1950-03-29 第7回国会 衆議院 大蔵委員会 第42号
また売上金の回收不能につきましても、もちろん公団存続中におきましても、回收につきましては非常に努力しておりますが、全般的な事業不振ないしは金詰まりのために、昨年初めごろから次第に回收が困難になりまして、それに対しまして配炭停止という一つの武器をもつて対抗するということが、昨日もちよつと申し上げましたように若干困難な点がございましたので、ますます焦げつきがふえる。
また売上金の回收不能につきましても、もちろん公団存続中におきましても、回收につきましては非常に努力しておりますが、全般的な事業不振ないしは金詰まりのために、昨年初めごろから次第に回收が困難になりまして、それに対しまして配炭停止という一つの武器をもつて対抗するということが、昨日もちよつと申し上げましたように若干困難な点がございましたので、ますます焦げつきがふえる。
そういう意味において配炭停止ということは非常に愼重を要するということで、できるだけこれを避けておつたようなわけであります。
五月と六月の配炭停止工場の数を見ればわかる。これによつて全産業が崩壊しておる。全人民に購買力がなくなりつつある。國内市場がしぼみつつある。輸出はすつかり頭打ちしてしまつておる。この状態においてはとうてい安くなつたから賣れるということになりませんから、必ず四千三百万トン計画はつぶれると思うが、これを政府はどう考えておるか。 第四には賃金体形がくずれる。どうくずれるか。
又北海道の輸西製鉄所は、本年七月中旬から配炭停止となり、操業不能の状態に陥りましたが、同製鉄所労働組合よりこの苦境を聞きました全日本炭鉱労働組合北海道支部では、鉄鋼の生産停止が我が國産業に及ぼす重大な影響を憂慮いたしまして、早速役員会を開き、八月中に公休を全員一日返上して、その増産分を製鉄所に送ろうと決議をいたされまして、溶鉱爐の火を絶やさんために、今や必死の奮闘をいたしておられるのであります。