1952-12-23 第15回国会 衆議院 郵政委員会 第6号
詳しく調べてみますると、大蔵省の出店であるところの地方の大蔵官僚が地方庁を訪問して、この郵政省復元に賛成するなら、地方起債に応ずることができないという脅迫をしたのです。それですから郵政省に復元してもらつて、簡単に便利に適法に運用してもらおうと思つておつた者も、この大蔵官僚の迫害によつて、どうしても郵政省移管に反対陳情を出さざるを得ないはめになつております。これらの事実はもはや説明を要しない。
詳しく調べてみますると、大蔵省の出店であるところの地方の大蔵官僚が地方庁を訪問して、この郵政省復元に賛成するなら、地方起債に応ずることができないという脅迫をしたのです。それですから郵政省に復元してもらつて、簡単に便利に適法に運用してもらおうと思つておつた者も、この大蔵官僚の迫害によつて、どうしても郵政省移管に反対陳情を出さざるを得ないはめになつております。これらの事実はもはや説明を要しない。
いわゆる大蔵省の立場において、この権限を持ちたいと希望なさることについては、私どもは別にとやかく申す意思はないのでありますが、私どもの組織といたしまして、最近今国会の末期におきまして、地方の自治体から郵政省復元に対して、非常な反対の陳情が国会にあるということも承知いたしております。
右のほか、運用対象たる、政令で定める公共団体の範囲、地方還元の意義等に関しても熱心な質疑応答があつたのでありますが、以上の各質疑を通じまして、積立金は社会政策の目的に限り運用せらるべきもので、財政上の急に応ずるために使用するがごときは絶対に避けるという創始以来の根本方針に立ち返るのでなければ、積立金運用の郵政省復元は有名無実に終るおそれがあること、及び戰時戰後にわたり、保険事業本来の目的であり、かつ
○受田委員 こうした歴史的な郵政省復元という大戰果をあげたこの機会に、郵政省が簡易保険を通じて、大衆にほんとうに親しまれ、大衆の便益を與える省であるということをはつきりさせなければならないし、郵政省がこの国の行政機関として非常に重視せられるという一段階をここに画したわけでありますが、こういう重大な段階において、この運用権が復元をした機会に、簡易保険局がある程度機構の上において、相当大幅に拡大強化されて
この点におきまして、すでに昭和二十三年の吉田内閣におきまして、閣議決定事項といたしまして、大蔵省資金預金部に預託されておりまするこの簡易保険積立金の運用権を郵政省に復元することの閣議決定がなされ、翌二十四年の五月には、衆参両院におきまして郵政省復元の決議がなされたのであります。
つとにわが参議院においてはこの修理に照らし、又澎湃たる国民の輿論に顧みて、第五国会において各党共同提案の下に運用権の郵政省復元を決議したこと、特に、つい数日前にも数多のこの運用権の郵政省復元の請願陳情をこの議場において満場一致を以て採択し、内閣に送付した事実あることは、與党諸君といえども記憶に新たなるところと思うのであります。
又去る第五国会において両院の決議があつた積立金運用事務の郵政省復元問題に関しましては、その筋との折衝経過について郵政大臣より詳細な説明があり、尚、山田委員よりは、二十五年度予算上、預金部よりの本積立金に対する利子繰入金の利率四分五厘は低きに過ぎる感があるので、預金部資金運用利廻の向上実績に応じ、年度当初に遡つて繰入利子の引上げをなし得るような彈力性のある協定を、郵政、大蔵両省において締結せられたい旨
第三に、簡易保險運用金の郵政省復元の問題でありまするが、これは只今小林君かち詳細に聞かれまして、御答弁を承わりまして、やや了承をいたした次第でありまするが、大体私は思いますのに郵政省の独立採算をとるという上から行きまして、今の制度において相当考慮すべき問題があるのではないかということを痛感するものであります。
貯金及び保険の奨励に関連して、現地職員側の強く希望とておる問題は、懸案中の簡易保険積立金運用権の郵政省復元を急いで貰いたいということと、郵便貯金についても、増加原資の一定部分は、これを郵政当局者にその運用放資を認めるようにして貰いたいということでありました。