1965-02-23 第48回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
ことにそのうちでも養鶏の飼料のごときは、御存知のとおり鶏は草食動物でありませんから、全部を濃厚飼料に依存しなければなりませんが、養鶏飼料は現在の配給飼料の約七割以上を占めておると思っております。
ことにそのうちでも養鶏の飼料のごときは、御存知のとおり鶏は草食動物でありませんから、全部を濃厚飼料に依存しなければなりませんが、養鶏飼料は現在の配給飼料の約七割以上を占めておると思っております。
さらに措置でございますが、最近配給飼料工場の新設あるいは増設等が、総合貿易商社とか、水産会社か、あるいは製粉会社とかというもので、どしどし行なわれる気配でございますが、これは飼料の品質改善に関しまする法律で、建設着手二週間前に届け出を要する制度になっておりますので、とかく励行が十分でありませんでした従来のと変えまして、事前協議を励行せしめることによりまして、あまりひどい統制――工場の新設、増設の許可制
昭和二十四年度政府関係機関収入支出決算を議題とし、今日は公団の決算中、肥料配給、飼料配給及び食料品配給の各公団について、順次審議を進めます。 報告書二百十五ページ、食料品配給公団の審議に入ります。未収金、報告番号七一三、七一四、商品代金の回収処置当を得ないもの。報告書二百十六ページ、予算経理、報告番号七一五、七一六、架空の名義で支払いこれを給与等に充当したもの。
○長谷川説明員 配給飼料については、終戦後特に飼料事情が窮迫するにつれまして、その内容にいかがはしいものが、あるいは御指摘のようにあつたかと考えます。
そういう意味から、お話のように、飼料の供給についても、今後いろいろな点で安い飼料を供給してやり、一方には家畜が原則として配給飼料に依存することでなしに、自給飼料に依存して行く、これは家畜の種類なり、畜産の経営形態によりまして、そういうことが必ずしも可能でない場合も、もちろんあると思うのでありますが、とにかく自給面をさらに強化することによつて生産費を低減して行くということにつきましては――飼料について
現に大阪などにおきまして、配給飼料が当然来ております。それが農村におきましてはほとんど配給されておりません。ところがこれが大阪の町中において養鶏業者に配給されたり、養豚業者に配給されてしまつて、結局飼料は配給したけれどもつかむべき頭数がない。だから農民がせつかく豚を飼つても、これに飼料を配給する場合におきましては——今はその法規はないのですが、以前における頭数をつかんでおらない。
またそれと同時に、私どもの方でも飼料対策としては、飼料の自給と申しますか、自給飼料対策につきましては、一般の配給飼料事情がよくなつたからということによつて、決して手をゆるめてないのでありまして、自給飼料面の施策も引続いて行つておるわけでありますので、そのために家畜の病気が非常に多くなるというような危険が万々ないように、十分注意して行きたい。
だから畜産というと配給飼料にばかり頼るものですから、農村工業というと結局のところ藁細工とか、その外は例えば時計工業だとか、或いは精密工業なり、天から降つて来たような工業を進める。そういうので本当にその土地において生産した農産物を加工する、農村にあるべき農村工業というものはさつぱり起らない。
牛を特別に專業家的に飼い、配給飼料を受けて、農業飼料を購入して飼うというようなやり方になりますと、これは日本の農業ではやれません。むしろそれは都市近郊の専業者がやつた方がいいので、そういう行き方はいかんと思います。やはり日本のような小農経営になりますと、馬にしても非常に少いですから、これは近郊としては適当と思います。
そのためになかなか手が出ない、こういうのが現状でありますので、私共としましては、できるだけ餌を安くする、配給の餌も安くしなければならんのでありますが、野草の栽培なり或いはサイロの普及なり等によつて、できるだけ余り高い配給飼料に依存しないで、自給飼料、それをできるだけ安く、安い自給飼料によつて牛が乳を出して行くように、こういう方向でそういう酪農経済の合理化の面で、この問題を解決したいというような考え方
次に配給飼料で魚かすがどうなつておるかというお話でありますが、魚かすはお話のように、肥料から統制がはずされたのでありますが、これをえさにまわしたいという趣旨から、現在飼料としての統制をいたしておるのであります。
配給飼料にはほとんど頼ることができない。そういうことから、自給飼料に対する政府の処置というものは、積極的に対策を立てられなければならない。たしか食管法の施行規則の第三條の二かに、農家が必要とする家畜飼料の保有を一応認めておりますが、これはほんのわずかの飼料でありますし、さらにまた農業計画の中に、飼料の作付面積として二十万町歩が認められておる。これだけが日本の自給飼料の範囲であります。
併し物事は一歩々々固めて行かなければならんという点から議論いたしまするならば、経過的な措置としてはそういうこともあり得るだろうと思いますが、もう少しその点についても考究をする点がありはしないか、それから飼料畑を確保することにつきまして、結局配給飼料の方がその分だけ減らされるということも一應考えて見なければならんと存ずる次第であります。
然るに酪農業現状は、生産面においては、尚依然として飼料事情が窮屈であつてその経営は極めて不安定であり、今後の見通しとしても單一爲替レートの設定により、配給飼料の價格の二、三倍の騰貴を予想せられ、尚輸入数量においても必ずしもその必要量が予想通り輸入するの保証も期せられ難い状況であり今にして適切な施策を講ぜずんば我が國酪農の將來は誠に寒心すべきものがあると考えるのであります。
從つて配給飼料と合せて一本になるという考え方でできておるのであります。もし飼料圃のみで乳牛を買つているということになりますと、おそらく一頭について五反歩程度の飼料圃が必要だと思います。しかし内地のきわめて生産の集約的に行われている地帶では、一反歩なり一反未満程度の基礎飼料を生産する、飼料を確保して行くという計画になつておりますので、その点を御了承願いたいと思います。
○遠藤委員 この法案の内容をなしておりまする飼料圃の問題は酪農の経営の基礎飼料の問題でありまして、牛乳をしぼつて行く、その上の飼料の問題は配給飼料の問題になつて來ると思うのであります。從つて基礎飼料と配給飼料を合せて牛乳生産というものを完全したものとすることができるのであります。配給飼料はますます強化しなければならない。
しかるに酪農業の現状は、生産面においては、なお依然として飼料事情がきゆうくつであつて、その経営はきわめて不安定であり、今後の見通しとしても單一為替レートの設定により、配給飼料の價格の二、三倍の騰貴を予想せられ、なお輸入数量においても、必ずしもその必要量が予想通り輸入するの保証も期せられ難い状況であり、今にして適切な施策を講じなかつたならば、わが國の酪農の將來はまことに寒心すべきものがあると考えるのであります
それにつきまして農林当局といたしましても、かねがねそうした要望にこたえまして、あるいは飼料の配給、飼料畑の確保の点についても、時に通諜を発しましたり、あるいは牛乳の生産と飼料の配給とリンクせしめますために、牛乳一石に対して麦類三斗三升を地域的に配給いたすということも約束いたしておつたのであります。
まず、畜産振興五箇年計画の進捗状況を示されたいとの質問に対し、政府は、本年度は計画の第一年度であるが、着々成果を收めている、前年に比べ乳牛一〇%、役牛五%、馬八%、豚二一〇%、やぎ六五%、緬羊四〇%を増加していると答え、次に畜産問題のかぎは飼料にある、しかるに、家畜の飼料と人間の食物とが競合している、飼料対策を示されたいとの質問に対し、飼料対策としては、まず自給飼料に重点を置き、次いで配給飼料の輸入
先ほど來御指摘のように飼料問題でありますが、飼料問題の窮迫ということが増殖計画を最もはばむ問題でありますけれども、この問題についてはもともと今回の増殖計画は、各農家にそれぞれ自給飼料を生産していただいて、農家の農業経営の内部にぴつたりあてはまるような経営方式において、家畜を増殖していただくということを強調しており、なるべく配給飼料に依存しないということを原則に考えてまいつておるのであります。
從つて当業者の合理的な飼料の獲得と生産に基いて、これに特殊的な、つまり一部を配給飼料によつて一定の確保をしていきますとともに一定の生産を上げて、また親魚を養成せしめるというような二つの手を手取早く打つていきますならば、かえてその方がいいのではあるまいかと思います。漁業権の問題もございましようし、いろいろこれと錯綜いたしまして、かえつて生産を阻害しておる面もあろうとも心得えます。
このような飼料需給の事情の下に、この少い飼料資源を重点的且つ合理的に活用して、乳牛飼料、輓牛馬飼料、種畜種禽飼料、その他配給飼料に依存する家畜家禽に飼料を配給することは、畜産の維持発展を図る上からは勿論、國民経済上重要なる農業生産力の向上、牛乳の確保、輸送の確保、及び食糧の統制自体のためにも必要であるのであります。
ただ飼料公團との關係につきましては、農業經營の内部へ畜産を導入するとしましても、やはり配給飼料に依存する畜産というものは相當殘つてまいる。
しかしこの中で乳牛の飼料あるいは挽牛馬の飼料、重要な種畜の飼料、重要な種鷄の飼料等、配給飼料で賄わなければならない最小限度の濃厚飼料の需要量を約八十萬トン、こういうふうに見ておるのであります。その八十萬トンのうち、約三十萬トン内外を國内で需給いたしまして、残りの不足分五十萬トン内外を輸入にあおぐ、こういう意味でございますので、御了承願いたいと思います。
しかしそれをやるにいたしましても、もちろん配給飼料が必要でありますので、ある程度の配給飼料の確保については、あくまで政府としては力を注がなければならぬということで、現在進駐軍總司令部に對しまして、約五十萬トン餘の飼料の輸入を要請しております。この飼料の輸入確保のためにあらゆる力を注いでおるような次第であります。