2012-02-29 第180回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第3号
特に田舎に行きますと、昔の人民公社で、昔は農業を中心にやっていたわけですが、そこで農民が工業もやるというふうなことになりまして、そういうのが郷鎮企業と言われるものでございますが、金属加工とかメッキ、繊維、皮なめしと、こういった工場がもう何千とあるわけでして、こういうのが非常にひどい汚染源となっています。特に、淮河という川がありますが、そこの流域などが大変な汚染問題になります。
特に田舎に行きますと、昔の人民公社で、昔は農業を中心にやっていたわけですが、そこで農民が工業もやるというふうなことになりまして、そういうのが郷鎮企業と言われるものでございますが、金属加工とかメッキ、繊維、皮なめしと、こういった工場がもう何千とあるわけでして、こういうのが非常にひどい汚染源となっています。特に、淮河という川がありますが、そこの流域などが大変な汚染問題になります。
郷鎮企業という地方のそういう政府系の企業に手配したりやっていたんですけれども、今そういった郷鎮企業は、例えば公害垂れ流しとかいうので結構つぶされたりなんかして、受皿がないというのがある。
しかし同時に、非常に大きなコストを伴うということは中国人自身も非常によく認識しておるわけですが、その一番根本的なところは、言うまでもなく中国の産業が国内市場においても激烈な国際競争にさらされるということでありまして、その結果、少なくとも短期的には、非常に生産性の低い国有企業、あるいは郷鎮企業と言われる農村工業のさまざまな部門が非常に過酷ないわゆるリストラを強いられることになるのではないかと予想されます
○参考人(黒瀬直宏君) 私は特に中国に詳しいわけではございませんが、今先生おっしゃいましたように、中国の場合にやはり人材というのが郷鎮企業を初めといたします中小の企業の成長の一つのネックになっていることは間違いございません。 すぐれた郷鎮企業は既に国営企業に存在する技術者をスカウトするといったようなことをやっておりますけれども、なかなかすべてがそういうわけにはいかない。
これはちょっとアメリカと反対の現象ですけれども、例えば中国の場合には郷鎮企業というのがありまして、農産物の生産性が非常に高くなったことから人が余ってきた。この余ってきた農民が、約八千万人とも一億とも言われますが、これが農村から出てきた。農村から出てきてどこへ行ったかというと、政府が創設した、援助をした郷鎮企業というところに行っているわけです。
では、そのうち何が起こってきたかというと、いわゆる開放政策の中で生まれてきた郷鎮企業で今のところ約一・三億人、一億三千万人はそれに吸収されているというふうに言われています。したがって、残りが一・七億人、これをどのように吸収していくかというのが実は経済政策上の大きな問題になっている。 しかし、これはとりもなおさず、一・三億人の人は既にそれによって大きな経済的な利害を持っているということです。
特に、今の中国の経済成長の一番の原動力は、外資の導入なんかも含めて郷鎮企業と呼ばれるいわゆる小企業と、それからあとサービス業、軽工業、それに金融関係、こういったところが経済を引っ張っているということで、実は基幹産業になっている国営企業の不振というのは中国経済が浮上した以降もずっと続いているということなんですね。
例えば、日本のまねをした中国の郷鎮企業なんというのは千二百万ほどこれはつくられたけれども、全部これは輸出に特化していくということで外貨を稼いで必要な資本財を買う、日本がかつてやったようなコースをとっているわけであります。日本はむしろその段階でなくて、輸出一辺倒というよりもむしろ内熱といいますか、内に熟するといいますか、そういうことが恐らく必要になってくるのではないかと思うのでございます。
そこで、やはり請負制ということと郷鎮企業で中国は今少し恵まれるようになった。だから、日本の経営というのは、農家というのは元来家族経営で、地域の活性化、部落の集合体、これが中心でなければならない。そういうときに、今度は後継者がいなくなったからということでうまいこと言っているけれども、これは難しいんだ。
中国は人民公社、請負制度、郷鎮企業という形で、今中国の農業はようやく都市近郊、中間地帯から息吹いてきている。私は昨年中国の農業を南北にわたって見てきたけれども、事実上なかなか中国は変わってきました。朝鮮民主主義人民共和国は共同農場ですね、その他のことについては余り触れませんが。
国内的に見ますと、中国の場合、いわゆる郷鎮企業という、沿海地方なんかに条件のいい企業もございますけれども、内陸部に条件の悪い企業がたくさんありまして、そういう企業が開放戦略をとればとるほど国際競争に負けてつぶれていくのではないか、こういう問題がある。