1967-07-13 第55回国会 参議院 農林水産委員会 第25号
占領下でもございましたし、漁業権の所有をいかにするかという問題につきまして相当やっかいな問題がございまして、結果におきまして漁業権の帰属を現在の制度のような形にしたわけでございますが、当時、新しい漁業調整委員会というものを設けまして、これでほぼ権利の運用につきましても調整がつくのではないかというふうに考えたわけでございますが、結果におきましては、どうも旧漁業権の切りかえと関連いたしまして、逆に、部落対立
占領下でもございましたし、漁業権の所有をいかにするかという問題につきまして相当やっかいな問題がございまして、結果におきまして漁業権の帰属を現在の制度のような形にしたわけでございますが、当時、新しい漁業調整委員会というものを設けまして、これでほぼ権利の運用につきましても調整がつくのではないかというふうに考えたわけでございますが、結果におきましては、どうも旧漁業権の切りかえと関連いたしまして、逆に、部落対立
そのために海区調整委員会での問題は、動もすれば部落対部落、乃至は村落対村落の争いを生み出しまして、そうして自己の部落の中にある封建的な、即ち漁民の生活をむしろ圧迫し、邪魔をしているような階層との間に対立を見ることなく、それがすつかり部落対立にすり換えられる危険性があるのであります。
とかいうことを言つておりますが、そんなものは現実にはありつこないです、知事が決定すれば一番公平に行くと言つたとて、その知事がやはり現実にはどの階級かの利益を代表して出ておるのですから、調整委員会の構成にしましても、業種代表ということであれば、あぐりの業者はあぐりの利益ほか主張する、定置の業者は定置の利益ばかり主張して、なかなか折合いがつかない、あるいは地域の代表という点に重きを置けば、やはり從來の部落対立