、強度、経営規模等に着目して、酪農経営の実態に即したものになるようにしなければなりません。
家族労働費につきましては、これまでも、補給金単価の算定に牛乳生産費統計の結果をそのまま用いていくというのではなくて、酪農労働の質、強度、経営規模等に着目して、酪農経営の実態に即したものになるようにしなければなりません。
○政務次官(三浦一水君) 先生御指摘の視点に立ちまして、従来より加工原料乳の保証価格におきましては、酪農労働の周年拘束性に配慮して、生産費調査における三業種、製造業、建設業、運輸通信業、これの規模規定を、五人から二十九人の男女の区別のない平均労賃単価、これを製造業五人以上の規模の男女の区別のない平均労賃単価に置きかえて算定を行ってきたところでございます。
酪農労働の周年拘束性の問題、さまざまな大きな課題をどういうふうに来年度の乳価の算定のときに入れ込むのか。皆さんから示されたのは、先ほど言ったように、二つの点だけですね。それはきちっと、やはり当面する課題ですから、入れるのか入れないのか、お答え願いたいと思います。
○川村政府参考人 酪農労働についての評価の問題でございます。 私どもは、生産費の調査を受けまして保証価格を算定するに当たりましては、評価がえということをしてございます。今先生からるる御指摘のありましたような酪農労働の実態がございますので、それをできるだけ適正に評価するということで、より高い単価での評価をしておるということが一つございます。
加工原料乳の保証価格は、生産者の経営安定と所得確保を図るとともに、酪農労働の適正な評価がなされるべきであると思うわけであります。 酪農労働というのは、生き物を扱うわけでありますから手を抜くことができず、労働時間は三千時間を超えており、あるいは出産とか病気などでは深夜労働、早朝労働が強いられるなど、三百六十五日、一日も休むことのない労働であるのが実情であります。
現在、酪農労働は一人平均二千六百時間ということで、我が国の全農業の中におきまして最も労働時間の長い部門でございますが、そのうちの約半分近くが搾乳労働でございます。
まず第一に、男女労働をどういうふうに見るかということでございますけれども、先生御指摘のように、酪農労働全体を見ますと、作業は畜舎内の作業として幾つかございます。 一つ目は、飼料の調理、給与、給水、二つ目は、敷料の搬入、厩肥の搬出、厩肥の廃棄処理、三つ目は搾乳、牛乳処理、四つ目は飼育管理労働、あと畜舎以外の作業もございます。
学識経験者の意見聴取の過程におきまして共通した意見として出されましたのは、第一は、酪農労働は男女の差が少ないとしても、男女間にはそれぞれの労働特性を否定し得ない、第二は、生産費調査上、酪農労働の特性に着目し他の作目と異なる労働評価を行うことは、統計技術上の面でもまた統計利用上の面でも問題が生ずるとの意見が多く出されたところでございます。 さらに、現地調査も行いました。
その意見は、酪農労働は男女の差が少ないとしても、男女間にはそれぞれ労働の特性を否定し得ない、こういうことでございます。 したがいまして、男女間の労働の質に差があるというものにつきまして、要するにその質の差を踏まえて男女別の現行の評価をしていかざるを得ないという結論に至った、こういうことでございます。
○説明員(竹中美晴君) 保証価格の算定におきます家族労働費の評価の問題でございますが、これにつきましては、従来から酪農労働の周年拘束性というような特殊性にかんがみまして労賃単価の評価がえをやっているということであります。
それから、男子のみの労賃単価を用いるということにつきましては、酪農労働が男女によって担われ、最近では女性労働のウエートが大きくなっている、昭和四十五年、三四・四%が平成八年には四三・一%、こういうことから考えますと、今申し上げましたような事情で、男子のみの労賃単価を用いることについては、これは困難であるというふうに考えておりますが、保利政務次官の答弁もあるわけでございますので、検討をさせていただきたいと
○竹中説明員 先ほどの私の説明が少し簡単過ぎたのかと思うわけでございますが、保証価格の算定におきましては、従来から、酪農労働の特殊性ということも考えまして、労賃単価の評価がえを行っている。
すなわち、当時局長から申し上げましたのは、この使われております平均賃金というのは労働者が得た賃金の平均額ということでございまして、これは確かに男女間で大きな格差が生じているわけでございますが、これは職種とか雇用形態、正社員、パートといったような雇用形態、あるいは勤続年数などが男女で差があることによる結果でございまして、これをそのまま男女別に酪農労働における家族労働の評価として使用することについては、
○北井説明員 酪農労働の労働の内容がどういった内容で男女に違いがあるのかということについては、労働省として不十分な知識しか持ち合わせておらないかもわかりませんけれども、むしろ農水省の関係課から承っておりますところによりますと、乳牛の飼育管理であるとか牧草の生産に関するさまざまな労働の内容が、一般的に男女で異なる、あるいは男の仕事、女の仕事とはっきり分かれているといったような客観的データはないと聞いているところでございます
○杉山政府委員 いま先生自身が質問の中で述べられましたように、酪農労働のうち飼育管理家族労働につきましてはその労働の特殊性、つまり周年休みなく続く、拘束性もきつい、それからまた乳牛というような非常に価格から言っても高価な生きているもの、その飼育管理を担当する、これは特別の緊張も要るし、熟練も要するであろうということで、この特色に着目しまして、主要加工原料乳地域の製造業労賃で評価がえをいたしておるところであります
をしておるというようなこと、あるいはもう一つ、消費の面では、ここ数年来かなり伸びてまいりましたのが、相当の水準に達してきたことと、御承知のような一昨年以来の諸物価高騰の中での消費の減退というようなことがございまして、停滞をしてきておると思いますが、われわれといたしましては、自給飼料の生産の増大あるいは経済の安定成長というような中で、ただいま申し上げましたような粗飼料の増産の問題あるいはそのための用地の取得の問題、酪農労働
特に北海道とか九州とかいう遠隔地に比べまして、都市近郊、中間地帯等につきまして御承知のような事情で用地が確保できないというような点、あるいは酪農労働が年間非常に拘束的である。俗にいわれますように週休二日制の世の中で休みがとれない、こういうような労働の特殊性等の要因もあろうかと思います。
デンマークあたりにおきましても、酪農労働者は、都市工業のほうがよほど収入がいいというので漸減しております。酪農の先進国にしてしかり、一体どうなるんであろうか。ニュージーランドのまねをするのか。そのまねをするような広漠たる土地は日本にはございません。その辺につきましても、専門家の研究は研究としまして、局長、何か方向だけでも、国会で大臣を補佐して出しなさいよ。
そういう労働の重度において、性質の違うものを換算して置きかえる場合には、やはり特殊なこの酪農労働というものともう一つ違うほうの労働は、これは差があってもいいんではないか、こういうことでございますので、決して頑冥不霊ではありませんで、私どもはそういう考え方で今度のように置きかえている。
そこで、申すまでもないことでございますが、御存じのように酪農労働というのは非常に労働をわずらわす特殊性なものであることを十分にわれわれは考慮いたさなければなりませんので、そういうことに対する評価として一般の雇用労働にはたよれない飼育管理労働、これについてはいまお話しのありましたように他産業労働賃金をもって評価がえすることが妥当ではないか、こういうことでありますが、いまあわせてお話しになりましたほうの
そこでわれわれが酪農労働のうち飼育管理労働につきましては、一道六県の五人以上の製造業に評価がえをいたしておりますのは、やはりこの酪農の飼育労働が年中無休である、また長時間拘束する労働でございまして、一般の雇用労働にはたよれないという特殊な性格があるということに基づきまして、四十二、四十三と二年間にわたりまして全部評価がえをいたしたことは先生御承知のとおりでございまして、そういう意味におきまして、自給飼料労働
「酪農経営の特殊性」といいますのは、酪農が現在生々発展している段階でございまして、米のような全面国家管理のものでないというようなこと、あるいは酪農労働の先ほど申し上げたような年じゅう無休拘束性、あるいは非代替性というような性格からまいりまして、飼育労働につきましての評価がえは、御指摘のとおり昨年全部行なったわけですが、今年もその線どおり行なって、一般の耕種労働と類する自給飼料の作物の労働につきましては
そういうふうに熟練を要するような、長時間拘束をする、しかも年じゅう無休であるというような労働については、やはりそれ相応の評価をすべきではないかということで、同じ酪農における労働の中でも、やはりそういうふうな質のものだけはそういう評価がえをする必要があるであろうというふうな考え方をいたしまして、酪農労働の中で自給飼料の生産というような形で、ただ単に普通の人でもやれるというようなものと、いま申し上げましたような
不足払い制度の発足以来、非常に生産の伸びておることも御承知のとおりでございまして、われわれの試算によりますと、畜産経営の収益性ということで見てまいりますと、昭和四十二年の数字で申し上げますと、全国平均の規模で申し上げまして、一日当たり家族労働報酬が千百六十八円、これはたしか、その年におきます米の一日当たり家族労働報酬の二千六百二十七円に比べますと、まだ非常に低いわけでございますが、御承知のとおり、酪農労働
それはなぜそういう形にいたしたかと申しますと、御承知のように、酪農労働の飼育管理労働中一部のものにつきましては、周年拘束性、熟練性があるというふうな観点から、都市労賃で評価すべきであるというふうな考え方に立ちまして評価がえをいたしたわけでございますが、その際、酪農家が酪農をやっていくかやめるかということを決意いたします労賃の水準というものは、当然、当該地域に実現をいたしております平均的な労賃が前提になるというふうに